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「日本はSaaS大国になる」ユリシーズ×投資家インタビュー 前田ヒロさん編

ユリシーズに投資をしてくださっている投資家の方へのインタビュー。

初回となる今回は、BEENEXT マネージングパートナー 前田ヒロさんにお話を伺いました。

同氏がSaaSに注目している理由や、その中で工場×SaaS領域を手がけるユリシーズへの投資を決めた理由などを、対談形式でお届けします。

               前田ヒロ氏

【ヒロさんのブログはこちら】https://hiromaeda.com/

日本をはじめ、アメリカやインド、東南アジアを拠点とするスタートアップへの投資活動を行うグローバルファンド「BEENEXT」マネージングパートナー。 2010年、世界進出を目的としたスタートアップの育成プログラム「Open Network Lab」をデジタルガレージ、カカクコムと共同設立。その後、BEENOSのインキュベーション本部長として、国内外のスタートアップ支援・投資事業を統括。2016年には『Forbes Asia』が選ぶ「30 Under 30」のベンチャーキャピタル部門に選出される。 世界中で100社を超えるスタートアップに投資を実行。過去の投資実績は、SmartHR、Kurashiru、Fril、Qiita、Fond、WHILL、Giftee、Viibar、Locari、Voyagin、Instacart、Kamcord、Everlane、Thredup、Screenhero、Lob等。

諸岡 : まずは、そもそも僕らみたいな地味なスタートアップを何で知ったかというところから聞いてもいいですか? それまで、接点が一切なかったですよね?

前田 : あー、確かになかったね。 ちなみに、その時僕のことは知ってた?

諸岡 : 知っていました!

前田 : 良かった。僕のマーケティング戦略成功している(笑)

諸岡 : 僕が初めてヒロさんを強烈に意識したのは、Y Combinator Demo Dayのサマリーを読んだ時ですね。その中で現場×SaaSについて言及していて、「もしかしたら俺らがやっていることに興味を持ってもらえるかも」と勝手に思っていました。

前田 : 実際そうだったね(笑) 僕の方からユリシーズを知ったのは、TECK LAB PAAKでのピッチの様子がTwitterで流れてきた時だったね。「お、なんか渋いことやってんなぁ」と思って、僕の方から連絡したよね?

諸岡 : そうですね!


日本はSaaS大国になる

前田 : 僕はSaaSっていう業界を信じているというか、日本はSaaS大国になると思っていて。

諸岡 : それはなぜですか?

前田 : これから人口がどんどん減っていくことによって、業務効率化だったり自動化っていうニーズが顕在化してくるのが理由だね。それを満たすのは、SaaSかAIかロボットくらいしかないと思っていて。そして、SaaSは他のふたつもくぐっている。だから、日本ではどの国よりもSaaSの需要が高まってくる。その中で、今までSaaSが売れなかった業種・業界にも売れるようになるんだよね。例えば、リーガルだったり、建築だったり、あとはまさに食品製造とか。古い業界が、人口が減るという現象によって、重い腰を上げてくれるようになる。

諸岡 : なるほど…。

前田 : そういう業界を市場としているSaaSに、すごく注目しているんだよね。だから、Twitterでユリシーズを見かけたときに、渋い業界を見ているなと思って目に留まった。

諸岡 : ありがとうございます。 そのころ(2017年7月)と比べて、最近渋い系のSaaSって増えてきていませんか?

前田 : 増えてる増えてる!確実に増えてるね! なんだろう、渋いのが渋くなくなっているというか…。2年前、3年前はバーティカルSaaSに挑戦する人が少なかったのが、今年に入ったあたりから、「渋いのがかっこいい」という流れになってどんどん増えてきた。

諸岡 : 着実に、国内でのSaaSは存在感を増していっていますよね。その一方で、欧米ではソフトウェアに業務を合わせにいくイメージがあるのに対して、日本ではまだその逆が行われているとも感じます。ベンダーに業務に合わせたソフトウェアを作ってもらうという意識が強く残っている。この点で、SaaSの作り手として、僕らがすべきことはどんなことでしょう?

前田 : うーん…。まず、普段の業務を変えるというのは、多分よっぽどの危機感がないとできない。そして、一番の危機感はやっぱり競争環境だと思うんだよね。「競合がこういう仕組みでやっているから僕らも同じようにやろう」みたいな。もし本当にKAMINASHIのほうに業務を合わせてもらいたいなら、大きな成功事例を1社か2社作らないといけない。それがみんなが尊敬するような会社であれば、自然と流れができていく。


投資の決め手は、ふたりの吸収力の高さ

諸岡 : 僕らを知った経緯と、日本でのSaaSについてお話していただいたんですが、では、僕らに投資をしてくださった理由はなんでしょうか? 当時僕と三宅のふたりだった上に、MVPも出来ていなければ、トラクションもあまりなかった。その状態で、なぜ投資をしようとお考えになったんですか?

前田 : ひとつは、業界に対しての知見が深かったこと。もともと家業で食品工場の現場にいたというのもあって、なにを聞いても答えが返ってくる。課題がしっかりと見えていた。もうひとつは、吸収力の高さかな。SaaSの話だったり組織の話をした時に、翌週には話した内容を実行したり組織に反映させたりしてきた。いい会社を作るためにはとにかく早いスピードで自分たちを改善しつづけなければいけないんだよね。最初からなんでも知っていて会社を経営することって100%無いから、経営する中で学んでいく必要がある。そのためには、吸収力=学習能力の高さが必要で、ふたりなら良い会社を作っていけるだろうなと思ったのが投資を決めた理由かな。

日本の未来を支えているプロダクト

諸岡 : 最後になるんですが、ユリシーズに入ろうか悩んでいる方に一言をお願いします。

前田 : 業務効率化・自動化に携わる企業や人は、ある意味で日本の未来を支えていると思っていて。このままだと日本は、生産率が下がって他の国と競争できない、良くない状態になっていくんだよね。そのためには色んな業種・業界を改善しなくてはいけない。食品工場の分野では、ユリシーズがやらなければ他の誰もやらないだろうから、他の人と違うことがしたい人たちは是非入ったほうがいい!

諸岡 : ヒロさんにここまで言ってもらえるユリシーズが、君を待っている!(笑) 本日はありがとうございました!

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