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ゼミ発表からの接待カラオケ?

ゼミの発表でオランダから来た学生たちをカラオケに連れて行ったことがあります。
彼らは休暇期間を利用して日本に来ていたらしく発表の後の打ち上げで

「僕たちは明日から日本を観光しに行くのさ!」

と陽気に話していました。
がっつり次の日も大学の講義がある私はすごい羨んでいましたが、せっかく日本に来たんだからエンジョイしてってよと思い、もう2度と会うことはないだろう彼らと談笑していました。(ほとんど何言ってるかわからなかったけど)
打ち上げが終わり、さぁ帰ろうと身支度を済ませていると、

「おい!俺たちカラオケに行ってみたいんだ!連れてってくれよ!」

と驚きの観光案内を任されました。ほとんど会話が通じないのにまじかよと思いましたが、こんな機会もう2度とないだろうという思いもあり承諾。彼らはアルコールが入っていたのでかなりテンションが高く、

「飲み放題の店に連れてってくれ!」

「ビールが飲みたい!」

と次々に条件をつけてきました。オランダ人強えぇ。
プレゼンしていた時は知的で物静かな印象を持っていたのに酒が入ったら日本人のウェイウェイ大学生みたいになってしまったので俺らと何にも変わらないじゃん!むしろ酒強くてめんどくさいよ!って思いました。

カラオケ屋に着くと店内にあるコスプレグッズを見てジャパニーズクレイジー!!お前これ来てみろよ嫌よ恥ずかしいAHAHAHA!!と上機嫌でした。

彼らはデンモクの使い方を知らないので何か曲を入れてくれよ俺ら酒飲んでるからさ、と完璧接待状態になり、こちらも日本人の悪い癖なのかもてなしちゃるよ!と至れり尽くせりに親身になって相手の要望を聞いていました。

洋楽をほとんど聞かない私は彼らが何が好きなのか全く分からず、日本の文化で何が好きか聞いてみると

「POKEMON !」

と答えたのでめざせポケモンマスターを1発目に流しました。するとどうでしょう、日本語がほとんどわからない彼らはポカーンとした顔をしやがったのです。おい
画面にポケモン映ってるんだからせめてそれで喜べよ!てか俺がノリノリで歌ってるんだから乗ってこいよ!と心の中で叫んでいましたが、まぁ選挙区をミスした自分が悪いと諦め、泣きながら歌い切りました。

それからは滑りたくないために頭をフル回転させ、アナと雪の女王のLet It Goなどのディズニーソングやビートルズを選曲して盛り上がることに成功しました。

途中オランダの国家を流したらすごいウケたので、オランダの若者にも自分の国の国家をノリで歌う文化があったことを知り驚きました。

そして教授の奥さん(オランダの学生だけでなく教授まで来ていたのだ。こちらは学生だけなのに)が赤とんぼだけ歌えるということで選曲するとルビを振れと怒られながらも熱唱してくれました。

デンモクの使い方を覚えた学生たちは後半、割り込みで曲を入れるようになり大騒ぎでした。
滞在時間2時間の予定でしたが30分延長をして終電を逃し、外で写真を撮りフェイスブックで友達になり解散しました。

このままだと馬鹿騒ぎをしただけの報告になってしまうので、真面目な話をすると、ほとんどお互いの言葉が話せない同士でどうコミュニケーションを取っていたかというとほぼこちら側の拙い英語での説明とGoogle翻訳を駆使してどうにか会話をしていました。ちょっとの情報を伝えるのにも時間がかかってしまい一緒に過ごした短い時間をすごいもったいない使い方をしてしまったなと感じました。英語が喋れないことがこれほどまでに悔しいと思った経験は今までありませんでした。

日本人なんだし日本語だけできればいいだろと思っていましたが、考えを改めるいいきっかけになったと考えます。英語でなくてもコミュニケーションをとるのにできる努力は普段から惜しまないようにしようと思いました。