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経済的活動と哲学を両立させる。建築からコンサルティングファームへ、そして今ツクルバにいる理由ーーCOO北原インタビュー

個性豊かなツクルバメンバーのこれまでのストーリーや想いを紐解く「ツクルバメンバーズ!」。今回は取締役COO兼経営企画室長北原のインタビューをお届けします。

北原寛司
昭和58年生まれ。東京工業大学院理工学研究科修了。パリ・ドフィーヌ大学、パリ・企業経営学院MBA修了。博士(工学)。戦略コンサルティングファームに新卒入社。外資系コンサルティングファームの海外拠点を経て、2016年11月よりツクルバにjoin。

今までの選択の背景にある理由と、ツクルバに見出している可能性、コンサル出身者がツクルバで働く魅力に関してお伺いしました。

大学時代に感じた “クリエイティブ” に対する課題感

ーーー大学では建築といったクリエイティブなことを学び、今はビジネス側に関わっているとのことなのですが、それまでにどういった経緯があったのでしょうか?

北原:大学時代、研究室の活動に加えて不動産系のスタートアップでインターンをしたり、海外のデザインコンペに出たりしていました。その中で、目に見えるデザインや建築物の設計よりも、 “枠組み” のデザインに惹かれていきました。

また、同時に課題に感じたのが、クリエイティブの価値とビジネスがつながっていない構造になっていること。建築家を始めとしたクリエイターが文化・社会的な価値を生んでいたとしても、ビジネスが受託型なので、経済的な対価が戻ってこないようになっているんです。

アイデアを持っている人がいいものをつくって、それにきちんとお金が払われるというエコシステムができないと、誰もクリエイティブなことをやらなくなってしまう。そこから、経済的価値であるビジネスと文化的価値であるクリエイティブをつなげたいと思うようになりました。


ーーー当時は将来どういったことをやりたいと思われていたんですか?

北原:クリエイティブ業界の人が距離を置きたがる資本主義の論理をしっかりと学んだうえで、クリエイティブの価値を評価する不動産ファンドのようなものを立ち上げたいと思っていました。

なので、経済的価値を生み出すビジネスの仕組みを学ぼうと、卒業後にフランスのビジネススクールに進学したんです。フランスでは、建築の学校とビジネススクールの両方に行ったので、それぞれの業界の世界の人たちと交流できて、視野が広がりましたね。その環境は、幅広い業界のプロフェッショナルが集まっているツクルバに近い気がします。

卒業後は戦略コンサルティングファームに入社しました。空間や不動産に関わる仕事ではありませんでしたが、事業づくりや事業課題を解決していくことは大学時代に興味を持っていた “枠組みのデザイン” に近かったので、いつの間にかコンサルティングの仕事自体にのめり込んでいましたね。

その後、グローバルにネットワークのある総合ファームに転職し、3年目からはタイを拠点としてシンガポールや中国でも働きました。面白くて有望な若手が東南アジアに集まっている時期でしたし、タイでいい暮らしができていましたし、今思うと理想のグローバルサラリーマンでしたね(笑)

ーーーそんな不満のない生活から、どうして環境を変えようと思ったのでしょうか。

北原:社会人5年目くらいのとき、ふと『自分は何のために仕事をしているんだろう』と思ったんです。仕事自体はとても面白いし、自分に向いているのもわかっている。だけど、コンサルタントとして働く目的としていた、ビジネスや金融、資本主義社会の仕組みがある程度わかったなと思えたタイミングでした。

そのときに、大学時代に考えていた文化的な価値を経済的な価値で実現することを思い出したんです。そのためにMBAで学び、コンサルティングファームで働いたのであって、自分の人生を豊かにするためではない。それで、自分でビジネスを立ち上げようと考え始めました。


ーーーそこからツクルバへはどのようにつながったんですか?

北原:共同代表の中村とは大学時代の知り合いだったんです。ちょうど家を売ろうとしていたときだったので、カウカモ※を使おうかなと、中村に連絡をしました。そのときに自分が考えていたビジネスが不動産売却サービスだったので、それを中村に話したら『それ、カウカモで一緒にやれますよ!』って(笑)その話を前職の上司に話したら、『お前が本当にいけると思えないとだめだ。カウカモの事業計画を作ってこい』と。本当に2週間でカウカモの事業計画を考え、これならいけると思ったのでツクルバにジョインすることに決めました。
※カウカモ:中古・リノベーションマンションの売買サービス

テクノロジーやデザインの力で既存のリアルな業界を変えていく

ーーーツクルバでの仕事内容を教えてください。

北原:全事業部門を管轄し、中期戦略立案とその実行、意思決定にコミットしています。クリエイティブな部分やユーザーバリューは各メンバーがつくれるので、自分を含めた経営企画のメンバーは、あくまでも俯瞰的な視点からあるべき姿やロジックでの整理が主な仕事内容です。

ツクルバには不動産やデザイン、編集、エンジニアリングなどそれぞれの領域にプロフェッショナルがいるので、一緒に推進していく中で新しい学びがあり、純粋に楽しいですね。

ーーー実際にツクルバにジョインされた後、ツクルバのどのような部分に魅力を感じていますか?

北原:組織としての理念や価値観と、やっている事業の面白さの両面からツクルバの魅力を感じています。理念や価値観については、冒頭でお話したような『文化的価値と経済的価値をつなげること』を組織として取り組んでいる点。クレドのひとつである『Philosophy&Business』はまさに、ですね。ツクルバは本当にさまざまなバックグラウンドを持ったメンバーがいるのですが、このような理念や価値観を共有した上で同じ方向に向かって協業できるのがとても気持ちいいです。

※クレド:ツクルバの行動指針のこと。Philosophy&Businessは『哲学と経済活動を両立させる』という意味。

事業に関しては、co-baやカウカモ事業では『テクノロジーやデザインの力で、古くて大きいリアルな業界を変えていく』ことを掲げていて、チャレンジングでやりがいがありますね。


リアルな業界を本当に変えるためには、構造や顧客体験の一部を変えるだけではできないので、ゼロベースで全体を眺める視点が重要になります。また、当然オンラインで完結する業界ではないので、プロダクトやマーケティングに加えて泥臭い事業開発やオペレーション、組織の課題も同時に捉えていかないとうまくいきません。一言で言うと、面倒くさいんです(笑)でも、そういった課題をテクノロジーやデザインの力で解決することがとてもクリエイティブですし、その積み重ねが事業上の強みになると思っています。

やがて文化になるビジネスを生み出すリーディングカンパニーに

ーーー経営陣としてツクルバに関わったことで気付いた、経営的な観点でのツクルバの特徴はありますか?

北原:ツクルバではよく『ムーブメント』という言葉を使うんですが、“会社のために” ではなく、ムーブメントを推進するために個人が会社を選択しているというような関係を、会社も個人も大切にしているのが特徴的ですね。

また、中村と村上は創業経営者ですが、ツクルバを自分たちの寿命を越えた会社にする想いで経営をしています。

自分も含めたその他の経営陣どうしの関係もフラットで、会議では常に『その発言は本当にツクルバのために言っているのか』『ツクルバってこういう判断をするんだっけ?』という問いが出てきます。意思決定の積み重ねが組織で共有される価値観になるんだという意識を常に持って、意思決定を行っていますね。

ーーー今後の展望について聞かせてください。

北原:最近策定した長期方針で『やがて文化になるビジネスを生み出し続けるリーディングカンパニーになる』と掲げました。ここには、事業を経済的に成立させるのはもちろんのこと、それを通じて文化をつくっていく、そしてそのような事業の作り方を型として確立し、再現性を持って事業を生み出し続ける強い組織にしていく、という意味を込めています。

今はまだ個々の事業を成長させることに注力していますが、ここ数年のうちにこれらを再現可能な型として確立し、ツクルバらしいユニークな事業をどんどん生んでいける状態にしていきたいですね。そして、将来的にはその時代に必然的に存在していたと言われる、当たり前のように人が日々使うサービスを生み出す会社にしたいと思っています。

執筆・聞き手:外山友香
カメラマン:くまくらみき

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