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エンジニアがクルマづくりに関わるキャリアパスを探る               Nissan Connectサーバーサイドエンジニアが現場を語る社外向けイベントレポート

1月24日、「コネクテッドカー&サービス技術開発本部」の拠点である日産中目黒オフィスにて社外の方々に向けて現場の声をお伝えする自社イベントを開催いたしました。

今回のイベントでは「コネクテッドカー&サービス技術開発本部」の開発で使用するSpring Boot/Spring Cloudの運用例やそのメリット/デメリットをご紹介するとともに、同部署に所属するエンジニア3名によるパネルディスカッションを実施。事前に参加者の皆様からヒアリングした内容も踏まえ、話題の焦点となったのは車メーカーにおける企業風土やコミュニケーションについてでした。

1933年創業の日産自動車において2016年に新設され、多くのIT業界出身者が集うこの「異端」とも言える部署がどのように他部署との文化の違いを埋めているのかという疑問からディスカッションはスタート。レポートではその一部をお届けします。

当日のスピーカーは同部署に所属する森下、小野田、塩浦の3人。それぞれ異なる業界から車業界に飛び込んだサーバーサイドエンジニアです。

部門の数だけ文化がある
だからこそ、今までの「正しさ」だけでは通用しない

――まずは、自己紹介と簡単な経歴をお願いいたします。

森下:あらためまして、森下です。前職はヤフーで、44歳で日産に転職しました。この年齢でも、思い切った転職ができるのがエンジニアのいいところだなと思いましたね。どうぞよろしくお願いいたします。

小野田:小野田と申します、本日はお集まりいただきありがとうございます。日産に転職してくるまでは長らくゲーム業界に籍を置いていました。この部署の中でも古株の方で、まだ人数も少なかった頃も知っていますので、どのように他業種組の集まりが日産の企業文化と手を取っていったかについてもお話できるかと思います。

塩浦:塩浦です。日産に入社する以前はずっとWEB業界にいまして、フロントエンドからバックエンド、インフラと一通り経験してきました。今日はよろしくお願いいたします。

――早速ですが、「IT業界と自動車業界の文化の違いについてどのようにキャッチアップしているのか?」と参加者の方からの質問をいただいています。

塩浦:今までいたWEB業界の常識のままでは通用しないことは少なからずあります。社員数が何万人といて部署が違えば文化も違うほどの会社規模ですから。そこはうまい形で信頼関係を築くために、互いに歩み寄る姿勢は必要ですかね。

小野田:僕が入社した2017年当初は本当にまだ何もない状態だったこともあって、関係構築には骨を折りました。実際、それは今でも思っています。でもそれは、長らくこの業界にいる先輩方が自分たちの作り出すプロダクトが万が一にも人の生命を奪うリスクを孕むと重々理解しているからこそなんです。外から入ってきたばかりだと十分な実感が湧かない分、意識の差は生じざるを得ないのでしょうね。

森下:私の場合はこの三人の中でも一番社歴が浅いこともありますし、組織間の関係性がある程度出来上がった段階だったということもあって苦労したという実感は薄いですね。ただやはりIT業界とは大きく違うのは、出荷(納品)の遅延は許されませんし、厳格な水準での製品テストが求められることですね。以前、出荷間近の製品で問題が見つかった時は冷や汗ものでした。すぐに直さなければ出荷スケジュールに影響してしまう状況でした。

小野田:とはいえ徐々にこちらのやり方を知ってもらう中で、理解が深まってきた実感はありますね。ずっとコミュニケーションしているうちに変わってくるものです。

塩浦:最近だと、中目黒オフィスに厚木で車を開発するエンジニアを招待してオフィスツアーを実施しましたね。我々が普段どのように開発を行っているのかを説明する機会を設けました。具体的には、GitHub上でのコードレビューやCIを構築してテストの自動化の話など。結構評判はよかったと聞いています。かつて国内外の文化が出入りしていた長崎県の出島じゃないですけれども、この部署が日産に新しい文化を入れていくはじまりの場所になっていけたらと思いますね。

小野田:石の上に3年のように、すこしずつそうした文化改革をしていけるのがこの部署の面白みでもあると思っています。

――「どういう経緯で日産への入社を決めたのか?」との質問もありますが、いかがでしょう。

森下:きっかけはSNSで声を掛けてもらったからなのですが、入社を決めた理由は車という現実に作用する仕組みに関われる期待感からです。ヤフーの中で広告サービスを担当していましたが、それはやはりネットの中で完結する仕組みです。今回声を掛けてもらって、車にITの技術を掛け合わせて新しい体験をつくっていく取り組みを知って興味を持ちました。

小野田:僕はゲーム業界に長く居て、転職しようかなと言う時期と重なったことがひとつ。もう一つは子どものことですね。ゲーム業界にいると、ゲームをリリースして売れないとあまり注力しなくなったりしますよね。ライフサイクルは短くて数年以内になくなってしまうものも結構あります。ですが、車は、長い年月乗るものですし、それに対するアプリもやはり長く使ってもらえるはず。子どもが大きくなって来たときに「パパはこれに関わっているよ」と言えるのはいいなと思ったのです。「日産がなんでアプリ?」とも思いましたが面白そうだなと。

塩浦:WEBサービスの開発・運用に長く携わり、次のキャリアをどうするか悩んでいました。WEB業界の界隈では、フィンテックやヘルステックなど様々なサービスが生まれていて、その中でも私はIoTに対して強く興味を持っていました。同時に子育ての中で車を活用することが多くて、車に対してもっとこうなって欲しいと思うこともあり、そういった問題解決に関わることができれば、やりがいを持って仕事に取り組めるのではないかと思い日産に入りましたね。

パネルディスカッションの後は社員を交えての懇親会も実施。

参加者からさまざまな個別質問がでて盛り上がりを見せました。

イベントを終えた後のアンケートでは「文化の違いに対する苦労など、現場ならではの話が聞けて興味深かった」、「現状のコネクテッド領域に関する理解が深まった」などといったうれしい感想を複数いただきました。

今後ますます注目されていくであろうコネクテッドカーの進化。2020年代のモビリティサービスを牽引する日産で、ともに時代の変化を牽引することに興味のある方、ぜひ次回のイベントに足を運んでいただけましたら光栄です。

車社会の未来を一緒に作るサーバサイドエンジニア募集!

サーバサイドエンジニア
車社会の未来を一緒に作るサーバサイドエンジニア募集!
日産自動車は、その社名が示す通りクルマを作っている会社です。でも、我々が作っているのはクルマそのものではなく、クルマのためのコネクティド アプリ・サービスです。 集まったメンバーは様々で、免許は持っているものの、無事故無違反無乗車でゴールドになったようなメンバーもいれば、若くしてすでに何台もクルマを乗り継いでいるメンバーもいます。ただし、全体としてはクルマを持っている人の方が少数派。たまに開発用のクルマを運転するときも、おっかなびっくりといった様子です。 そんないい意味で自動車会社らしくない人材が集まって、多彩な視点でソフトウェアを作っているのがこのチームです。 そんな我々がこれまで携わった製品には以下のようなものがあります。 Nissan Connect EV  • iOS: https://apps.apple.com/jp/app/id406767835  • Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.aqsmartphone.android.nissan_jp Amazon Alexa対応の「リーフ」スキル  • https://n-link.nissan.co.jp/MANUAL/EV/ALEXA/index.html ▼ 私たちの部署の位置付け 私たちが所属するアプリケーション・サービス開発部はルノー・日産・三菱アライアンス直下の組織です。 日産自動車とフランスのルノーは、1999年にパートナーシップ関係を結び、以降、資本提携はもちろん、開発・購買の共同化や、人材のグローバル化を進めてきました。また、アライアンスに三菱自動車も加わり、その効果は年々高まっています。2017年上半期と2018年上半期には、アライアンス全体の自動車の販売台数は世界1位となりました。特に、電気自動車や自動運転の領域では世界的なプレゼンスも大きく、約180カ国にマーケットを持っています。 (2017年https://jp.sputniknews.com/science/201707293939333/ )  (2018年https://www.asahi.com/articles/ASL7W4R8ML7WULFA01V.html) そのルノー・日産アライアンス直下に、コネクティドカーの開発を加速化させるべく創設された組織が、アプリケーション・サービス開発部です。この組織では、最先端のWebテクノロジーと世界中のルノー・日産・三菱のクルマを通じて、世界中の人々に新しい価値を提供するべく、サービスやアプリケーションの開発に取り組んでいます。 また、私たちの部署は、日産R&Dとも強い協力関係にある部署です。日産R&Dでは、車両を開発する部隊と我々のようなアプリ側のソフトウェアを開発する部隊が同居し、大規模な開発プロジェクトに日々取り組んでいます。日産は全社的にCASE(コネクティド 、自動運転、シェアリング、電気自動車)と呼ばれる先進分野に注力しており、日産R&Dでも、プロパイロットと並んでコネクティドカーが重点領域とされています。 ▼ コネクティドカーとは? コネクティドカーとは、クルマがネットワークとつながる(コネクティド)ことを意味します。安全性の向上や自動運転の実現などクルマ自体の進化に加えて、クラウドとその先にいるエンドユーザーや様々な異業種のプレイヤーとつながることでクルマの可能性が広がります。 クルマが、パソコンやスマホのように当たり前にインターネットにつながるという未来。自動車業界は、CASE革命により100年に1度の変革期にいると言われており、我々には想像もつかないような未来がそこには広がっています。皆さんもこの新しいものづくりに参加してみませんか。
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