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識学でマネジメントを学んだら、日本一の女子ラグビー監督になっていた。

株式会社識学には、様々なバックグラウンドを持ったメンバーが所属しています。
その中でも異彩を放っている、元ラグビー日本代表の後藤翔太。
ラグビーコーチとしてのトップライセンスを持ち、代表チームやプロチームの監督が出来るにも関わらず、株式会社識学に身を置くことを選んでいます。
スポーツ選手から識学の組織コンサルタントへの転職。大きな一歩を踏み出したことでどんな変化があったのか?日本代表まで上り詰めた選手が語る「識学」の魅力について迫ります。

10年後に絶対勝つ。143センチで鈍足だった少年が中1の頃から追い続けた夢

-後藤さんは元ラグビー日本代表選手ということですが、なぜラグビーを選んだのでしょうか?

僕の父はラグビーが好きだったんです。
それで僕の1歳の誕生日プレゼントがラグビーボールで、家に転がっていたんです。その影響もあってラグビーを認識していたんです。
でも僕は、身体も小さくて足もかなり遅くて。中学1年になると、周りが160~170cmなのに、僕は143センチしかなくて。これはサッカーでも野球でも勝てないって思って、ラグビーを選びました。

-でもラグビーって、体の大きさや足の速さってとても重要ですよね?

僕のポジションはバレーで言うセッターみたいなポジションなんです。スクラムハーフというポジションなんですけど。わかりやすく説明すると、司令塔に1秒でも多く時間を与えるためにサポートするポジションです。背も小さくて足も遅かった僕に、当時のチームの監督がそのポジションを与えてくれてました。
でも、相手にタックルすると、何度も何度も跳ね飛ばされ、同級生にはずっと勝てませんでした。。ずっと悔しいなと思っていましたが、中1の時、「10年後に必ず勝とう」と誓ったんです。成長には差があるから、今は負けても仕方ない。でも、10年後絶対勝とうと思っていました。

-身体能力が不足している中で、どうやって10年後に勝とうと思っていたんですか?

永遠に練習してましたね。学校が終わったら毎日一人で練習に行ってました。足も遅かったので、山の方に1人で走りに行ったり。友達に遊びに誘われても、練習しないと勝てないと思っていたので行きませんでしたね。
努力の角度を誰よりも高くしていれば、並んだ瞬間に追い抜けると信じて、ずっと鍛錬を続けていました。そしたら少しずつ勝てるようになってきて。高校生の時には、キャプテンを任されるようになっていました。

夢の実現と同時にぶち当たったマネジメントの壁

-高校では全国ベスト8に。キャプテンとして、マネジメントで意識していたことはありましたか?

正直、マネジメントを意識したことはありませんでした。高校の時には、選手としてそれなりのレベルに成長していたので、チームの中での発言力も強くなっていました。練習メニューも選手のリーダー陣が決める指導方針だったので、勝つためにキツイ練習を取り入れていました。その結果、同級生からは嫌われ、下級生からは怖がられるようになっていきました。
メンバーから練習メニューの提案などもありましたが、どれも勝つために必要な練習ではなくて、楽がしたい練習ばかりで。僕は勝つことだけを考えていたので、提案は全て却下していました。でも確実に結果は出ていたので、ずっと実績と力で従わせるようなマネジメントだったと思います。

-大学では副キャプテンを任されて全国制覇。そして、22歳で日本代表に選出されたんですよね。

そうですね。中1の頃からずっと、10年後に勝つことを目標にしていました。ちょうどそれから10年後に日本代表になることが実現できたので、ようやく勝てたのかなって思えました。
大学でも日本代表に選ばれていた事もあって、練習はひたすらストイックになっていきました。でも、社会人になってマネジメントの大きな壁にぶち当たることになったんです。

-マネジメントの大きな壁とは一体?

社会人になって、会社員として働きながらラグビーのトップチームで活動していました。そこでも24歳の時にキャプテンを任されたんです。でも、学生時代と違って、自分より経験量も年齢も上の方が多くて、力と実績のマネジメントでは歯が立ちませんでした。

チームには、代表選手や年齢が上の元代表選手も在籍していたので、24歳の若造の指示なんて、誰も聞いてくれなかったんです。正しいことを言っていても意見が通らない。人は正論じゃ動かないなって初めて気づきました。

伸び悩むチームを徐々に変えていった識学

-年上の選手に対してどのように対応していったんですか?

僕にマネジメントの知識は無かったので、その人達に入り込むことしかできませんでした。相手の心が分からないと人をコントロールできないと思っていたので、食事や飲みに行って信頼関係を構築していきました。
社会人になって、あらゆる立場の人と話しながらマネジメントすることを覚えていきました。

-現役引退後は、女子ラグビーの監督に就任されたそうですね。

そうですね。自分自身のラグビーの経験を還元したいと思っていたところ、女子ラグビー部を創部するので監督に就任してほしいとオファーを頂き、4年ほど務めさせていただきました。
日本一のチームにして欲しい。そんなオーダーをもらっていましたが、就任から2年間は日本一になることはできませんでした。どうすれば勝てるチームを作れるかを考えていた時に、大学時代の先輩が組織マネジメントのコンサルティングを行っていると知り、教えてもらうようになりました。それが、現代表の安藤であり、識学だったわけです。

-識学を学んでいって、チームにはどんな変化があったのでしょうか?

創部2年で、日本で3位〜4位に位置するチームにはなりましたが、どこか突き抜けることができませんでした。今振り返ると、発泡スチロールに金メッキを塗ったようなチームだったと思います。ピンチになると、ボロが出て崩れてしまう弱点がありました。
僕自身、強固なチームを作るためにどうすればいいのかわかりませんでした。なので、識学を教えてもらってマネジメントのやり方を少しずつ変えていきました。
まず取り組んだのが、チームのメンバーのあらゆる数値を測定して、表にまとめていったことでした。各自に能力数値を共有して、勝つためにはどのくらい数値を伸ばさないといけないのかを共有していきました。

-なんとなく頑張るではなくて、具体的な数値を用意したわけですね。

そうですね。識学には数字の目標を明確にする概念があるので、それをラグビーでも取り入れました。
あとは、練習メニューに自主練習の時間を設けました。
例えば、3時間の練習があったら、2時間は全体練習。1時間は自分の能力を上げるための自主練習という構成にしました。勝つために、各選手ごとに向上しなければならない能力が違うので、全体練習だけでは相反してしまう。なので、練習の時間配分を変えていきました。
各自がどんな能力をどのくらい伸ばすべきかを理解しているので、個人練習で自然に能力が上がっていきました。成長する環境を作って、自然に正しい行動へ導くのは、識学のマネジメントの1つなのですが、それが良い循環を生んでいました。
成果が出てきたら、良くなったね!って褒めてあげる。この循環に入ると、選手たちはどんどん自発的に成長していって。結果的に識学を取り入れて1年で、チームは目標としていた”日本一”になっていました。

たくさんマネジメントを学んできて、本当に役に立ったのは識学だけだった

-その後は株式会社識学に入社されたんですよね。そこにはどんな理由があったんですか?

学生時代からキャプテンを任されたり、チームの監督をやらせていただいて、マネジメントの大きな可能性に興味があった部分が大きいです。
これまで、選手として日本一と日本代表を経験し、また、コーチとして何度もマネジメントの講習を受けてきましたが、自分の思考や、意思決定に影響を与えたものは識学だけでした。
独学でマネジメントを学んでいても、正解はわからないし、圧倒的に時間を消費してしまいます。
ですが、識学に出会ってすぐに、自分のマネジメント能力が次のステージに進めた感覚がありました。
そういった自身の経験を活かしつつ、識学を使って組織のマネジメントのサポートをしたいと思い、識学への入社を決めました。

-実際に識学に入社してみて、異業種からの転職になると思いますがどうでしたか?

識学を使ってコンサルティングをするためには、膨大な知識が必要なんですよね。なので、最初はすごく大変でした。ただ、識学って過程ではなく結果を評価する考え方なんです。
目標設定して、そこまでの経過は自由。そこに対して上司も口出ししないし、どれだけ時間をかけているとかも評価しない。やり方は自分が責任を持って変えるところだから、結果を出すために考えて実行する。そういう意味ではフレキシブルに考えてやることが出来る会社です。
僕は、選手・監督としてラグビーをやってきたので、その経験を活かした営業資料や説明を1から作り直しました。誰かの真似やマニュアルではなく、自分で考えたやり方で実践出来るので、戸惑いもなく成果を上げられるようになりました。

-後藤さんにとって識学とはどんな存在ですか?

識学は、野球でいうとバットみたいな存在だと思うんです。バットを持たずにバッターボックスに立つってありえないじゃないですか。それくらい独学でマネジメントしてる人が多いと思います。
そして、僕とイチロー選手がバットを振るのではパフォーマンスがまるで違うわけです。なので、まず識学という「武器」を使って打席に立てるように。そして、識学をしっかり理解していくことで良いマネジメントが出来るようになっていくと思っています。
正しいマネジメント手法を知って使えるように出来れば、組織の課題はクリアになっていきます。
僕は自身の経験と識学を駆使して、課題を抱えているチームや組織のサポートをしていきたいと思っています。

-最後に、株式会社識学で活躍する方はどんな方だと思いますか?

実際に識学に入社して、組織の課題を解決した時に、お客様から「後藤さんていい仕事しますね」って涙を流しながら言って頂いたことがありました。識学には、それだけ大きな力があると感じています。
だからこそ識学には、多くの社員が集まっていますし、お客様を魅了する組織になっていると思います。自分自身をより成長させたい、誰かの役に立ちたいと、主体的に考えて動ける方は、識学でも活躍しやすいのかなと思います。
僕含めて異業種から転職してきた社員は、多く存在しています。実績のある組織のリアルな課題に向き合って、問題を解決していく。とても刺激的でやりがいのある仕事だと思います。まず、識学自体が素晴らしいマネジメント理論です。この技術を駆使して、一歩踏み出してみたいという方がいれば、ぜひ一緒に働けたら嬉しいなと思いますね。

-株式会社識学では、現在組織コンサルタントを募集しています。
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