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筑波大学発ベンチャーとして

1980年代のまま進化が止まっているサイエンスシティというのは矛盾のように聞こえ、徐々に活気を失っているつくばセンター界隈。
これを悩ましいと思っている同窓は意外に多いのが現状です。

この土曜日も後輩たちの就職やキャリア支援で大学に戻った数人のOB・OGと懇親会があり、その席上で『今のつくばと大学をどうしていくべきか』という話題が出ました。
これまでに西武百貨店跡をベンチャー拠点にするためのクラウドファンディングといったような刹那的で局所的な動きはありましたが、ヒト・モノ・カネが上手く連動しなければ沈降しているものを再浮上させることは出来ません。

社会の第一線で活躍している同窓がそうした議論をしながら酒を傾けているうちに、一つの方向性が出ました。少し格好が良すぎるかもしれませんが、つくばセンター界隈をオックスフォードと同じような都市形成にすべきというものです。
オックスフォードは街自体が大学と混然一体になっており、店の2階が教室になっていたり学食で近所の人が食事をしている姿が普通です。
筑波大学は元々何もないところに造ったこともあって、学内にスーパーや理髪店があった時期もあり、学生寮だけでも未だに4,500室を抱えています。つまり小さな街を抱えている状態で学内で全てが完結してしまうので、「開かれた大学」という枕詞はありますが外部交流が極端に薄くなっている現実があります。
これを強制的に変えていこうというのが今回打ち出されたものです。

これを地元事情に合わせながら磨いて馴染むようにしていくのが当面の課題となります(来夏には視察に行こうという話も出ています)。混然一体となった街にLRTや無人バスが走っているハイテク都市という姿が、懇親会で話された最終形。
酔いが醒めた今、その具現化や可能性に向けた計算が始まっています。

実は当社、その課題への対処を見越して作られた会社で、筑波大学発ベンチャー企業のなかで唯一のモノづくりや開発が絡まないという珍しさがあります。
不動産と言えば「悪徳」が頭に付くようなイメージの悪い業種です。しかし本来は法や経済、建設・土木・環境、社会行動や交通といったものを包含する学際的なもので、海外では不動産学という学問領域もあって金融を扱うのと同じような高度で難しいものとされています。

不動産を動かすというのは単に売り買いするだけでなく、色々な事象を整理して持主が変わっても支障なく地域に溶け込みながら使えるようにするということ。
そのために、調整者として高度な学識経験を持って事に当たるという部分が大学発として認められた要因となっています。
そして、来るべき大学の構造変革のときに実力を発揮するように。これが承認を受けた当時に付された条件でした。

こんなこともあって、当社のスタイルは産・官・学の連携に基づく事実と知恵の積み重ねに重きを置いており、メンバーには得意分野の学会所属を義務付けて必要経費は会社負担としています。
といっても不動産絡みの学会に限定している訳ではなくあくまで得意分野なので、仮に音楽の学会があればそれでも構いません。全員が何かについて粘着質に研究することが重要だからです。

そんなメンバーにとって今来月は秋季大会のシーズン。勿論費用は会社負担で、多い人は5学会参加のために地方巡業しています。旅行のようになってしまいますが、地方に行って色々なものを見て来るのも立派な仕事。そこで見たものが仕事のヒントになるかもしれない。

そんな「何でもアリ」で話をしながら進めていくラボのようなスタイルで仕事を行っています。

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