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サーバーレスはエンジニアにとって夢のような存在。絶え間ない進化に心が躍る

サーバーレス開発課リーダーの神津崇士さんに、今最も関心のある話題として、サーバーレスについてお話いただきました。

スケールの予測がしづらいIoTは、サーバーレスと相性が良いもののひとつ

私が昨年携わった水田の水位管理システムのプロジェクトでは、お客様からかなり短期間で仕上げたいという要望がありました。大量のデータが集中して飛んでくる可能性があるので、スモールスタートでき、かつ将来的にスケールしやすいという事で、サーバレスを選択しました。"コストを抑えつつ、スケーラビリティを確保したい"という要件は、サーバーレスとの相性が良く、データ量や設置するデバイス数が予測しずらいIoT案件は、そういった要望への柔軟な対応が必要。このため、サーバーレスとIoTの組み合わせる事例が増えているのだと思います。

▼水位管理システムでのサーバーレス導入事例

ただし、サーバーレスにも注意すべきことが色々とあり、アンチパターンとなるアーキテクトを組んでしまうと、高負荷となった際に正常に動作しない可能性があります。お客様の要求するシステムはサーバレスが向いているか、きちんとサーバーレスに落とし込めるかどうか。負荷テスト/インフラテストを実施した結果、無理なく運用できるかどうか、これらをクリアできて初めて、いいシステムが生み出されると思います。

最初は苦戦続きだったサーバーレスシステムの構築、エンジニアの腕を発揮するチャンスでもあった

サーバーレスが普及し始めた駆け出しの頃は、しょっちゅう躓いていました。PoCまでは順調に進行していたプロジェクトが、お客様の追加要望に応えようとした際に思わぬ制約に阻まれたり、アクセスしてくるデバイスの特性により大前提が変更されてしまったり。想定外の条件に苦戦する事もありました。

それでも、決まった納期までになんとかしなければいけないので、思いもよらない状況になると、エンジニアの腕が試されて、ピンチとチャンスが入り混じった感情でしたね。もちろん、まだまだ自分の知識量が足りないという反省の方が大きい場合もありました。

また、システムとデバイスのアンバランスは今でもあって、いわゆるIoT系のデバイスで、古いプロトコルしか使えないものや、ミニマムな機能しか搭載されていない特化型のデバイスは現在も使われています。後からそういった条件が見つかると、アップデートが進んだ今でも足止めされてしまうため、プロジェクト開始直後から結合できる部分はすぐに実施してみる事を心がけています。

いずれは弱点も解消され、開発者を選ばない一般的な仕組みになる

AIのようなトレンド技術は今のところ興味深く傍観していますが、今私が目が離せないのは、やはりサーバーレス。世の中的には数年前からホットな話題ですが、ものすごいスピードで新しい機能が追加され、お客様の需要も増えています。

オンプレ、クラウド、サーバーレス・・・と進化し、サーバーレスの中でも、FaaS(※1)とCaaS(※2)を選択/組み合わせができるようになったりと、様々な特性をもった新機能が生み出され、それらを上手く組み合わせる事でさらに最適化されていく。今はデバッグがしづらい、作成されたサービスの関連/仕組みが見えづらい、開発者のスキルセットを選ぶ等、弱点はありますが、今後はそれらが解消されて、より一般的なものになっていくと考えています。

(※1)FaaS:Function as a Service 利用者がサーバの事を考慮せずにプログラムを実行出来る仕組み。サーバレスを実現する代表的な手法の一つ。
(※2)CaaS:Container as a Service Dockerコンテナをクラウド上で動作させる仕組み。AWSであれば ECS(Fargate)を利用する事で利用者はサーバの事を考慮せずにコンテナを動作させる事が可能となる。

サーバーレスは、オンプレ時代のエンジニアにとって夢の世界だった

私がスカイアーチに入社したきっかけは、以前、開発会社にいたときに、データセンターへのサーバー移行についてスカイアーチに相談し、とても親切に対応いただいたことでした。入社してもうすぐ10年目ですが、当時はデータセンターで物理サーバーを管理していた時代でしたから、進化の勢いが凄まじくて、この9年はあっという間でした。

目立った変革はやはりクラウドへの移行ですが、個人的には、サーバーレスが本格的に案件化し始めたときが、すごく感慨深かったです。サーバーレスは僕を含め(多くのエンジニア)にとって昔からの"夢"だと思います。開発会社にいたころは、自分でサーバーを組み立てるところから始まって、プログラムを書き、WEBサービスを立ち上げていたのですが、スケールする仕組みを組む予算も技術力もないため、誤魔化すような形で増強して、自分の携帯で夜中一人で監視対応・・・という風に、常にサーバーを利用した構成の限界に悩まされていました。

サーバーありきでシステム開発に携わってきた立場としては、サービスの制限/構成パターンを意識した設計をしっかりとする事で、"サーバーレス"という、可用性に優れ、伸縮自在な、10年前から考えたら魔法のような仕組みを実現できる事がとても感動的でした。

サーバーレスが世に出てきた時には、ビジネスとして普及するのはまだ先だろうと思っていましたが、あっという間に使われるようになりました。オンプレからクラウドに移行する時はかなり時間がかかったのに、サーバーレスはあっという間。クラウドに移行した時点で、変化に麻痺していたのではと思うほどでした。

クラウドサービスは、今もなお続々と新たな機能が生み出されています。どのように進化していくのだろう、それをどのように使いこなすかを考えるといつも心が躍ります。

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