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北極海に沈みながら、スタートアップとしての決意を固めた話。

何故か分からない、自分でもよく分からないが、フィンランドの北極海に沈んできました。

これはいろいろなご縁に恵まれながら、英語もろくにしゃべったことのない僕が、フィンランドの僻地で日本人として初めて夢を語った話。


始めまして、サウナ職人の傍ら睡眠スタートアップO:に勤めているRikiです。

休日はもっぱらテントサウナにはまってます。

僕の自己紹介はおいといて、今回何のご縁かわかりませんが、フィンランドのオウルで行われるビジネスピッチングイベント「ポーラーベアーピッチング」に参加することになりました。


Polar Bear Pitchingとは、


ご覧の有様だが、何がなんだか分からないと思うので補足すると、氷のはった北極海に沈みながら沈んでいる時間分だけ、スタートアップが投資家にピッチができるというイベントである。

気でも狂ったんじゃないかと思ってしまうこのイベントにも歴とした背景があるので説明しておくと、フィンランドは昔Nokiaという大企業のおかげで非常に豊かな国だった。


しかしNokiaが携帯事業を売却した後、経済不況が訪れたフィンランドではIT人材のリストラが起き、優秀なエンジニアが野放しになってしまったのだ。

そうした人材の流出を防ぐために、スタートアップのエコシステムを形成しようと始まったのがこの破天荒イベントである。

そして北極海に沈む、


そんなピッチイベントに日本人として初めて参加し、世界中のスタートアップの経営者と緊張を分かち合いながらイベントに臨んだ。

訛りすぎて何を言っているのか分からない英語のMTGをいくつもくぐり抜け、いざ自分の発表の出番がやってきた。

北極海に沈むと言いながら海に向かって架けてある階段をゆっくり降りていくわけだが、つま先をつけた瞬間にあまりの冷たさに、頭が真っ白になった。そして、自分でも驚くくらい記憶が飛んだ。


真っ白な頭で、真っ白な枕を抱えながら何を話したのかあまり覚えていないが、海中からの景色は割と良かった。

1人だけ厚着しすぎだろと思ってた現地のスタッフに、「お前は本当に日本人か?」と聞かれたときは、寒さで凍てついた頬も少しほころんだ。

サウナの聖地を感じる、


フィンランドはサウナ発祥国ということもあり、イベントの後に登壇者と投資家全員でサウナに入る時間があった。

サウナでメンタリングやファイナンスの話をすると意外と効率的かもしれないなと思いながら現地のインキュベートファンドの方々にゴリ詰めされるいい時間だった。

フィンランド人と日本人はよく似ている、勤勉で誠実だ。
ただ日本人は、自分のために頑張ることを忘れている。

この言葉が中でも心に残っている。

というのも、世界一幸せな国の1つのフィンランドでは1つの根性論が浸透している。それはSISUという考え方だ。



SISUは日本でいう根性論と少し違い、頑張るラインを自分のために引くという。

自分のために、何を頑張るのか、どんな挑戦をするのか。

裸体の男性であふれかえる灼熱のサウナで、ひとりの外国人として、もう少しだけ自分のために頑張ろうと腰をおろした。

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