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周りに流されたからこそ伝えたい。自分で決めることの大切さと楽しさについて。

「後悔したくないから、自分で決める」

Wantedlyで働く人を紹介する「Wantedlyの中の人」。新卒で入社した楽天から転職し、Wantedly Visitセールスチームで、インターンのマネジメントを行いつつ、新規有料獲得チームのプレイングマネージャーとして活躍している橋本さんをご紹介します。

大学時代は約20個のアルバイトを経験し、楽天時代は社内でもキツイと有名な営業の新卒研修担当として、20人以上の新入社員をマネジメントした橋本さんに、次のステップとしてWantedlyを選んだ理由や、なぜ辛いときでも最後までやりきることができたのかを伺いました。


大工さんも、掃除係も、それを雇う人もやる。それがベンチャーの醍醐味

−– 楽天から転職してきて、従業員の規模も事業の成長フェーズも違うWantedlyのセールスチームに来てもう3ヶ月程経ちますが、今の仕事の中で楽しいなと思うところはどこでしょう。

橋本:一番楽しいのは、自分のやったことが直接会社を大きくすることに直結しているところです。自分たちの売上が会社の当月の売上になるのは、実際にやらないとわからない快感だと思います。

楽天にいた頃は、既にある大豪邸の中に掃除をする人として入って、決められたルールの中でいかに効率よく掃除をするかが求められていた感覚でしたが、いまはそもそも家を建てている段階。屋根と壁があって生活はできるけれど、隙間風がまだまだ入ってくるみたいな笑

掃除もするし、大工さんとして家を大きくするし、さらに大工さんを雇う側でもある。やっていること自体は楽天の時と同じで営業というくくりですが、規模が違うだけでこんなに自分の感じ方も違うんだな、と実感しているところです。

−– 大工さん! すごいしっくりくる表現です笑 それでは、橋本さんが転職先としてWantedlyを選んだ理由を教えてください。

橋本:もともと、就活しているときからキャリア教育に興味がありました。前職のときに楽天からの出向で小中学生向けの英語教育アプリの開発のディレクターをしていたので、次は高校生、大学生に関わる領域に携わりたいなと。クラーク国際記念高校との連携や、Udemyさんとのタイアップ企画などこれまでもキャリア教育の領域はWantedlyも取り組んできたところですが、まだまだやれてないことも沢山あると思っています。誰もやれていないからこそ、自分が先頭に立って挑戦できる環境があるなと。

また、組織フェーズとしても、いまちょうど急カーブで拡大をしていく段階で、やれることも沢山あるなと思ったのが理由です。

流されても何も変わらないことに気づいた大学一年生

−– キャリア教育領域に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

橋本:大学時代に20個程アルバイトを渡り歩いた経験が大きいですね。

幼稚園から高校時代までサッカー一筋だったので、大学に入った瞬間ぽんっとやりたいことがなくなって、1年生の頃はいったい何をしたら良いのかわからなくなってしまったんです。それで、何か目的があるわけでも無く、周りに流されてフラフラと遊び倒してたんですね。 

ウェイウェイしてたら勝手に人生が面白い方向に変わるのかなぁって思ったんですけど、当然そんなことは無くて。その時、「あ、俺このままじゃやばいな」って危機感を感じたんです。19か20くらいのときですね。もしこのまま何もアクションを起こさないで、大学の名前があるから就活とかも余裕だろって高をくくっていたら、30代、40代になったときに自分仕事無くなるなと。


(当時は金髪でやんちゃしてました。恥ずかしいです。by橋本さん)

ただ、いきなり何かやりたいことが都合よく降ってくるわけではないので、とりあえずアルバイトを始めました。お金も稼げるし。最初のアルバイトは創作和食料理のお店でしたね。何ヶ月かしているとこのままこのお店で働いてても就職は絶対しないだろうなと思うようになって、そこから職種の違うアルバイトを色々と転々とするようになりました。

−– それで、20個も。例えば他にどんなアルバイトをされてたんですか?

橋本:本当に色々ですね。カフェ、コンビニ、引っ越し、クリスマスのケーキの売り子、イベントの運営、不動産会社の営業のサポート、サッカーコーチ、サッカーのスパイクのマーケティング調査、神社の売り子などなど。

−– 神社の売り子ですか!? 珍しいですね。どんなことをされてたんですか?

橋本:正月の三ヶ日に朝5時から、夜9時まで巫女さんと一緒に破魔矢とかお守りとかを売ってました。あと交通整備とかもしましたね。面白かったのが、アルバイトの後の打ち上げにお坊さんとかもいらっしゃるんですけど、普通のお店に高級車で乗り付けて来て。しかも袈裟の格好で。

−– それは、なんと笑

橋本:こんなこと絶対アルバイトしなかったら知らなかっただろうなって思いました。神社の例は変わってますけど、どのアルバイトでも実際にやらないとわからないことを多く教えてもらいました。色々な価値観を持つ人と話したお陰で、どんな年代でも人と接することに抵抗がほとんどなくなったのも良かったなと思います。



どうせ働くなら、忙しくても楽しいほうがいい

−– 約20個もアルバイトを経験されて、印象に残っているものや、自分の価値観に影響を与えた経験って何かありましたか?

橋本:不動産会社の営業サポー卜は、良くも悪くも影響が強かったなと思います。というのも、総じて働いている社員の方が全然楽しくなさそうなんです。偉そうな方々は30分毎くらいに、喫煙所に消えていくみたいな感じで。尊敬できる人がほとんどいなかったんですね。いくらお金をもらえても、こういうところは自分には合わないだろうなと思いました。どうせ働くなら尊敬できる人がいて楽しく働ける方が良いなと。

−– なるほど。そうやって自分の中に「合う」「合わない」の軸を作っていったんですね。

橋本:そうですね。やっぱり自分で経験しないとわからないことも多いので。はじめはやりたいことが全然見つからなかったため、とにかくがむしゃらに自分の中で経験値を積んで、「合うだろうな」と思う軸を半ば無理やり作っていっていました。

そうやって自分が納得できる軸を作っていったのですが、周りの友達は大学名や誰かからの期待に添って就活をしている人が多かった印象でした。自分が納得する就活より、周りが納得する就活をしている人が多いなと思ったんです。多分、自分も何も行動しなかったら同じ道を辿っていたと思います。

一方で、今の社会では「納得した選択肢を選べるための仕組み」があまり整っていないからこういうことが起きているのかもしれないとも考えました。高校・大学の時って自分からアクションしないとなかなか社会との接点って作れないじゃないですか。バイトかインターンか就活くらい。自分からどんどん動ける人はいいけれど、そうじゃない人も沢山いる。だったら、社会の仕組みを変えて、学校側から半ば強制的に社会との接点を作らせたほうがいいのではと。同時期にゼミでキャリア教育を勉強していたこともあり、人のキャリアや教育に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。

−– そこから、「みんなの就職活動日記」に関わりたいと思って楽天に入社されますが、最初の配属は広島で営業だったと聞きます。希望の部署に配属されなかったことで、モチベーションが下がったりしなかったのでしょうか?

橋本:周りの同期にも希望の配属先ではなくて、辞める人がいました。自分も辞めようかなと思ったんですけど、その時の上司がとても尊敬できる人で、「楽天という目線ではなく、社会の目線で物事を決めた方がいい」とおっしゃってくださったんです。たしかに今、地方で営業を積むことで見えてくるものもあるだろうと思い、まずは目の前のことに集中しようと決めました。

自分で決める。だから、楽しい。

−– その後も社内でもキツイと有名な新卒研修を担当し、一度に20人以上の新卒のマネジメント。続いて、社内公募で小中学生向けの英語のアプリのディレクターを勤め、未経験ながら1年で黒字をキープしたりと、字面だけ見るとかなり大変な仕事を立て続けにやられていますが、仕事をやりきるために意識していたことや、やりきるためのコツなどありますか?

橋本:結果として、経歴とかやったことを振り返ってみると、自分の中でやりきったなと思いますが、その根本には、自分で決めたからには後悔しない時間を送りたいという思いがあったからだと思います。投げ出すこともできましたが、失った時間は戻ってこないという意識がとても強くあったので。


(楽天で新卒研修をした時の写真)

−– それは、やはり大学1年のときに遊び呆けてしまったからでしょうか?

橋本:それも1つのスイッチではありましたが、単純に自分で決めたことを後悔したくなかったんです。幼稚園の頃から始めたサッカーも、自分から親にやらせてほしいと言って決めたことだったし、新卒のマネジメントやアプリのディレクターも同様です。

あと、自分で決めるのって楽しいんです。本当の意味で自分の人生を生きている気がして。決めるのが怖いって人もいると思うし、皆が皆、自分で決めきらないといけないとも思ってません。

ただ、漫然と社会の仕組みに乗っかっていることのほうが自分にとっては怖かったです。社会に出ると実感しますが、社会は自分のことを助けてくれません。でも、そこにいることを選んだのは過程がどうであれ自分です。結局やったことは全部自分に戻ってくる。だったら、後悔しないように自分の意思で選びたいなと思っています。

「あれ、いま俺って自分の選択に納得してるっけ?」と少しでも思った人は、どんな小さいことでも自分でよければ話を聴きたいなと思うので、遊びに来てもらえたら嬉しいですね。


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(聞き手・編集:稲生雅裕 写真:浅沼比奈子)

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