1
/
5

意思あるマーケターへの挑戦状 ー全裁量を持ちブランドを創る、入社3年目の覚悟ー

いま、社運をかけたリブランディングの「全裁量権」が私の手の中にある。
入社3年目でブランド構想からサイト制作まで、全てを動かしている。

2021年2月、全社の方針が180度変わった。

・年間1200万の広告費を撤廃し、ブランドの力のみで勝負する
・全売り上げの8割を占める主力サービスを一度捨て、リブランディングする
・全ての社員は上司の決裁なく責任をもってプロジェクトを動かす

通常であれば危機的な状況の時ほどリスクヘッジをして守りに入りがちだが、捨て身の覚悟で挑戦するという…。嘘のようだがホントの話だ。

これから語るのは全裁量を手にした私の5ヶ月間のストーリーであり、世の中に誇れるものを自ら創りたいと思うマーケターへの挑戦状だ。


01.主力サービスを捨て、生まれ変わる決意。

「主力サービスを捨て、新たに生まれ変わる。これからはブランドを創ることに全リソースを投資する。」2021年2月、社長から会社の方向性が指し示された。

コロナショックを受け、主力サービスが競争力を失いつつある中、「変わらなければ生き残れない」そんな状況を目の当たりにした。

「正直、不安の方が大きいです…」
「これからどうなっていくのか想像できない。」
「ワクワクもするけど、戸惑いがあります…」

社員の8割が戸惑いついて行けずにいる中、一番にその動きを見せるのは当然マーケティングを担う自部署だった。

その頃の私はブランディングという言葉すら初めて聞く状態で、これまでに創ったデザインとよべるものは小さなバナー2つのみ。ウエディングプランナーとして入社し、未経験でマーケティングの部署に異動してきたとんでもないど素人だった。

そんな中、チャンスが巡ってきた。
「この中からリブランディングの責任者を選びたいと思う。」

このチャンス、絶対に掴みとりたい…!
新しいことに挑戦して大きな成果を出したい。
うちの戦力となって第一線で戦える人になりたい。

先が見えない中で私はチームの誰よりも早く企画案を出し、デザインも完全に素人レベルだったが何本も作った。その行動がマネージャーの目に留まり、先輩2人を差し置いて責任者に抜擢された。


02.300以上のボツ案から生まれた、ブランドの原点。

初めに取り組んだのはブランドの原点となる「ブランドコンセプト」と「ロゴ」の作成。社運がかかっているだけに社長も一緒になって何度もミーティングを重ねた。

何も知識がない、何から手を付ければいいかわからない、そんな状況からのスタート。私はむさぼるようにありとあらゆる本を読み、とにかく行動した。結果、ロゴは100案、ブランドコンセプトに至っては300以上の案を出した。

「だいぶ案が固まってきたな。最後は全員の前で最終候補を見せて決定しよう。」
社長からそう言われ、全社員を集めてプレゼンの場を設定し、投票することになった。



みんな、どんな反応をするだろう…
目の前に並んだ候補案を食い入るようにみんなが見る。静まり返るサロン…
そして投票の結果、決まった。

「2と3が接戦…。よし、3番だ。」

何もかも手探りの中、試行錯誤を繰り返してきたものが初めてカタチになった瞬間だった。ロゴやコンセプトというブランドの第1歩目が踏み出せた嬉しさと、新しいものをつくり上げたという達成感や喜びが込み上げた。と、同時に「ここからブランドが始まる」そんな緊張感があった。



03.ブランドの根幹は言葉と意思で創る。全社員が語れるブランドを創るため費やした20時間。

全社員を巻き込み「ブランドステートメントの作成」も行った。ブランドステートメントとは、ブランドのミッションや価値観、ポジショニングなどを明文化するもの。

ユーザーを魅了するブランドを創るためには、体現者である全社員が自らの言葉で語れなければならない。なぜなら、実際の接客シーンで体現されていないブランドは、どんなにロゴやサイトが魅力的でもユーザーに体験として届かない。ブランドとしてとても弱いものになってしまう。

だからこそ全社員で議論する場をあえて設け、20時間以上かけて先輩後輩関係なくとことん意見し合った。

「ブランドを体現するなら接客の場面ではこんなコンテンツを入れたらどうだろう」
「SNSに載せる写真はこんな世界観のものがいいな」
「サロンのBGMやドリンクまでコンセプトに沿ってこう変えては?」

全員が自分たちのブランドを創り上げることに前のめりになっていた。
入社1カ月目の後輩までもがブランドを語る姿を見て「このブランドは成功する」と感じた。





04.プロに外注しない決断。自分たちの手で完成させることにこそ意味があった。

そして「ブランドサイト制作」。

常識で考えればプロに外注するのが早くてクオリティも高い、普通ならそうするだろう。
しかし今後を見据えた時、私たち自身がノウハウを溜め、これからブランドを作り育てていく者として成長することが必須となる。だから、プロに頼らずに自分たちの手を動かし完成させることにこだわった。

通常1週間あれば完成するはずのワイヤーフレーム(下図)が1カ月もかかり、完成形が見えず何度も振り出しに戻った。また、レイアウトが決められず、手書きのワイヤーフレームを30枚以上書いた日もあった。


数えきれないほどの失敗作を生み出し、リリース日延期という損失も出した。でもだからこそブランドに対するこだわりが芽生え「ここは妥協できない」と意思を貫くほどになった。

そして4か月の制作期間を経てやっとサイトが完成。

ずっと理想としてきたものが、ついに完成した…!
よし、ここからがスタートだ。
責任を持ってこのブランドを育てていく。

この数ヶ月間ずっと追い求めていた理想のデザインが目の前に現れた時は、感動が込み上げた。やっとスタートラインに立てたという喜びと、責任者としてここからブランドを大きく育てていくという決意を感じた瞬間だった。



05.社長からのアドバイスさえも無視。迫る納期に追われた結果、何も見えなくなった。

いよいよブランド立ち上げも大詰め。納期が数週間後に迫る中、サイトのコーディング発注先がまだ決めきれていないという危機的な状況だった。

そんな時社長からアドバイスをもらった。

「お取引先を選ぶ時は、できないことはできないと言ってくれることが重要だ。できるかわからないのにいい返事をするところは最終的に信頼できない。」

私は社長からのアドバイスを受け入れなかった。

新しく候補を探し直す時間なんてない…。
今候補にあがってる発注先もたぶん大丈夫だろう。
デザインで相当遅れを出したのに、またここで時間を使うのは避けたい…!

目前に迫る納期だけを考え、周りが何も見えなくなっていた私は全てを都合のいいように捉え、最短の納期で可能と答えてくれた発注先で決裁してしまった。その結果、契約後になって「当初の納期ではできない」と言われることとなり、結局納期には間に合わなかった。


06.限りない自由の裏には大きな責任がある。ブランド責任者としての覚悟。

「これは避けられた失敗だ。アドバイスを真摯に受け入れず、周りからの助言も実行しなかった。もし次同じことがあったら、責任者から外れてもらう。」

これまで数々の失敗をしてきたが、初めて見た社長の厳しく険しい顔。前向きな挑戦をし、周りからアドバイスを受けながら考え抜いた結果であればきっとこの言葉はもらわなかっただろう。

全てを決裁するということは、大きな責任が伴う。
ブランドの責任者として、全てを背負う覚悟が足りなかったと自覚した。

なんでこんな行動してしまったんだろう…
視座が低すぎた…
もっと他の決断できたはずなのに、なんで焦ってしまったんだろう…

目先の納期だけに振り回され、自分の意思だけを貫いてしまったことを大きく反省した。


07.全裁量を手にする意思と覚悟はあるか。ブランドを創っていく挑戦者を求む。

この5ヶ月での失敗は数しれない。損失額は50万円以上、納期も2ヶ月遅れ。年次の高い先輩たちがやったほうが明らかに早かったかもしれないし、社長や上司の言う通りに進めていたら失敗も損失もきっとなかっただろう。

だけどそれじゃブランドに意思はなく、語れる経験も手に入らない。自分で頭がちぎれるほど悩みに悩み抜いて下した決断だからこそはらわたが煮え返るほど悔しかったり、ただただ泣き臥せった日々がある。

あなたは挑戦する覚悟があるか
ブランドを背負いやり遂げる意思はあるか

未経験だった私は、たった5ヶ月で10年分の経験を手に入れた。
これから先もさらなる成長を遂げ、ブランドを語り体現し、大きく育てていく。


いま30名の会社で、マーケターはたったの2名。

・式場の秘められた価値を引き出す企画を行う
・メディアを通してブランドを発信し多くのユーザーに届ける
・すべての既存サービスもリブランディングする
まだまだやることは山積みだ。

限りない裁量権を手に、自らのブランドを創っていく覚悟がある方、私たちはそんなマーケターとともに挑戦していきたい。

世の中に誇れるものを創っていける意思ある挑戦者を求む。

株式会社スキナ's job postings
17 Likes
17 Likes

Weekly ranking

Show other rankings