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「挑戦をカルチャーに。」する企業の若手社員、活躍の秘訣

ベンチャー企業の特徴として、「若手でも活躍・成長できる」という点はよく挙げられます。
積極的に活躍できる環境を求めてベンチャー企業に入社する人は多いでしょう。

では、実際にベンチャー企業の若手はどのように働いているのでしょうか。
今回は、弊社TRYFUNDSで活躍する若手社員、大橋昭文へのインタビュー記事をシェアいたします。

(以下、Vacks様に取材を受けた際の記事)

<前編>最年少の抜擢人事!「挑戦をカルチャーに。」する企業の若手社員、活躍の秘訣 【TRYFUNDS:インタビュー前編】

<後編>M&A業界に革命を起こすサービス!ベンチャーで働く若手社員の挑戦【TRYFUNDS:インタビュー後編】

企業の挑戦を創造するTRYFUNDS

―まず、会社概要と貴社が提供しているサービスについて教えてください。

「TRYFUNDSは日系企業の海外進出を支援する会社です。代表の丹野と共同創業者の松井の二名で、日系大手自動車企業のブラジル進出を支援したのが始まりです。ブラジル現地でのサポートを行うところから会社がスタートし、今までに58ヶ国で約500プロジェクトを経験してきました。

そうして案件の幅が広がるにつれ顧客の要望も多様化していきましたが、丹野の「枠にとらわれず、意志ある挑戦をする人たちをサポートしたい」という強い思いから、当初のコンサルティング事業のみに留まらず、顧客のニーズに合わせて事業の幅を拡大してきました。

直近では、2018年10月に「BIZIT M&A」という、オンラインで世界中のM&A案件にアクセスできるプラットフォームを国内で本格始動しました。「挑戦の質」を担保するコンサルティング事業に対し、「挑戦の量」を増やすための取り組みです。企業理念である「挑戦をカルチャーに」を実現するためには、挑戦の量と質を高める両方が必要だからです。そして量を増やすには挑戦に対する障壁を下げることが重要です。インターネットを介して、誰もが挑戦できる世界を作るのが目的です。」

入社するまでの経緯

経営を学ぶためにベンチャーへ

――次に、入社するまでの経緯をお聞かせいただけますか。

「大学では航空宇宙の領域を専攻していました。宇宙という新しい世界を切り開くというところに共感しており、いつかこの分野で仲間と新しい取り組み・事業ができたらと考えていました。同時に、彼らと会社を立ち上げるなどして新しい宇宙事業を始めることは簡単ではないだろうとも思っていました。

そのため修士課程を修了する頃には、技術開発などの領域は自分の心から尊敬できる友人たちに任せ、自分は経営の分野で専門性を身に着け、数年後にまた宇宙の分野へ切り込んでいけたら楽しいだろうと考えました。これが経営に興味を持ったきっかけです。

そんな折に、当時インターンシップをしていたTRYFUNDSから企業の経営再建をやらないかと声をかけていただいたのです。外資系コンサルティングファームの内定も頂いておりましたが、経営再建に携わる中で企業の経営に直接関われるという点で、自分のやりたいことが最短で出来ると思い、入社を決意しました。」


――なぜ戦略ファームや投資銀行ではなく、無名のベンチャーを選んだのですか。

新卒でコンサルティングファームや投資銀行に入社しても、いずれ「経営がしたい」という想いで転職するのではと思っていました。そのため新卒でいきなり経営に携われる機会をいただけるとのことであればそれに越したことはない。将来、宇宙に対して何か新しいアプローチをするためにも、TRYFUNDSで経営を学ぶことが最良の手段だと判断しました。

大手企業、プロフェッショナルファームの肩書きを得られないというリスクを取れたのは、自分が「どこに所属していたか」ではなく「何をやったか」で勝負しようと決意したからです。入社先がTRYFUNDSという「挑戦」をさせてくれる企業だったからこそ決断できました。インターンシップを通してTRYFUNDSの経営理念が従業員一人一人に浸透していることも実感しており、自分の信念や考えと経営理念が一致していたので、ここなら何があっても全力で頑張れるし、同世代の誰にも負けないぐらい挑戦し続けられると思いました。」

入社後の活躍

――入社後はどんな業務を経験されてきたのでしょうか。

「同時並行で複数業務を行なっています。入社のきっかけとなった案件では今、上場企業子会社の取締役となって新規事業推進を任されています。さらに、別途大型M&Aにも携わっており、数百億円規模の会社を売却したいという案件に主担当ファイナンシャルアドバイザー(FA)として携わっています。

またモンゴルやブラジルでの新規事業創出に携わったり、戦略コンサルティング業務として日本企業の海外進出支援をしています。ビジネスモデルの磨き込みなど先方取締役の方と膝を突き合わせて考え、現地へ何回も渡航を重ねて事業の実現可能性調査を行いました。

通常のコンサルティングですと、先にプロジェクトのスコープと金額をかっちり決めてそのプラン通りに実行するということも多いですが、TRYFUNDSの場合は「挑戦をカルチャーに。」という理念をここでも大事にしており、時には成果報酬型のプロジェクトを行うことで共にリスクを背負い、事業成功まで徹底支援するという方針を貫いています。」

新卒で最年少。活躍の秘訣とは


――入社時から大きな仕事を任されていると思いますが、なぜ「新卒」かつ「最年少」で活躍ができるのでしょうか。

「環境によるところが大きいと思います。どれだけ頑張っている人でも、それが認められる環境にいなければ活躍の幅は限定的になってしまいます。TRYFUNDSの良いところは、「フラット」ではなく「フェア」に人を見るところです。

TRYFUNDSが定めるリーダーシップ要件を軸に、若手でもシニアでも公平(フェア)に見る。そしてその人がしっかりと価値を発揮できると判断されれば、どんどん機会が提供されます。この考え方が社員一人一人に浸透しているので、例えば私が頑張って、価値を出していけば新たな挑戦機会はどんどん提供されますし、ほかのメンバーもその価値を認めていれば、そこに対して軋轢は生まれません。逆に言うと「新卒・最年少だから」という甘えは自他共にありません。その環境が素晴らしく機能しているからこそ、私が活躍のチャンスを頂けているのだと思っています。

また、現在はBIZIT M&Aのプロジェクトマネジメントをしておりますが、これは「チームとして未踏の高みを目指す」ことが浸透しているからこそです。外資投資銀行やコンサルティングファームで10年以上経験を積んだプロフェッショナルがいるチームで自分も活躍させていただけるのは、メンバーが持つ強みをそれぞれ引出し合い、切磋琢磨しながら同じ高みをチームとして目指す環境があるからだと思っています。」

――大橋様ご自身が心がけていることは。

「2つあります。1つは、「何に対しても楽しむ・面白がる」ということ。TRYFUNDSのリーダーシップの中にも、「開拓者の魂」「夢中になれる行動力」という要件があります。どういう仕事が来ても全て楽しむよう心がけていますし、それができるのは自分の強みだと思っています。

そしてもう1つは「素直であり続ける」こと。様々な機会を与えられて、色々と頑張ってはいますがまだまだ足りないところはたくさんあります。自分より優秀な人は世の中にたくさんいるという意識は常に持った上で、自分が今できること・やるべきことを謙虚に、また素直に受け止めながら、日々努力を絶対に怠らないことを心がけています。」

マネジメントの難しさや楽しさを実感

自分一人ではなく、組織に目を向ける


――お仕事をされる中で、大変なことはありますか。

「マネジメントスキルの向上はTRYFUNDSに入ったときに自分自身の挑戦として掲げたことで、現在頑張っているところでもあります。元々マネジメントに秀でていたわけではなくて、むしろ一人のプレーヤーとして動くほうが得意だったので。

組織で一人一人をモチベートするには、個々人に合ったコミュニケーションをすることが重要だと感じています。上からの指示ですべて動くような環境よりも、全員が自発的に動きたくなるような環境を作ることが自分の役割だと思っています。それが出来なければ、自分はチームに対して価値を提供できていないということになるので、そこは自分に対して厳しく見ていきたいと思っています。」

秘訣は「何でも楽しむこと」

――仕事のやりがいやモチベーションになっているものは何でしょうか。

「なんでも面白いと思う性格なので、モチベーションが湧かないことはあまりないですね。何事にも全力で、常に本気で取り組むことが日常です。

これには、親の影響があるのかもしれません。母親は何事も子供自身に選ばせるという教育方針を持っていました。例えば幼稚園も、母親が出した候補の中から自分で選びました。

また、自分で決めたからには嫌なことがあっても最後までやり抜くということも徹底されていました。自分で意思決定をしたり、決めたことに対して頑張るという気持ちは、もしかすると幼いころから持ち続けていたのかもしれません。」

――今までで特に楽しかったお仕事は何ですか。

「今が一番楽しいです。楽しさが日々更新されているだけなのかもしれないですが。今までの仕事は多くても3人、時には自分一人で頑張ることが多かったので、最後に数日徹夜すればどうにかなるようなものが多かったと言えます。しかし今は事業部全体で15人、そのほかに関わる人も合わせるとそれ以上という規模のメンバーをマネジメントする立場になりました。

つまり、自分が先回りして動かないと他のメンバーは効率的に動けなくなってしまいますし、直前になって自分だけが無理をしても何も変わらないという状況です。そのなかでどのようにメンバーに動いてもらうか、そして楽しんでもらえるかということを常に考えています。今は、メンバーの表情が明るくなっていくのを見ることに一番の喜びを見出せるようになりました。」

M&Aに革命を起こす!「BIZIT M&A」とは

新サービス「BIZIT M&A」の概要

――マネジメントを任されている新サービス「BIZIT M&A」はどのようなサービスなのですか。

「BIZIT M&Aは、M&A案件の売り手と買い手をオンラインのプラットフォーム上でマッチングするサービスです。


サイトより引用

https://ma.biz-it.co/

現在のM&Aでは、売り手と買い手それぞれにファイナンシャルアドバイザーがついて交渉を引き受けるというやり方が世界では一般的です。一方で、日本の中・小型のM&Aでは、仲介業者が間に入るケースが多々あります。しかしM&A仲介は売り手と買い手両社の利益最大化を一手に背負う立場となり、利益相反の構造になってしまうリスクを内包しています。そのため、業界として新たな価値提供が必要な領域であると日々感じています。

その上でTRYFUNDSは3つの「M&A革命」を掲げています。
まず、今までのM&Aでは仲介業者やアドバイザーが持っているネットワークの中でしか買い手を探せなかったので、本当はもっと良い条件で売れたかもしれないという点が指摘されていました。そこを、世界150カ国から登録されているオンラインのプラットフォーム上でマッチングすることで、より売り手・買い手の可能性を世界中で最大化できるだろうというのが、1つのコンセプトです。

次に、従来のM&Aの問題として手数料が高いという点が挙げられます。しかも仲介業者の場合は買い手と売り手の両方から5%ずつ、合計で売却金額の10%という高額な手数料を取るので、大手の上場企業だと営業利益率が50%を超えることもあります。必要以上に高額な手数料を取られてしまうこの状況は、日本企業の挑戦の障壁を高くしてしまっていると思います。その障壁を取り除こうというのが、2つ目のコンセプトです。


そして最後がM&Aの「成約」がゴールになってしまっている点へのアプローチです。M&Aが終わると仲介業者に成功報酬が支払われるのですが、M&Aにおける真の「成功」って、成約のことではないですよね。むしろ買収後、M&A時に描いていた目的を達成するために事業を動かしていくことの方が重要です。つまり買い手からすれば、会社を買収しただけでは「成功」と言えず、これは「新たな挑戦の始まり」でしかないのです。

にもかかわらず、従来のM&Aでは「成約」を「成功」とみなして、アドバイザーはそこでサポートを終えてしまっています。そこでTRYFUNDSでは、成約報酬を敢えて業界比で低めに設定し、代わりに事業を成功させるまでのサポートを自社のコンサルティング機能で行い、その事業が「成功」してから残りの成功報酬をいただくようなプランも用意しています。

単純に案件の成約だけでなくその後の事業の成功までコミットする、というのが3つ目のコンセプトです。」

――M&A業界にとっては大きな革命となるわけですね。

「はい。そもそもコンサルティングファームというのは、M&Aの前段階での戦略決めと、買収後の再編や統合はサポートしますが、M&Aのプロセス自体には関わりません。逆に投資銀行は、このM&Aのプロセスのみにコミットします。そう考えると、M&Aの取引を最初から最後までサポートできるところは世の中にあまり存在しないように思いませんか。

TRYFUNDSは、「意志ある挑戦を創造する」ために、自社でM&Aのアドバイスも、コンサルティングも実施します。しかも、このコンサルは月額制だけではなく成果報酬型も組み合わせている。これは、TRYFUNDSならではの価値ではないかと思っています。」

今後の目標

世界一のM&Aプラットフォームを育てる。そして宇宙産業にも関わりたい。


――今後の目標を教えてください。

「まずはBIZIT M&Aで世界一を取り切りたいです。個人的には、やはり何事も「1番」でなければ意味がないと思っています。「2番」の基準は「1番より後」ということでしかなく、それ自体を目指すと目標がぶれてしまいます。それに対して「1番」の基準は明確に自身で設定できる。せっかく目標にするなら1番の方が良いですよね。

なんとかして2020年までにBIZIT M&Aを、世界一のM&Aプラットフォームにしたいです。

また個人の目標としては、宇宙関連で新しいことがしたいと思っています。宇宙への興味関心はまだ持ち続けていて、その分野の仲間とは連絡も取り合っているので、彼らとまた集まって何か新しいことが出来れば、と思っています。」

――宇宙に興味がおありとのことですが、ZOZOTOWNの前澤社長の月周回旅行のニュースはやはり気になりますか。

「もちろん興味があります。やっぱりイーロン・マスクは面白いですよね。日本も宇宙領域に関しては世界的に高い技術水準を持ってはいるのですが、やはり国がプロジェクトを主導している以上はなかなか大きなリスクテイクは厳しいところがあります。

しかし、技術やモノづくりというものに失敗はつきものなはずです。日本でも、失敗を恐れない風潮が広まり、それを支援する和がさらに拡大すればいいと思っています。直近では、堀江さんのインターステラや、岡田さんのアストロスケール、学科OBの中村さんのアクセルスペースのような動きがより活性化していくことに期待しています。そして将来、自分が宇宙関連の仲間と集まった時に、その一役を担えればいいなと思ったりもします。」

以上、弊社大橋のインタビューでした!

ご取材いただいたVacks様には心より感謝申し上げます。弊社では現在一緒に働くメンバーをオープンポジションにて募集中です。意志ある挑戦を創造するために、熱い意志を持った方のご応募を心よりお待ちしております!

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