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ディレクターを目指す方へ。私がこの職種になった方法&必要スキル

こんにちは。
株式会社メンバーズキャリアのWebディレクター高橋です(MAもやっています)。
会社のリソースを使って「クリエイターの悩みに寄り添う」と勝手に位置づけているシリーズ、第三弾。

今回は「もっと上位のクリエイティブに関わりたい」という方に向けたお話です。
私の経験をもとに「どうやったらWebディレクターになれるのか」「Webディレクターに必要なスキルとは?」といった内容をお伝えします。
新人ディレクターや、これからディレクションもやってみたい、という方の参考になればうれしいです!

※すでにクリエイターとしてバリバリ活躍している方はこちらもどうぞ。
第一弾
第二弾

ディレクターのお仕事

デザイナーなら「デザイン」をやる人。ライターなら「ライティング」をやる人。
でも、ディレクターっていまひとつ、何をやるのかピンとこないのではないでしょうか。

ですが実は、意外と簡単。上記の例とまったく同じで、ディレクターは「ディレクション」をやる人です。

ディレクションは「企画・立案・制作」のすべてに関わる

「ディレクション」ってなんだよ!? という疑問について、以下でお話したいと思います。

まず、クライアントやプロデューサーが企画のふんわりした概要や金額、目標などを決めます。

その後のすべての業務、具体的にはお金・人員・時間などのすべてを駆使して、制作物をより良い状態で完成させることが「ディレクション」つまりは、ディレクターの仕事です。

例えば、企画のコンセプト設計。誰をターゲットにするのか。商品のどの部分を、どのような手法で売り込むのか。
あるいは、デザイン決定。決まったターゲットには、どんなデザインが受け入れられるか。
そして人員の工数管理やスケジュール管理。誰がいつ、何をやるのか。どうやって間に合わせるのか。
企画の“ふんわり概要”を共有してもらい、ヒアリングしながら“ふんわり”を“明確化”していく「要件定義」という時間も、重要なお仕事です。

ディレクションには、「目的」とか「目標」のほか「指示」「管理」、そして「方向」という意味があります。
あくまで私個人の経験上ですが、ディレクションは「方向を決めること」にかなり大きな比重が置かれているのではないでしょうか。

「ディレクターを楽しめる気がする人」はディレクターに向いている

ディレクターは、制作全体に広く浅く、ときに深く関わる仕事です。一度プロジェクトが始まってしまえば、途中で別の人に交代することはかなり難しいでしょう。

改善案を出したり緊急事態に対処したりするためには、各分野それぞれに一定以上の知識とスキルが求められます。制作現場と同じ目線で制作物のクオリティを語り、プロデューサーと同じ目線でビジネスを語る。
異なる職種をつなぎ合わせるハブのような役割と、プロジェクト全体を貫く背骨のような役割があります。

この話を聞いたうえで「楽しそうだな」と感じた方は、おそらくディレクターに向いています。ディレクターに限らずですが、その職種を担うための最大の素質は「楽しめるかどうか」ではないでしょうか。ですが特にディレクターの場合は、それが顕著だと感じています。
なぜなら、幅広く制作に関われるという楽しさと、まったく同じ点が困難さをも生んでいるからです。話を聞いたときに楽しさを想像できたなら、同様に大変さも想像できたはずです。

それでもなお「楽しそう」と思った方は、ぜひディレクターを目指してみてください。その素質を活かせる場面が、必ずあります!

ディレクターに必要なスキル

各部署とのコミュニケーションが大部分を占める

「方向を決めることが大きな比重をもつ(と思う)」とお伝えしましたが、ディレクターにおいてもっとも重要なのはコミュニケーションスキルです。

大切なのは「トークで盛り上がること」や「コミュ力でグイグイ行くこと」ではなく、「正確な情報を収集し、正確に伝えること」です。
自分が決めたことを齟齬なく各部署に伝える。ある部署から上がってきたことを間違いなく理解し、自分なりに噛み砕いて、わかりやすく別の部署に伝える。

ここで誤解があると、だんだんと誤解の上に誤解が積みあがっていき、いつか歪んだコミュニケーションのタワーは崩れてしまうでしょう。プロジェクト崩壊の危機です。

ほかのスキルがどんなに素晴らしくても、コミュニケーションエラーが起こるだけで簡単にプロジェクトは崩れ去ります。
そのため、私だけでなく多くのディレクターたちはコミュニケーションが最重要だと考えているはずです。

スケジュール管理や調整、詳細を決定するスキルなども必要

次に重要なのが、「金額や人員、使える時間が決まっているなかで、いかに良いモノを制作できるか」ということ全般に関わる、いわゆる実務スキル。

まずは予定を立て、スケジュール管理を始めます。もちろん、自分のスケジュールだけでなくメンバー全体、そして制作物の完成具合のスケジュールです。WBSとか呼ばれるヤツをつくるのはもちろん重要ですが、WBSを書く前後のスケジュール感なども自分のなかにもっておくと良いでしょう。

覚えておきたいのは、スケジュールは必ず乱れるということ。各所と連携してなんとか帳尻を合わせる「調整力」も求められます。どのくらいズレそうか? いつ、どうやって元に戻すか? という工数予測をする力もあると便利です。 

そしてそもそも、「どんな制作物にするか」という決定・判断がメイン業務だったはず。何が正しいのかを見極める力。「決定力」も必要不可欠です。

知識のアップデートを行い、判断の根拠を補強する

説得力がある決定を行うには、判断の根拠となる情報が必要です。もちろん「説得力があるだけ」ではダメ。予測通りにプロジェクトを成功させるためにも、知識は大きな武器となります。

マーケティング知識や最新ニュース、過去の事例、業界史などをインプットし、知識のアップデートを心がけましょう。

このあたりの知識系は「かけた時間と成果がイコール」なので、比較的気が楽ですね。
(「正確なコミュニケーション」とかは、どんなに練習しても必ずどこかで失敗する……。ガンバっても成果につながらないことが多いので気が重いですね……。)

逆に言うと「やるしかない領域」でもあります。勉強していないと、すぐバレます。地道に学んでいきましょう。

ディレクターのなり方

では、そんなディレクターにどのようになったらいいのか。まずは、私の方法をお話します。

私の人生で最初にディレクター関連のキャリアがスタートしたのは、書籍の編集(ディレクター)&ライター職に、「編集1割、ライター9割」くらいの立場で就職したとき。
「未経験OKのディレクター」はあまり見かけませんが、「未経験OKのライター」はよくあります。
ライターからスタートして少しずつ編集にキャリアアップしていく、という感じでした。

その後転職し、Webライターとなります。そこではライター採用だったものの、前述のディレクターの仕事のなかに出てきた「要件定義」もライターが行わなければならず、デザイン決定やデザイナーへの依頼もライターが行うという仕組みでした。

つまり私の場合は、『少しずつディレクター職の比重が増え、ディレクターの仕事をやらざるを得ない状況になり、気づいたら事実上のディレクターになっていた』という感じです。

その後の転職で現職(株式会社メンバーズキャリア)になり、名実ともに「ディレクターという職種」になりました。「事実上のディレクター」から「ディレクター」になるのは、ご想像の通り比較的容易です。

現職でのディレクターへのキャリアアップ例をご紹介

私の場合は置いておいて、一般的なディレクターのなり方を、現職(メンバーズキャリア)の場合でお伝えします。簡単に自社を説明すると、正社員派遣を扱っている常駐型のクリエイター派遣の会社です。私はメンバーズキャリアに正社員として雇われているディレクターですが、常駐先企業のコンテンツをディレクションします。
自分のやりたいことやキャリアプランを営業さんがヒアリングしてくれて、それにあった常駐先を紹介してくれます。

直近では、デザイナーからディレクターになるという方が3名、常駐先が決定していました。そのほかにも、何例もデザイナーやマークアップエンジニアからディレクターにキャリアチェンジしている方の話をうかがっています。

ディレクターになりたいということを伝えれば、ディレクターを募集している企業を紹介してくれるようです。しかも初めてディレクターになる場合、ベテランのディレクターと同じ企業に常駐し、常駐先で実務を教えてもらっている、という例が多いです。

よくある失敗談に、OJT(現場教育)とは名ばかりで、いきなり無理難題を押し付けられてしまう、というものがあります。
ですがメンバーズキャリアの場合クライアントの元でディレクションを行うので、そんなことをして新人ディレクターが失敗したら「メンバーズキャリアの責任」です。
しかも、ベテランディレクターは後輩の教育を行うことも評価の一環になっています。丁寧に、成長できるように教えてくれることでしょう。

また「常駐型」ならではの特徴として、常駐先が切り替わるタイミングで、だいたい1ヶ月くらい本社での待機時間があり、その時間を活用できるということが挙げられます。
その待機時間に別の待機中のディレクターから業務内容を教えてもらったり、資格勉強をしたりしてスキルアップが可能です。私も先日、業務時間中にディレクター同士の勉強会に参加しました。

前述した「キャリアチェンジしてディレクターになった」という方のうち、ほとんどの方が常駐切り替わりのタイミングで職種も切り替えた、という方たちでした。

まとめ:仕事内容、必要スキル、なり方

【ディレクターの仕事】
プロジェクトをいい感じにするため、企画・立案・制作を統括。各所に連絡したり決定したり調整したりする。

【ディレクターに必要なスキル】
1.コミュニケーションスキル
2.スケジュール管理や進捗管理、調整、決定などの実務スキル
3.知識をアップデートしつづけるスキル(癖をつける)

※制作能力があることは前提です!

【ディレクターのなり方】
前段階の職種からキャリアアップするのが一般的。少しずつディレクターの職域に挑戦したり、職能を増やしていく“じわじわディレクター化する”パターンと、何かのきっかけにディレクター職に挑戦する“一気にディレクター化する”パターンがある。
いずれのパターンでも、ちゃんと先輩ディレクターが教えてくれる環境があるとグッド!

以上です!
新人ディレクターやディレクションに関わりたい方、キャリアアップやキャリアチェンジを狙っている方にとって、少しでも参考になればうれしいです。

それでは、みなさんに良きクリエイターライフがあらんことを。

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