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全ボツから、大活躍へ。その成功を支えたのは”ツッコミ”だった。


(プロフィール)

井上凌槙(いのうえしぐま)。神戸大学理学部数学科4年生。大学では整数論を専攻。学業の傍ら、フリーペーパーサークルKooBeeで3年間活動し、編集部メンバーとして執筆を担当。またサークル内の動画チーム立ち上げにも携わる。2年生の5月、JBA大阪オフィスに入社。

KooBeeとJBA。「似た仕事だ」と思ったけれど…。

ーしぐまさんはもともとフリーペーパーサークルに入っていて、そのつながりでJBAに入社されたと聞きました。そのサークルでは主にどんな活動をしていたんですか?

神戸大学のフリーペーパーサークル「KooBee」で、文章執筆を主に行っていました。もともとコンテンツや情報を発信することに関心があり、入部後は冊子の紹介文や、WEBサイトに載るコラム、インタビュー記事を執筆していました。入部2年目からはもっと新しいことをやりたい!と思って、冊子のテーマ企画を考える活動にも惹かれ始めていましたね。サークルでの動画コンテンツの制作も、この時期にやり始めました。サークル自体、すごくいい場でいろんなことを始められる環境だったので、執筆とは違うこともやりたいと思ったのがきっかけです。

ーなるほど、じゃあJBAと仕事内容はかなり似通っていた部分があったんですね。

そうですね。JBAに入ったのも、ちょうど新たなことを始めたいと思っていた2年生のときでした。当時焼き肉屋のアルバイトをしていたんですが、重労働でかなりきつくて。ほかにどこか自分が力をつけながら活躍できる場所はないかなと思っていた矢先、サークルと同じような業務をしながら働けるインターンがあるよ、とJBAを紹介してもらいました。執筆や企画はサークルでもやっている分、他の人よりできるだろうと、軽い気持ちで志望したんです。でも…

ーでも?

実際は、全然ダメでした。最初は執筆や校正を主にやっていたのですが、あるとき企画をやらせてもらうことになって。サークルでも一応企画はやっていたし、まぁできるだろうと思って見様見真似で企画書を書いて、社員さんに提出したんです。そしたらその社員さんがページをじっと見つめながら、ひとこと。「…もっと企画の基本から学んでいったほうが良いね」って。

ーいま企画で大活躍しているしぐまさんでも、そんな過去があったんですね・・・。

結局その企画書は全ボツで、一切採用されませんでした。そこですごくショックを受けて、「サークルと同じ取り組み方じゃ通用しないんだ」と思いました。ビジネスとしてのやり方を学んでいかないと、と。

ーサークルとJBAとの違いはなんだったんですか?

取り組むスタンスが大きく違うんです。

サークルは「自分たちが面白いと思うものをどうわかりやすく伝えるか」というスタンス。情報発信のサークルとはいえ、やっている側が楽しくないと続かない。自分たちが面白いと思うかどうかを大切にして活動をしていたんです。

一方でJBAは、クライアントファースト。お客さまがいちばん大事なんですよね。どういう企業課題があって、それに対して自分がどう貢献するかを第一に考えないといけない。個人としても給料をもらっていて、案件としても大きなお金が動いているから、責任がそれだけ大きい。

企画が全部ボツになったとき、僕はサークルのスタンスで仕事をしていたんです。根拠もなく「出来てるからいいや」って自己満足していて、お客さんのことを考えていなかった。そこが大きな違いかなと思います。この衝撃を期に仕事に取り組むマインド、つまり、目の前の仕事に対する向き合い方が転換しました。

リアルな反応と向き合うから、「心をうつ」企画ができる。

ーそこから仕事に取り組む姿勢はどう変わっていったんですか?

「相手を知ろうとする」、そこが大きく変わった姿勢ですね。単に、依頼された仕事をこなすのではなく、お客さまの世界観や、困りごとそのものに寄り添うことを大切にするようになりました。そのために意識しているのが、「リアルな反応を大切にする」こと。

例えば企画案を提出した後も、それがどういう形でお客さまの手元に届いたのか、お客さまはそれにどう反応したのか必ずフィードバックを頂くようにしています。JBAはそういう「リアルな反応」がちゃんと返ってくる環境なんですよね。社員さんやお客さまが本当に求めていたものなのかが、表情や反応からわかる。だから結果が良くないなと感じたときは、なぜそうなったかをちゃんと考えるようにしました。特に、出した企画書がボツになったりコンペで負けたりしたときは、反省しまくります(笑)

やっぱり実際お客さまと向き合うのは社員さんなので、僕たちは社員さんからお伺いして得た情報がすべてです。

お客さまが何に困っていて、今後どうなりたいと考えていらっしゃるのか、そしてそれを聞いた社員さんは何をどう感じたのか。

打ち合わせでは、そうした本音の部分を理解しようと特に意識しています。

「こういう順番でページを作ったら良い」みたいなお手本は確かにあるけど、やはりその通りに提案したとしても、そのお客さまに本当に適しているかはわからないんです。

時には「本当にこれが問題なのか、もっと別のところに本質的課題があるのではないか」と立ち止まることや、お客さま自身も認識されていない課題を新たに発見することもあります。

そうして全力で感情移入して向き合うからこそ、見えてくる景色がある。

リアルを追求する姿勢が、「心に響く」企画を生むんじゃないかと思っています。

ー自分たちの面白さを発信するサークルとはかなり違った考え方ですね。

では逆に、サークルでの経験がJBAで活かされた部分はありましたか?

作り手と読み手の「双方向の視点を持つ」という点が共通しているなと思います。

僕が所属していたフリーペーパーサークルでは「読者目線で考える」ということを大切にしていて、企画を作る上でもターゲットや目的みたいな部分は、しっかり考えないといけなかったんです。発信側の都合だけではなく、その情報の受け手側の気持ちも考えてコンテンツを発信しないといけない。

そうした双方の視点をもつという考え方は、お客さまの気持ちに立って提案するJBAにも通じているなと思います。

ー「リアルな反応」「双方向の視点」を意識して企画をつくっていくなかで、やりがいを感じた瞬間はありましたか?

あるとき、いつも通り提出した企画書のフィードバックを受けていたら、「作ってもらった企画書のおかげで、案件が無事受注できた」と言われて。最初に僕の企画書を全ボツにした社員さんです(笑)。その社員さんは、僕が全然できなかった最初のころから、その時までずっと、諦めることなく1対1でフィードバックをくれていました。僕も、こまめに見せに行っては厳しいフィードバックをいただき、悔しいながらもまた見せに行って、みたいなやり取りを2~3か月ずっと繰り返していました。

その中で、企画そのものについてはもちろんですが、”企業とは何か”が徐々にわかってきたんだと思います。そもそも、ビジネスの舞台で仕事をするだけの基礎力がなかったんだと、気付きました。こうして勉強と試行錯誤を繰り返して、やっと受注できるレベルにまで漕ぎつけることができたんです。全く話にならないって言われてたところから、一つのゴールを成し遂げたような、認められたような気がしました。その時は思わずトイレに行ってガッツポーズをしましたね、「よっしゃ〜!」って(笑)

関西人ならではの「ツッコミ」が、人情あふれる仕事をつくる。

ーそうした経験を経て、今しぐまさんが大事にしたいと思っている仕事軸はなんですか?

日常でも仕事でも自らのもつ「関西人ならではのツッコミ視点」を大事にしたいと思っています。

これだけ聞いても意味がわからないと思うので、簡単に説明します(笑)僕は普段道を歩いていてもちょっとしたことにツッコんでしまう性格なんですよね。電車に乗っているときは「この広告は結局何を伝えたいねん」とか、街中で明らかに喧嘩しているカップルとすれ違ったときは「あの男の人は何やらかしてん」とか(笑)これ、仕事には関係がないことのように思えるかもしれないけれど、意外とそんなことはなくて。

お客さんから「こんな課題があって」と相談を受けた時、「そうなんだ」と素直に受け入れるだけだと、お客さんが本当に実現したいと思っていたこと、とズレてしまうんですよね。

「課題」っていう抽象的な言葉、スケールの大きなイメージを、そのままで扱うのは本当に難しいんです。場合によっては、お客さん本人がうまく言語化できていなくて本質を掴めていないこともあります。そんな時に、「ホンマにこれが課題か?」「なんでや?」「つまり何やろ?」と脳内の僕が突っ込むわけです(笑)。そうすると、問題の本質だったり、お客さんのリアルだったり、アツい想いだったりが、徐々に見えてくるんです。仕事は”組織と組織”でするもの、と思いがちだけれど、突き詰めれば”人と人”。綺麗事や、抽象的な議論では到底つかみきれない”生(ナマ)”の部分をとらえられるかが、僕らの仕事の良し悪しを左右する、と思っています。

「リアルを大切にする」とも結びついてきますが、お客さんの気持ちに寄り添うこと、つまり”人情”が、最終的には大事になってくるし、そこに到達するためのツッコミ視点だと思っています。

そういう何かをいろんな視点から見るのを癖づけることは、企画はもちろん、どんな仕事をやる上でも絶対必要なんです。一つのことを様々な角度から切り込んで、深く入り込んで、広げていく。そうしたツッコミを入れることで物事を面白がるのって、万物に通用するすごく大事なことだと思うんですよね。

ーツッコミ視点は、しぐまさんがもともと持っていた能力なんですか?

いや、これは全員必ずもっていると思っています。

ー私も?

はい。ツッコミの視点はむしろ育てていくものかなと思います。モノを見るときの角度って各個人によって全然違うし、人によって何を面白がるかも全く違う。この違いこそが自分の価値やブランドに直結すると、僕は信じています。そして、そうした物事を多角的に見れる、ツッコミ視点を伸ばしていける環境が、JBAにはあると思います。

ーJBAでの仕事を通して、ツッコミ視点を磨けるんですね。

そう思います。JBAは他のアルバイトとは全然違って、社会や企業を主観的にも俯瞰的にも見れる環境なんです。

社員が何千人、何万人といる大手企業の抱える課題に真剣に向き合える。様々な視点で企業を見れるだけでなく、現在の日本を創ってきた企業に自分が直接価値を貢献できる。そんな恵まれた環境は日本全国のどんなインターンにもないと思います。就活にもめちゃくちゃ活きてきますし、何より自分の仕事がこの日本で働く色んな人を支えている、それを考えるだけでもゾクゾクします(笑)

そして他の学生インターンとはちがって、大人と同じ視点で仕事ができるのもJBAの良さだと感じます。百戦錬磨の社員の方々に対して、対等に意見を述べたり、提案したり、ダメ出しされたり。そうやってビジネスに精通した社会人と本気でやり合う機会って、大学生ではほとんどないと思うんですよね。

こうした環境があってこそ、企業を見る視点を養ったり、いろんなことを面白がれたりするようになってくるんだと思います。

自分も似た境遇でしたが、普通のアルバイトを経験するだけで大学の4年間が終わってしまうのは本当にもったいないです。もしこれを読んでインターンするのもアリだなって感じた人には、ぜひ一歩踏み出してほしいと、心の底から思います。

取材後記

井上さんとは、フリーペーパーサークルで、同じチームで2年間一緒に活動してきました。私がJBAに入ったのは、井上さんから声をかけていただいたことが始まりです。

私がいまこうしたやりがいある仕事が出来ているきっかけを与えて下さった井上さんが、どんな価値観で仕事をしているのかを聞き、サークルで楽しく活動している時には見えなかった一面を知れる、とても貴重な機会でした。就活を進めている人や、自分の強みについて悩んでいる人には、ぜひ読んでいただきたいです。

取材・執筆

渡部菜月(わたなべなつき)。神戸大学経営学部3年生。井上さんと同じフリーペーパーサークルで現在も編集部として活動を続けている。3年生の4月に、井上さんからの紹介でJBAに入社。

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