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訪問クリニック創業秘話〜院長田中の視点から

こんにちは。ぴあ訪問クリニック 三鷹で院長をしている田中です。2017年春に創業した「ぴあ訪問クリニック 三鷹」ですが、「持続可能であり、同時に患者さん・ご家族が最大限納得できる在宅医療」を目指し、日々のさまざまな課題に取り組みながら、スタッフ一丸となって訪問診療を行なっています。今回は、私が踏み出した経緯から創業のきっかけをつかむまでの歩み、そして石見と出会った後の変化についてお伝えできたらと思います。

患者さんの生活や人生に関わりたくて踏み出した家庭医の道

私は、患者さんの病気だけでなく、その人の生活や人生すべてに関わりたいと思い、大学での初期臨床研修を修了後は、家庭医の道へ進みました。臓器別専門医とよばれる心臓血管外科医や消化器内科医などが王道とされる医師の世界で、総合的に診る医師は、まだまだアウトローなキャリアでした。もちろん不安もありましたが、飛び込んだ家庭医の道は充実していて、本人さんだけでなく家族や地域を診るやりがい、在宅医療のやりがいを実感した時期を過ごしました。

理想を目指して模索していた1年半

家庭医の後期研修を終えて家庭医療専門医を取得しましたが、自分の診療が一人前になる実感を得ていく一方で、日々の診療だけでは解決できないことも多いと痛感する日々でした。超高齢社会で看取り難民も増えているという話を聞くたびに、目の前の業務だけで手一杯だったり、自分のやりたいことや実現したいことのズレを感じたりする日々がつづくようになりました。このままでは自分が理想とする医療の実現はいつになるかわからない…こうして社会がより良い方向に進むような道を目指しながら自己実現をできるためにどうしたらいいのか模索するため、医療業界の外に勉強に出るようになりました。プロボノ活動に関わりながら、社会起業家やビジネス・経営のセミナーに参加しながら、いろいろな考え方を吸収した1年半だったと思います。

医師の仕事は、臨床・研究・教育だけでなく、事業をつくること

この頃、石見がゲストプレゼンターとして登壇した「第2回日本橋ライフサイエンスシンポジウム」に参加しました。今でも印象に残っているのは、このとき石見が発した「医師の仕事は、臨床・研究・教育だけでなく、事業をつくること」というフレーズ。この一言にビビッときました。そうだ、これだと。臨床・研究・教育を少しずつ進めていてものの、何か自分のなかで拭えない違和感があったところに光がさした瞬間でした。そして、事業をつくることが自分の理想を目指しながら社会を変革する推進力になる、と考えた私はさらに行動を進めていきました。

DR BARでの出会いから立ち上げに至るまで

その後、知り合いの誘いでたまたま訪れたDR BAR(ドクターが数名で出資して運営していたバー)で、偶然にも石見が現れました。お客さんがいない、バーテンダーのスタッフと石見と田中の3人だけ。実は、シンポジウムでは声をかけずに帰ってしまったので、そこが初対面でした。短時間でしたがいろいろな話をして、現場のリアルとITのネットワークの融合を考えていた石見と私の想いが重なる印象を持ちました。その後、メドピア社に訪問して何回か面談を重ねたのち、訪問クリニックの開業構想がスタートすることになりました。それからは、実現に向けたスピードはとても早かったです。物件の選定、スタッフの確保、ホームページの立ち上げから保健所の届出に至るまで、週の単位で物事をガンガン進めていき、2017年春に晴れてクリニックを開業することになりました。

現在

いまは三鷹市の在宅医療のインフラとして、多くの居宅患者さん、施設患者さんをチームで診療しています。患者さんや家族の不安にいち早く気づき、多職種での連携で在宅の安定化を目指すケースもあれば、最期は自宅で亡くなりたいという患者さんの希望に応えるべく、緩和医療を提供するケースもあります。いずれにしても、ゼロイチで立ち上げたばかりのクリニックなので、日々全員で話し合い、模索しながら、患者さんに質の高い在宅医療を届けるためのフローを確立しようとしている真っ最中です。

これから

「事業というのは個人の負担に頼るのではなく、仕組みとして継続可能であることが大事」

こうした石見の発言は、まさにその通りで、在宅医療が発展するために欠かせないことだと感じています。特に、24時間365日の在宅医療を提供していくには、1人ではとても続かないですし、多職種連携やチームビルディングの目線も欠かせません。私のような一歩を踏み出す若手の医師、看護師の新しいキャリアをあゆむ場として、持続可能性のある仕組みづくりをこれからますます進めていきたいと考えています。

最後になりましたが、当院の想いや活動に共感し、意欲をもってチャレンジしたい若手の応募をお待ちしています!

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