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PLUS-Dを擬人化したら、ライフスタイルブランドが立ち上がったという話(後編)

「PLUS-Dを擬人化したら、どんな人?」という社内アンケートを実施すると、「シャンディガフ飲んでそう」というコメントが…。そこから始まったプロジェクト。前編はこちらから


多様性を冠したプロジェクト

このプロジェクトのコードネームを「UNBUNDLE(アンバンドル)」と名付けました。

一般的には、セット販売していたものを別々に売るという意味で使用されます。

BUNDLE=束ねる、UNBUNDLE=バラす。ということです。

PLUS-Dの別事業という意味合いもありますが、私たちは更に広義に「ひとつの価値観に束ねられない多様性」という意味を込め、名付けました。

クライアントの事業成長のために使用する「デザイン思考」という課題解決の型に対して、UNBUNDLEは問題の提訴から入る「アート思考」がベースにあります。

即効性を持ってビジネスに直結するのではなく、世の中を形づくっている各個人に対して、思考や性質を少しでも動かそうとするものです。


For All Creators

ターゲットはプロジェクト発足当初から決まっていました。

私たちの活動に共感していただける方々は、クリエーターであると。

何故ならクリエーターこそ「デザインの領土を開拓する」ヒトたちであると信じているからです。

しかしながら、クリエイティブに従事する現場で散見するのはエナジードリンク…。弊社も例外ではありません。

本当に必要なのは、アルコールでもなければ、カフェインでもないはずなのに、度々ドーピングを侵します。

私たちが授かりたいのは翼ではなく、ストレスの軽減や思考の整理ができるツールかもしれません。



パッケージ

議論が煮詰まりました。ここまできて、何を創るべきか。再度考えます。

ノンアルコールであるというところは決まっています。

ふと。

多くのノンアルコール飲料のパッケージは、アルコール飲料のソレを模倣していて、「飲みたいけど飲めない人」へのアルコールの代替品としてのアプローチがほとんどであることに気づきます。

私たちが創りたいのは、ビールの代替品でもなければ、エナジードリンクの代替品でもありません。

飲料で言うのなら、薬用をルーツに持つジンの方が近いかもしれません。

かといって、ノンアルコールのジンというのは想像ができません。香りや深み、奥行きはアルコールあってこそと考えます。

しかしながら、パッケージは医療品のような清潔感が相応しいと思い、クラフトジンをイメージソースとしました。


いやいや寧ろシャンディガフ

何回も立ち戻ります。多様性を象徴するような飲料は何か?

きっとそれは、色々な文化や思想が混ぜ合わさったものであるという仮説を立てました。

そこで、無数の点が1本に繋がります。

「シャンディガフだ!」

シャンディガフの語源は、「混ぜ合わせる」という意味のフランス語。

これまでの固定観念を壊して、多様な価値観を混ぜ合わせることで新たな価値観を生み出したいという、UNBUNDLEの思いを表現するのにふさわしい飲料ではないかと!


いよいよ味です。ノンアルコールドリンクは、「仕方なく」飲むという、消極的な印象が強く、アルコールに比べて味への期待が少ないのが実情です。

前編にも明記しておりますが、当然のことながら、私たちは飲料メーカーではありません。

しかし、美味しくてなんぼです。そこはプロの手を借りるべきであると考えました。

そこで、創業100年を超える老舗、友枡飲料さまへ製造を依頼しました。

ここで私たちの「For All Creators」というワードに呼応するかのように、友桝飲料さまから素敵な提案をいただきました。

「GABAを配合しませんか?」

そうか。シャンディガフが由来する、麦芽や生姜が持つ高能だけではなく、そこにGABAを加えることは当時考えが及んでいませんでした。

友枡飲料さまもまた、クリエーターであると実感し、コラボレーションの醍醐味であると痛感しました。

私たちに欠けていたピースが埋まっていくことを実感します。

気づけばGABAが配合された飲料は近所で簡単に手に入りました。

飲んでみると、そのほとんどの飲料は何とも表現しづらい独特の後味があります。

強いて表現するのであれば、喉がギャバつくのです。

幾度かの試飲と味の調整と、ここでは書くことができないラッキーなトラブルに見舞われ(気になる方は面接にてお話しします)、ようやく生産が見えてきました。


オルタナティブ シャンディ ガフ

試飲と並行して商品名も検討します。当初はシンプルに「Non Alcoholic ShandyGaff」としていました。

もう印刷の寸前まできていましたが、アートディレクターの加藤からの提案で急遽変更することになりました。

「オルタナティブ アルコールって知ってます?」

もちろん、知りません。ですが、「それだ!」と思いました。

「ノンアル」という言葉は既に定着しているが故に、その言葉が持つ商品イメージもまた定着していると思いました。

前述しているように、ビールのようなパッケージや、缶チューハイのようなキラキラしたパッケージです。

新しい価値観を広めたいのに、既存のイメージを彷彿させるのは得策ではありません。

「オルタナティブ」とは「代替」という意味なので、それこそ私たちが避けていた言葉であるようにも捉えられます。

しかし、オルタナティブ ロックを聴くヒトはロックンロールが聴きたいのに仕方なくオルタナを聴いているわけではありません。

もうオルタナというジャンルが確立されています。これは、そのまま飲料に持ち込めると思いました。

言葉は、ライフスタイルに影響を及ぼすファクターです。

画して、「Alternative ShandyGaff」が誕生します。


UNBUNDLE by PLUS-D

Wantedlyのストーリーを公開して、約1年。

私たちは「UNBUNDLE」というライフスタイルブランドを立ち上げ、その第1段として「Alternative ShandyGaff」を販売しました。

https://www.unbundle.tokyo/

私たちは飲料メーカーになることを考えているわけではありません。

私たちは“デザイン“が生み出す価値で世界をよりよくするために邁進していきます。

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