株式会社丸菱LINKed members View more
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1988年生まれ。慶應義塾大学SFC卒
新卒でカゴメ株式会社に入社し、食品メーカーの営業として量販店、百貨店、ドラッグストアを担当。4年間の勤務後、業界最大手の製粉会社日清製粉株式会社に出向し、大手CVSの商品開発の現場で経験を積み、2016年4月に家業である株式会社丸菱に入社。
丸菱に入社してからは、自社小売部門のストアマネージャーとして、店長業務に従事。その後業務用営業部門にてマネージャー、営業企画部門で部長職を経験したのち、現在はEC事業部の事業部長としてデジタル領域の新規事業開発に取り組んでいます。
メーカー、小売り、卸とキャリア形成出来たことで、食品業界を横断し俯瞰的に未来像... -
1982年生まれ。九州大学工学部卒
これまで受託や業務委託で、様々なシステムの構築にエンジニアとして携わってきました。
現在は、株式会社丸菱リンクトに入社し、製菓製パン店向けの新しいサービスプロダクトづくりに取り組んでいます。 -
歌って食べて生きてます。
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甲斐 日奈子
編集
What we do
株式会社丸菱グループは、全国のベーカリー、洋菓子店、レストラン、カフェ、宿泊施設などの業務用ユーザーに製菓・製パン材料を卸す問屋事業を九州全域と関東エリア、海外(韓国、中国、マレーシア)で営んでいます。総売上高は九州ではNO.1クラスの取扱高となっております。
ユーザー数は2万軒以上で、それぞれのユーザーは食の専門店でプロフェッショナル相手のビジネスとなります。
今回の募集はその中でも21年4月から社内ベンチャーとして事業会社化した丸菱リンクトです。
ここではデジタル領域に特化して業務用ユーザーへのアプローチをしています。
Why we do
■Vision■
「チェーン店がならぶ金太郎飴のような街ではなく、人の思い出になるような「個人店」が繁栄する街をつくる」
■Mission■
「すべての製菓製パン職人に誇らしい仕入れを提供する。」
我々のチームがサービスを通して実現していくミッションです。
それは、パン屋や洋菓子店が本来持っている創造性を引き出すような誇らしいい仕入れを提供することです。
■我々が考える今■
グローバリゼーションや分業化が進展し、コンビニエンスストアや幹線道路沿いにあるショッピングモールやディスカウントストア、ファミレスなどのチェーン店により、都市も郊外も街としての多様な豊かさを失い、「均質」に向かって行っていると感じます。
我々が個人店が繁栄する街をつくろうとした時、なぜパン屋さんや菓子屋さんをエンパワーメントしたいと思ったかというと、その二つの業種は均質化した街の救世主になり得ると考えるからです。
パン屋は唯一主食をテイクアウトできる業種です。
街というリビングに隣り合わせた台所のように、街に住む人に寄り添い「日常」を支えている。
菓子屋は街のモチベーションを上げる存在だと思っています。
自分へのご褒美に、誰かの手土産に、あの時のお礼に。
祝福や感謝、好意の気持ちを、言葉の代わりに伝えてくれる。
街で豊かに「日常」を彩るパン屋と、「特別な気持ち」を彩る菓子店。
このふたつは、均質化に対抗する特別な力を持った街の主力選手になることが出来る、そう思っています。
消費者の便利やニーズをくみ取ってチェーン店はどんどんと街の多様性を失わせていきますが、
そのオルタナティブとしてパン屋、洋菓子店の力を引き出し、街をより多様性に溢れたものにすることが我々のミッションであり、
街を彩る個人店のシェフの更なるクリエイティブなモノづくりをサポートし、
日本の素晴らしい生活風土や多様性を残し、街に可能性の種を残すこと。
これが我々のやりたいビジネスです。
How we do
一つの事業の柱となるのは、22年3月1日にローンチした、オンライン仕入れサービスorderie(オーダリー)です。
https://orderie.jp/
何故「仕入れ」に着目しているのかというと、仕入れというのはまだ問屋や市場という旧態依然としたビジネスモデルが中心の業界でありながら、店をやるにおいて核の価値となる部分のため、重要度が相当高いからです。
決済や予約、デリバリーといった飲食店のフロントサービスが注目を浴びることが多いですが、店のコアであり、インプットである「仕入れ」を変革できなければ、業界をいい方向に変えることは出来ません。
日本全国の個人店を対象としたサービスなので、当然ユーザビリティが高いサービスであるべきで、しかも定期的な仕入れが前提のサービスですので、一般的なECで見られるようないわゆる売り場ではなく、個人の感覚で言うとSpotifyやGoogleカレンダーといった日々利用するユーザーに限りなく近いサービスを模索中です。
オンラインの製菓製パンの築地市場をユーザーの手元でサービス化するイメージです。
これまでにないサービスのため今いるメンバーだけでは多様な視点を持つことが難しいので、現在ビジョンに共感いただけるメンバーの採用をじっくり進めています。
過去70年の歴史のある丸菱という母体が出自の丸菱リンクトですが、エンジニアや編集者、UXデザイナーなど多彩な顔触れのメンバーが徐々に揃ってきており、多様な視点からサービスの構築を進めています。
その際に重視するポイントは共有する行動価値観にまとめています。
Value(行動する際の価値基準)
・問い続ける
・挑み続ける
・信じ続ける
我々はビジネスというものを手段として、よりよい世界の実現に挑む会社です。
全く新しい事業を作ろうとしているためベンチマークや正解はなく、世の中的に正しいとされていることにも疑問を持ち、考え続ける必要があります。やりがいがありますが大変な仕事です。
しかし、チームのことを信じ、自分の可能性を信じることが出来れば乗り越えることができます。
そんな思いをこのValueに込めています。
現在はチームメンバーは総勢9名で、
とても優秀な外部パートナーたち(事業戦略、UX、サイト構築、ロジスティックス・・・)と共にプロジェクトを進めています。
自分の意思で仕事を進めていくスタイルですので、やりたいことはコンテクストに沿ってさえすればどんどん進めていくことが出来ます。
社会にインパクトを与えるやりがいのある仕事をしたい方は是非とも歓迎したいと思っています。
As a new team member
我々はプロダクトづくりは組織づくりやビジネスモデルづくりから既にスタートしていると考えています。
ビジネスモデルが広告型のサービスであれば、広告主を満足させるためのプロダクト開発になるし、マッチングフィーが収益の柱であれば、とにかくサービス内でマッチングさせることが求められると思います。
そういう前提が決まった中でジョインしたデザイナーに出来ることは、その目的が正しいか正しくないかに関わらず、目的を達成するためのデザインが求められます。
我々のチームにジョインして頂きたいデザイナーは、「プロセス」を共に作っていくことに興味がある方が好ましいと思っています。
便利さが前提のサービスが多い中、便利さやユーザビリティが高いことは当然考える必要がありますが、我々は逆に本当のサービスの価値は不便益の中にこそあると考えています。(登山における登山道や、高級旅館における暗がり)
ユーザーニーズや課題を解決するサービスは世の中にたくさんありますが、真にユーザーと共に未来をデザインできるサービスは少ないと思っています。
プロダクトづくりは=組織づくりであり、=オフィスづくりやコアバリュー浸透であるという姿勢で、
ユーザーと向き合いながら、仮説と検証を繰り返し、ひとりひとりのユーザーのクリエイティビティを大事に育てられるサービスを一緒に育てられるデザイナーの方にジョインしてもらいたいと考えています。
またデザイン会社ではなく、事業会社(弊社)で働く良さとしては以下があると思っています。
・事業を構成する一部分(外注)ではなく、全てを把握した上でデザインが出来る
・あらゆる領域においてデザインを模索できる(例えば、サイトやアプリのUIUX、グラフィック、ノベルティ、オフィスのあり方、社内社外向けコミュニケーション、ロゴ等々)
・事業の成長を共に喜べる
デザインというのは手段でもありながら、行動を規定するものだと思います。
事業そのものを共に創っていくことに興味がある方の応募を是非お待ちしています。