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「顧客は誰か」「顧客は何を買うか」を考える

みなさん、こんにちは! A-SaaS(エーサース)でプロダクトサイドの責任者を務めている上村です。

最近、会社のビジョンに基づき新規プロダクトを企画する機会がありましたので、そのときの話をさせていただきます。

■ビジョンをプロダクトに落とし込むのは難しい!

皆さんは普段、どのくらい会社の「ビジョン」を意識してプロダクト開発をされているでしょうか?

ビジョンとは、ある時点において実現したい世の中の未来像です。

数年後、こういう社会をつくりたい。このような会社になっていたい。

当然ながら、プロダクト開発はこのビジョンの実現のために行われるはずです。

しかし、自社のビジョンを自分たちのプロダクト開発に十分に活かしていると言い切れる方は少ないのではないでしょうか。

それはある意味仕方がないことだと思います。

会社のビジョンは抽象的な表現が多く、そのままでは、プロダクトに落とし込めないことがほとんどだからです。

■当社のビジョン

当社のビジョンは以下のとおりです。

ご覧の通り、内容は割と具体的ではありますが、まだ抽象的です。一読しても、

「それで、どんなプロダクトを開発すればいいの?」

そんな疑問が湧いてきます。

ビジョンに基づく新規プロダクトの企画・開発を任された私も同じでした。

そこで、私を含む何人かで、ビジョンをプロダクトに落とし込む作業を行うことにしました。

■誰にプロダクトを提供するのか

「マネジメントの父」と言われる経営学者のピーター・ドラッカーは、「顧客は誰か」「顧客は何を買うか」を考えることが大切だと教えてくれています。

私たちも、まずはじめに、「誰に」プロダクトを提供するのかを明確にしました。

いわゆるターゲット・ユーザーです。

ターゲット・ユーザーを明確にするコツは、不特定多数のユーザーではなく、シャープに一人のユーザーを想定することです。

どのくらいシャープに想定するかというと、以下のような具合です。

「28歳。男。独身。会計事務所勤務。中小企業の社長さん相手に毎月経営状況の説明をしている。そのときに使っているのは試算表と月次損益推移表。基本的な会計知識は持っているが、複雑な仕訳は所長先生に聞かないとわからない・・・」

これは、私たちの新規プロダクトのメイン・ターゲットとなるユーザーの像(「ペルソナ」と呼ばれます)です。

私たちの場合、この他にもう1人のサブ・ターゲットを設定しました。

■どんな価値を提供するのか

次に、どんな「価値」を提供するのかを明確にしました。

ここでのコツは、世の中の変化やトレンドに着目し、自社のビジョンを実現させる機会を見出すことです。

私たちの場合、税理士の仕事の将来に着目しました。

近い将来、税理士の仕事はAIに奪われると言われています。しかし、本当にそうでしょうか。

あまり知られていませんが、税理士は、多くの中小企業の社長さんにとって「かかりつけのお医者さん」のような存在で、会社が風邪を引いたら(経営に問題が起きたら)、まず最初に相談する身近な相手です。

税理士の仕事のなかでも、日々のお金に関する取引を記録したり、申告書を作成するといった定型的な仕事は、AIに奪われるかもしれません。しかし逆に、そういった作業が減れば、税理士は、より付加価値の高い仕事に集中できるようになるとも考えられます。

もし税理士がより多くの中小企業に付加価値の高いサービスを提供できるようになれば、多くの中小企業が健康になり(経営が向上し)、世の中がどんどん活性化されていくはずです。

私たちはこのように考えて、「税理士とその職員がより付加価値の高いサービスの提供にシフトできる」ことをプロダクトの基本的な価値として定義しました。

まだ開発中のため、プロダクトの内容はご紹介できませんが、このコンセプトは多くの税理士の方の共感を集めています。

■まとめ

ここまで、私たちがビジョンをプロダクトに落とし込んでいった過程の一部をご紹介させていただきました。

誰にどんな価値を提供すれば、自社のビジョンが実現に近づくのか。

これを考え抜くことが大切です。

このあとプロジェクトは、ユーザーストーリーの洗い出し作業に進みました。また機会のあるときに、ユーザーストーリーの洗い出しについてもお話できたらと思います。

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