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【 役員インタビュー 】2021年のスタートバーンでしか学べないビジネスとは?

こんにちは!スタートバーンの水野です!

今年最後の社員インタビューは、太田圭亮さん(執行役員 事業開発部長)です!

アートのためのインフラやサービスを提供するIT系スタートアップ企業のスタートバーンで、会社全体のマネジメントや他社との事業開発など、幅広い役割を担う太田さん。

スタートバーンへの入社経緯を始め、前職から活かされている経験やスキル、スタートバーンで働く面白さややりがい、今探している人材や役職について聞いてみました!




他社との共同事業開発から
全社戦略の策定まで


—— 太田さん、今日はよろしくお願いします!まず、太田さんの毎日の業務について簡単に教えてください。

僕が担当している業務は、大きく分けて3つあります。

① まずはマネジメントチームとしての業務です。経営会議を踏まえて全社戦略を策定したり、事業計画を引いたり—— 。社外を含めた役員や株主とのコミュニケーションも行っています。

② 次に、既に動いているプロジェクトを運用するための調整やタスク実行ですね。自社プロジェクトはもちろん、他社との共同事業も、実際に走り始めたら社内のプロジェクトとして立ち上がります。具体的な業務としては、ミーティングで社内メンバーの進捗を確認したり、必要な意思決定をしたり、社外のお客さんとの調整をすすめたり、あるいは一部自分のタスクとして受け取ったりしています。

③ さいごに、新規事業開発のために必要な他社とのコミュニケーションです。実際に共同事業を走らせているパートナー企業や、「今後一緒に何かできるかも」というようなディスカッションベースのパートナーもいます。現状で自社から提供できる技術やサービスを踏まえて、共同事業の展開やリレーションの構築を進めています。




建築デザイナーから、戦略コンサル
そして、スタートアップ企業へ


—— スタートバーンに入社を決められた経緯は?

大学を卒業して最初のキャリアは、建築デザイナーでした。クリエイティブな業界で働くなかで、「若いクリエイターが活躍するまでの壁が高すぎる」「業界のビジネスモデルがうまく回っていない...」と身を以て感じたんです。

「最終的には建築業界の構造を変えたい」という思いで、一度この業界の外でビジネスを学ぶことを決意しました。出来るだけ集中的にビジネスを学べるところを探して、戦略コンサルのベイン・アンド・カンパニーという企業と出会いました。

ベイン・アンド・カンパニーでは、建築やアートとは関係のない、いわゆる大企業の経営層に対してコンサルティングをやっていましたね。全社戦略の立案や新規事業のサポートなど—— 。途中で1年弱ドバイオフィスで働いたりもしていました。



2、3年目から、次はスタートアップに転職するか、自分で起業するか、あるいは大学院で研究するかという3択で、次のキャリアを考え始めていました。そんな矢先に、スタートバーンというスタートアップと出会い、代表の泰平さんと話をしました。「Web3.0の世界観でアート業界を変える」というビジョンが、自分の建築業界に抱いていた思いと合致して、すごく心惹かれたんですよね。

経営者にも色々な方がいると思いますが、自分のキャリアステップとしての一環として起業する人も多いのかなと思うんです。実際に僕自身もそういうイメージで起業を検討していました。しかしながら、泰平さんの場合は、2006年頃から14年、ひたすら同じビジョンを描きながら、その過程でブロックチェーンと出会い、起業を決意しているんですよね。そんな彼に付いていきたいとも強く思いました。




情報を整理する力が、
少ない情報量でも決断する力に


—— 最初は、建築デザイナーだったんですね!現在の「事業開発部長」とは全然違うように思える職種ですが、きっと当時のご経験が今に活きている部分もたくさんあると思います。建築デザイナーでは、どういった経験やスキルを身に付けられましたか?

建築デザイナーの仕事って、単純に「その建物や空間を美しく見せる」という役割もありますが、もっと抽象的に考えると「あらゆる要素を一つの空間に収める」という仕事でもあるんですよね。物理的な構造はもちろん、光や空調、そのほか様々な設備など、色々なピースを綺麗にまとめて構成しなくてはいけない。なので、要素が多いものを整理する能力は身につきましたね

—— 戦略コンサルではどうでしたか?

会社自体が「戦略コンサルティングファーム」と謳っているくらいで、会社の戦略を立てるためのビジネススキルや知識は蓄えられましたね。あとは、お客さんとのコミュニケーションの仕方とか、社内チームの動かし方とか、そのために必要な情報整理の仕方とか—— 。

また、自分の専門領域があるわけではなく、あらゆる業界の企業と仕事をしなくてはいけなかったんです。その結果として、どんな業界や領域にすぐ対応する力はついたのかなと思います。イメージとしては、コンピューターのOSを鍛え上げて、どんなアプリケーションでも動かせる基盤をつくったみたいな感じです。突然、製薬会社のお客さんが来ても、金融会社のお客さんが来ても、すぐに順応して対等な立場で話せるようにはなったのかなと思います。



—— そういった経験やスキルは、今のスタートバーンでのお仕事でどんな風に活かされていますか?

正直、これからのフェーズで本格的に活かされてくるかなとは思います。いまスタートバーンの事業が走り始めていて、これから色々な問題が発生すると思うんです。そういった問題を解決したり意思決定するような場面で、状況を整理して舵を切るということは比較的得意かなと思います。

既に活かされている場面としては、新規事業開発に向けた他社とのコミュニケーションですね。相手の話や背景が完全に理解しきれないときでも自分の中で「これとこれとこれが分かればいい」というような目星をつけて、素早く全体像を理解することはできています。

—— 一方で、スタートバーンに入って初めて得られた経験やスキルもあると思います。

まず、少ない情報量でも決断する力ですね。前職では、判断材料になる全ての情報を揃えてから、AかBを決定していました。一方スタートバーンでは、会社自体の経験が浅いこともあって、前例がない状況でも舵を切らなければいけません。「悩んで前に進まないくらいなら、とりあえず進めてみてダメなら引き返せばいい」くらいのスタンスで動くことの大切さは、この会社で学びました。

あとは、社内メンバーの多様性です。例えば、アート出身のメンバーや開発側のエンジニアなど、様々なバックグランド人たちが集まっています。国籍という意味でも、日本人以外のメンバーがたくさんいます。そういった多種多様なメンバーと働くというのは私に取って新しい経験でした。




Web3.0時代の画期的な
ビジネスモデルを先取り


—— 太田さんが感じている、スタートバーンで働く面白さを教えてください!

スタートバーンでは、ブロックチェーンの仕組み「Startrail」を構築するというのが根本のプロジェクトとしてあります。でも、Startrailはあくまでも公共のものにしようとしているから、我々はこれ自体でマネタイズする気はないんです。じゃあどうやってマネタイズするのかというと、Startrailに繋がる自社サービスの運用や、Startrailと外部サービスの接続を促すAPIの提供です。

これって中々ないビジネスモデルだと思います。自分たちが開発しているものに対して公共性を主張しつつ、そのために必要な資金は自分たちで稼がないといけない。これを両立させたビジネスは、僕自身も今まで考えたことがなかったし、大変だけど面白いと思いましたね。要するに、Web3.0のビジネスのあり方を先取りできるというところだと思います。

—— 今はまだ新しいけど今後当たり前になるビジネスモデルを、一足先に経験できるということですね!「Web 3.0」についても簡単に教えてください!

現在のWeb2.0は、「プラットフォーマー時代」とも言われてGAFAのように大きなプラットフォーマーに色々なプレイヤーや個人のユーザーが乗ることで便利に生活ができている。ただ、その欠点として、彼らに個人の情報を管理・コントロールされていることのリスクも大きい。

それに対してWeb3.0は、個人がデータを自分自身で安全に管理しながら、色々なサービスを横断して自由に利用できる。そうすると、サービスを提供する側はいかにユーザーフレンドリーなものを作れるかというところで勝負する必要が出てきますよね。結果として、よりユーザー思考でユーザー起点の世界になると思いますね。



—— 太田さんが入社されて1年半が経ちますが、入社当時と比べてどんな成長があると感じていますか?

当時は、「Startrail」というものすごいビジョンとミッションを持った最強の概念だけがあって、それをいかに社会実装するか、あるいはどういったビジネスモデルで進めていくかというところは、あまり検討されていなかった。

今年の年始、やっとビジネスモデルとして「Startbahn Cert.」という自社サービスができて、実際に今年の夏ごろからお客さんに使ってもらえるようになった。これまでは、我々のビジョンに賛同してくれるお客さんしか相手にしてもらえなかったですが、最近は実際にプロダクトそのものの価値を感じて利用してくれるお客さんが増えてきました。よりアート業界のペインを解決するという目的にリーチできていると思います。

例えば、国内の主要オークション会社の一つであるSBIアートオークションでも導入してもらっているし、それについて先日テレ東のモーニングサテライトでも取り上げてもらいましたね。

年明けには大手企業さんとの共同プロジェクトも発表予定です。




賢くて柔軟でエネルギッシュな
若いメンバーに活躍して欲しい


—— それまで0→1のいわゆる走り出しの段階でしたが、2020年夏ごろからは既にビジネスとして走り出しているという実感があります!ここから次のステップに進むために、必要なものは何ですか?

新しいメンバーは確実に必要ですね。いままでは人数も少なかったので、組織のあり方も緩やかで属人的な形で進めてきました。役員も社員もとても近い距離で働けているのはすごく良いことですが、従業員数も30人を超えて少しずつ組織やチームをしっかりと組成していかないといけないフェーズに入ってきていると思います。そのためにも、それぞれの部署やチームをマネージしてくれるメンバーが必要だと思っています。一人一人が何をやっているのか、きちんと顔を伺いながらコミュニケーションしてくれるような人です。

—— 具体的にお願いしたい業務としては、どういったものがありますか?

今複数あるプロジェクトのいくつかを代わりに運営してもらうようなイメージかと思います。序盤に説明した業務内容でいうと、特に②の社内プロジェクトのマネジメントや、③の新規事業開発に関わる他社コミュニケーションですね。社内メンバーや社外のお客さんを巻き込んで、それぞれに事業の方向性を示していただくようなイメージです。

そうした意思決定は、大上段の全社戦略の策定にも関わってきますし、必然的にマネジメントチームとも多くコミュニケーションを取ってもらうことになると思います。一般的に言う「経営企画室」に近い側面もあるかもしれませんね。

—— そういったポジションは、具体的にどのような方に担っていただきたいですか?

ひとことで言えば、エネルギッシュで柔軟な方がいいですね。これから会社のビジネスプランや方針が振れることもあるだろうし、色々な役職を跨いで働いていただくこともあると思います。そういった環境でも賢く柔軟でアクティブに動ける方は、今後のスタートバーンにとって重要です。むしろ、働き方のスタンスが決まりきっていなくても問題ないですし、ずば抜けた専門性がなくても良いかもしれません。

—— 他に求めるキャラクターやスキルはありますか?

主体性を持って業務を進められる方ですかね。会社そのものの事業も新しいこともあって、全員が模索しながら進めているので、いい意味で一人一人の影響力は大きい。理想的には、常に周りから頼まれたこと以上のことに気づいて行動に移してくれる方がいいですね。

実際、スタートバーンでは例えマネジメントチームが提案した内容であっても、多くのメンバーが厳しくフィードバックを返してくれます笑 社員から「それって、スタートバーンとしてどうなんですか?」と声が上がるのはすごく良いことだと思っています。いい意味で「サラリーマン精神」のない人が多いなと思いますね。前職ではドバイでも仕事をしていたのですが、その時のオフィスと雰囲気がすごく近いです。

あとは、スタートバーンのメンバーは職種やバックグラウンドの幅が広いので、様々な人と対等にコミュニケーションできるのは重要ですね。「自分はビジネスサイドだから...」「彼はエンジニアサイドだから...」と分け隔てることなく、言動を起こせる方がいいと思います。



—— グローバルという意味でも、スタートバーンは今後も多様なメンバーが集まりそうですよね!

来年の頭くらいには全体の20%くらいは海外出身者になりそうです。あっという間に50%になると思います。言語の壁や文化の違いも、より一層見えてくると思うのですが、そういったところも全員で乗り越えていかなくてはいけないですね。来年の9月からは、社内の共通言語も英語にする予定です。

—— どんどんグローバルな会社になっていきそうですね!数年先には海外支社もあったりして...!




モチベーションを支える
仕事のやりがいと将来の展望とは


—— スタートバーンで様々な業務されていると思いますが、太田さんが特にこの仕事にやりがいを感じる瞬間を教えてください。

やりがいって人によって色々あると思うんです。お客さんと良い関係性築けた時とか、プロダクトが売れた時とか—— 。

でも、僕が個人的に嬉しいのは、チームの力で物事が動いているのを感じた瞬間ですね。チーム内できちんと役割分担されて、プロジェクトが上手く回っていると、すごくモチベーションが上がります。特に自分が見てきたメンバーたちが上手くやっているのを見ると、とても嬉しいですね。

—— 実は私も事業開発部で太田さんに面倒を見ていただいていたので、そのお言葉すごく嬉しいです!

自分のモチベーションの源泉を探すのは、とても大事なことだと思います。自分が何にやりがいを感じるか—— 。自分を奮い立たせるトリガーを把握しておくことができます。

案外それは、自分が思っていたことと全然違うこともある。僕の場合、前職の頃は自分の成長がモチベーションだと思っていました。でもじっくり考えてみると、チームとして上手く進められるとか、自分が面倒を見ていたメンバーが育っている方が、すごく楽しいなって思ったんです。

なかなか仕事のやる気が起きない時でも、自分がやらなきゃチームに迷惑がかかるとか、これをすればチームが前に進むと考えると、モチベーションが湧いてくるんです。

—— 最後に太田さんの今後の展望を教えてください!

当然、この会社を大きくするまではずっとスタートバーンにいるつもりです。そこから先の将来だと、やっぱり自分がいた建築の世界に還元したいという思いはあります。それが、スタートバーンの仕組みやプロダクトを使うのか、自分が旅立って実行するのかは分からないですが、自分自身のゴールはそこですね。





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現在スタートバーンでは、デザイナーやエンジニア、BizDevなど、様々な職種を募集しております!興味のある方は以下のリンクから、エントリーしてみてください!お問い合わせも、お待ちしております!


太田 圭亮
執行役員 事業開発部長 兼 広報/PR室管掌

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。卒業後はスイスの建築設計事務所Herzog & de Meuronで建築家として、美術館やファッションブランドショップの設計に従事。2015年に経営戦略コンサルタントに転身し、ベイン・アンド・カンパニーの東京およびドバイ支社で大手企業の経営支援に携わる。2019年にスタートバーンに参画し、デジタル技術に関わる事業をはじめとして各事業を牽引している。
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