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CTO交代するので前任と新任に"サシ"で話してもらった「ユニオンテック新旧CTO対談【前編】」

2016年にユニオンテックがリリースした工事マッチングプラットフォーム。今月CraftBank(クラフトバンク)とブランド名を改め更なる進化を遂げました。今回はそんなITプロダクトのキーマンである井上さん、亀田さんにお集まりいただき新旧CTOとして会社のことやご自身のことをお話いただきました。前編/後編の2部に渡ってお送りさせて頂きます。

亀田大輔 SI業界の中小企業でキャリアをスタート。直接ユーザーに価値を提供する開発をするために、2011年にスタートアップ企業に移り、現在スタートアップ3社目。前職では数百万ダウンロードのアプリチームの統括マネージャとして約30名を率いるとともに、サーバーサイドのアーキテクト的役割も務めていた(写真:右)
井上心太 2014年新卒でリクルートホールディングスに入社し、リクルートキャリアに出向。新規事業開発の企画を経て、内製開発組織にエンジニアとして参画。Javaでのサーバーサイドの開発から始まり、インフラ構築、BFF(Backend for frontend)によるReact + reduxを用いたフロントエンド開発を経験。その後、2018年4月にユニオンテック1人目のエンジニアとして参画しCTOに就任。エンジニア組織の立ち上げ、Webアプリの作り変えを経て、現在はPdMとしてユーザーに価値を届けるためのプラットフォーム作りに注力(写真:左)


亀田:この対談、私がポロっと「新CTOの話はあっても退任する方のインタビューってあまりないよね」と話したことがきっかけで企画されたんですよね

井上:僕もそこにいて人事チームと打ち合わせ中に決まりましたよね。僕は退任する側なんですけど、ネガティブなイメージがつかないように「出ます、出ます」って

亀田:Wantedlyも含めてエンジニアや開発側のメンバーがメディア露出もあまりしていなかったので、うちに興味持ってくれた人たちにチームのことが伝わってないのかなと思っていたんです

井上:僕がJAWSのイベント登壇したのをメディアの方が記事にして下さったのが最後ですかね?

亀田:空気感も伝わればいいなと思うので極力NGなしで色々お話していきましょう


「『CTOとして入社して欲しい』とお話があった」――――――――――――――――――――――――――――――――――――

⁻亀田さんがCTOに就任された経緯を教えて下さい

井上:亀田さんが入社してくれるタイミングで、僕と韓さん(※代表取締役社長)の3人では話をしていて、亀田さんはエンジニアの責任者になってもらう前提で入社してもらっているので、予定通りなんですよね。とはいえ、入社していきなり「今日からこの人がエンジニアのトップです」って言われても現場のメンバーはもちろん、亀田さんもやりづらいと思います。業務はもちろんメンバーや組織コンディション把握も含めてソフトランディングしていってもらうイメージは当初からのお話していた通りです。

亀田:入社直前にも韓さんから『CTOとして入社して欲しい』とお話があったのですが、井上さんがお話してくれた通り、組織の理解をしながら徐々にと考えていました。イメージは入社後3か月くらいだったのですが、入社して1か月くらいでプロダクト開発は井上さんと亀田に任せる、となりました。それから採用もコミットすることになりました。ただ、11月か12月にはCTOというタイトルも決まっていたんですが、社内にもアナウンスされないので、イベントに行ったりするのもCTOと名乗っていいのかとか…困っていました(笑)

井上:確かに(笑)僕が就任した時はリリースも出してくれたんですが…社内外でいつCTO変わったの?となっている気がするからそこはしっかりアピールして欲しいですね

⁻私もできるだけアピールさせて頂きます…

亀田:でも真面目な話『交代』って見ると社外の人は『左遷』みたいに感じるよね

井上:組織戦略としては先にお話した通りで亀田さんは経験もありますからどこかのタイミングでCTOになって頂くのは予定通りなんですよね。僕個人としても昨年にサービスのリビルドを実施してから少しほっとしていて。負の遺産が解消されて、さあこれから攻めるぞというときに、戦略描けない、採用できない、組織拡大できていない…自分自身で手ごたえがないと実感していました。メンバーも増えてきた中でマネジメントも経験したことがない規模だったりもして。丁度そんなときに亀田さんと出会いました。マネジメントや組織作りもそうですし、当然ながらエンジニアリングのスキルもお持ちの方ですので『この人なら』という感じでした

亀田:井上さんが最初のエンジニアとして全てのメンバーを採用して作った組織なので、メンバーの方にも戸惑いはあったと思います。フェーズや組織によって求められることは違ってきますが現在の人員数であれば一緒にコードを描ける人の方がよいと思います。外からいきなり管理職が現れるわけですから、当然一緒に汗を流したいと思っていました

⁻井上さんの現在のお仕事は?

井上:自分自身エンジニアの経験はあるものの、サービスを設計から描けるような経験もしたいと考えていたので今はPM業務に携わっています。業務の中でエンジニアと協業することは普段からあるので、前任者としていつも見守っています(笑)


”技術”という経営資源を管理する人だと思っています」――――――――――――――――――――――――――――――――――――

⁻CTOとはどのような役割ですか?

井上:僕は経営者として”技術”という経営資源を管理する人だと思っています。ユニオンテックで言えば大川さんは建設業のたたき上げなので経営判断をするときに業界や、現場のことも理解した上で実行します。ITサービスの開発も同じで知識や経験が一定量ないと本当の意味での適切な判断ができないと思っています。ここでいう経営資源は採用とかハードの費用もそうですが、開発プロセスやサービス提供まで今まで作り上げてきたもののことを指しています。プログラミングを資産として管理する、変更や捨てる等の判断ができるかということです

亀田:開発を重ねてアップデートしているつもりが借金を重ねている…みたいな考え方もあってBS的には資産が積みあがっていないイメージですよね

井上:取締役とか役員でなくてもいいですし、経営判断者にエンジニアリングの知識が備わっていればいいと思います。例えば『これやってほしいな』『いつまでできる?』というよくある会話をするにしても、そういう役割の人がいないと、現場サイドも『お前に何がわかるんだ』と対立構造になりやすいと思います。逆に、経営側が騙されていたりすることもあるのかなと思います

亀田:私が入った時点でもユニオンテックは現場の意見を聞いてくれるしやりたいことも尊重してくれる環境だとは感じましたが、経営者として語れる人がいる方が、より深いコミュニケーションが取れるとは思いますね

井上:あとは採用目的でCTOってタイトル付ける場合もありますよね。CTOミートアップみたいなイベントとかもありますからね


“業界標準”があってもいいと思っています」――――――――――――――――――――――――――――――――――――

⁻お二人から見る建設業の課題や魅力のようなものはありますか?

井上:僕は割と業界や市場はあまり気にしない方です。ただ、建設業界は日常生活のあらゆる場面と実は関係がある領域なんですが、意識しないと触れる機会がない不思議な業界です。仕組みがわかってくると面白みが増しましたね

亀田:顕在化されていないユーザーの本質的なニーズに向き合える市場という点は面白いと感じます。CraftBank(クラフトバンク)は15,000社以上の企業データを持っています。これはオンラインだけではなくオフラインも含めて取得した我々しか持っていない情報です。この情報そのものを売ることも可能ですが、それをやってしまうと意味がないと考えています。企業情報を得た先には取引先となりえるかの面談があったり、急な工事に対応できるニーズ等、本質的に解決すべきペインポイントが存在します。情報そのものに価値はなくて、提供する“価値”に本当の意味があると思っています

井上:賛成です。ローンチ直後は15個の異なるITサービスを提供していましたが、ほとんどすべてをクローズしました。一部の企業や職人は猛烈に利用するものの多くはフリークエンシー高く利用しないということも多かったです

亀田:最近“デジタルトランスフォーメーション”という言葉がよく使われますが、個々の会社が取り組む部分と業界全体がスクラムを組むという部分が必要だと思っています。例えば”工事請負契約書”という元請と専門工事会社が取り交わす書類があるんですが、協力会社としている専門工事会社は数十社~数百社、ゼネコンとかだと万単位になります。A社は電子書類に押印してくれたけど、B社はFAXしかダメと言っている。C社に至っては社長がワープロしかない。みたいな状況もあります。また、建設業界は工種の多さや物件によって専門性が異なったりします。同じ工事でも人によって呼び方が若干異なったりするんです。効率化や情報の透明化をするにも“業界標準”があってもいいと思っていますし、それを我々がいかにデジタルで実現できるかを日々工夫しています

<前編終>

後編(続き)はこちら↓↓

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