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世の中に必要なサービスを。エンジニア出身のCEOが挑む、エンジニアだからこそ出来る社会貢献

創業者の岩槻は、大学時代に独学でプログラミングを始め、大学卒業と同時にレバレジーズを起業。エンジニアからマーケターに職能を広げ、「顧客の創造を通じて関係者全員の幸福を追求し、各個人の成長を促す」を企業理念に掲げ、これまで30を超えるサービスを世に送り出しています。

創業15年で売上450億規模に導いた岩槻に、エンジニアとして身につけたスキルの活かす先や、この先目指すべき次のキャリアについて話を聞きました。


プロフィール
岩槻 知秀
レバレジーズ株式会社 代表取締役
1980年生まれ。大阪府和泉市出身。早稲田大学社会科学部入学後、大学1年時からIT企業にてエンジニアとしてビジネス経験を積む。大学卒業と同時に、2005年にレバレジーズ株式会社を設立し、グループ会社の取締役も兼務。

ポートフォリオと新卒採用で安定した経営基盤を確立

—起業の経緯について聞かせてください。

自分は、19歳のときから起業を決めていたんですよ。起業家の話を読んだり聞いたりして、つまらないかもしれないですけど「なんかかっこいい、人生1度しかないなら大きな事業を創って社会に良い影響を与えたい」と思っていたんです。小学生が野球選手になりたいと思うのと同じように、当時ITバブルと言われる時期だったのでこの分野で大きなことをできたら面白いなと思ってました。

でも起業するには、お客さんに貢献しないとお金がもらえないじゃないですか。そこで自分に何ができるか、どんな分野で貢献できるかを考えたとき、自分は営業もエンジニアリングもできたので、今の「レバテック」の元となるSES(システムエンジニアリング)で事業を始めました。

実は大学1年のとき、自分で借金つくってしまったのと父親の事業が失敗したのが重なって一家離散し、学校に行く時間がなくなるくらい仕事に取り組まないといけない状態でした。それで、当時学生が稼げる仕事といったらホストかプログラマーくらいしかなく、なんとなくプログラマーが一番向いているかなという、不純な動機でプログラミングを始めたんですよね。

当時はお金がなく独学でプログラミングを学んでいたため、しょうもないバグでずっと詰まってたりしてました。それが「teratail」をつくりたいと思ったことにも繋がっています。

—それからレバレジーズをここまで成長させていく中で、印象的だった出来事は何でしょうか。

まずは2008年のリーマンショックでしたね。金融や製造をはじめ、参入したかった分野が全部だめになったんですよ。運良くそれが全て不況対策に繋がり、売上は下がりながらも雇用は維持して乗り切れました。このとき、会社の安定が重要だと改めて感じ、売上を担保しながら会社を伸ばしていくためにポートフォリオ経営を始めました。

金融でも、上がってる銘柄と下がってる銘柄を組み合わせてポートフォリオを組めばリスクが平準化しますが、まさにそれと同じ考えです。本当は、まずリソースを絞って一つの分野で強みを作ることが初めの戦略だったんですけど、別の分野も同時並行で走らせておく必要があると思いました。

その次は、2012年に新卒採用を強化したことですね。自分で5年ほど経営した経験から、「若い人の方がカルチャーフィットしやすい」という感覚がありました。7〜8割が新卒採用、2〜3割が中途採用の方がお互い刺激になって良いと思っています。ただ、ことエンジニアに関しては他社で様々な経験を積んだ人も必要なので、ビジネス志向をもった中途の方を積極的に採用したいと思っています。

そしてもう一つ印象的な出来事は、まさに今起きてると思っています。マーケティング周りの改革で、効率化や能力開発等で伸び悩んでいた特定の部署の売上が2倍になる程の効果の改善が見込まれています。


インハウス化により、スピーディーな開発と社員の職能拡大を

—そのようなターニングポイントを経て、今もなお非上場であり続ける理由を教えて下さい。

単純に、今はまだ短期投資目線の株主とWin-Winにならないんですよ。私たちのステークホルダーには株主と社員と顧客、そしてメディアのユーザーがいますが、短期投資目線の株主と利益を一致させるにはまだ難しいフェーズなんですよね。

当社の今の投資はほとんどがPLを毀損する投資なので、投資をすればするほどROEが下がるので、株主の利益が下がってしまうんですね。でもベンチャーでありたいし、社員にとっても職域や職責が広がらないと市場価値が上がらないじゃないですか。なので、内部の成長と顧客への貢献を増やそうと考えたら、投資をもっとしなきゃいけないので、今上場するのは適切でないと思ってます。

それこそ、起業した当初は一気に上場していこうかなと思っていたのですが、深く考えれば考えるほど、早期に上場したら「関係者全員の幸福を追求する」という理念の達成に近づかないことに気づきました。もちろん、これからも上場しないわけではないですが、今は上場すべきでないと思ってます。

—レバレジーズの特徴としてオールインハウスがあげられますが、インハウス化することでどんな利点があるのでしょうか。

ペイドメディアで代理店を通してコンペティターに勝つのは難しかったので、オールインハウスの体制を取り入れました。代理店に依頼すると原価に会社の利益が加わりますし、どうしても広告費に対するパーセンテージで判断されるので卓越さを生まないんですよね。外注すると、CPAをより安くしたり流入の質をより上げたりする視点が甘くなるので、内部で卓越したマーケティング機能を持たなければいけないと考えました。とはいえ、代理店とも付き合い続けることは大事だと思っています。

また、この体制はエンジニアにとって、開発の新規工程に携われるのがメリットかもしれないですね。外注が多いとウォーターフォールになりがちなのですが、運用しながら数値を見てUIをどう変更するかなど、マーケティング周りの開発工程にも細かく関わっていけます。基本的に自分は、エンジニアで育ったらマーケターへ転身するなど、多領域に渡る職能を身につけてほしいと思ってるんですよ。

Webのエンジニアはおおよそ8〜10年くらいでキャリアが完成しますが、その後より自分の市場価値を上げていくにはマーケティング等、他分野の知識が必要だと思っています。SEOの理解やUXなどマーケティング側に入っていくからこそ、設計工程の専門性を高められます。

エンジニア組織に関しては、この7月から更なる開発生産性の向上や、費用対効果の最大化を目的とした組織体制に変革する予定です。人的価値向上のための部内教育プログラム、リーダー育成などの組織改革も同時に実施していきます。


顧客のために技術を活かし、世界に向けたビジネスモデルを創出

—岩槻さんがこれからやりたいことは何ですか?

SaaSの領域をもっと強めていきたいと思っています。現在介護施設向けには実際に開発して取り組んでいるのですが、より大きなマーケットで世界中に展開していきたいです。例えばチャットツール1つとっても、日本語だけで作ったプロダクトに比べ、Slackのように英語に対応しているだけで時価総額もマーケット規模も全然違うんですよ。資本の大きな企業に負けないよう、ニッチ領域で世界に通用するビジネスモデルをSaaSで作っていきたいなと思っています。あとは、より厳密なソフトウェアスキルが必要になるような新規事業を考えていますね。

ただ、それを実現するためにはエンジニアの履行力や設計の正確さを、より高めていかなければなりません。今取り組んでいる制度改革・組織改革によって、これから大幅に向上していくと思いますが、スキルの高いエンジニアを採用していくことも必要になりますね。

5年くらい前までは会社の規模がそこまで大きくなかったので給与が高くなかったのですが、この規模になってきましたし高くてもいいから仕事でちゃんと成果出せる卓越したエンジニアを採用して、活躍の機会を与えていきたいと思っています。給与が高くても、成果を出せる人が揃っているという状態が理想です。

—最後に、この記事を読んでくださった方へメッセージをお願いします。

エンジニアの中にはこの言語でやりたいとか、自分で新しいことしたいとか、自分の志向性を過剰評価して優先させる人がいますが、保守性を考えると技術志向が最適ではないこともあります。技術はもともと社会的目的の為にあるので、もっとビジネスに必要なITの観点を持つ、顧客志向のエンジニアが社会に求められていくと思います。レバレジーズは、そんなビジネス志向をもったエンジニアにとっては面白い環境だと思いますよ。

Webの開発に関しては、正直若干の給料差はあれどどこの会社もそれほど要素は変わらないと思うんですよね。大手の完成された企業に行くと挑戦機会が少ないですが、新規性のある会社だったら大体が新規案件に関われます。さらに、レバレジーズではそれだけでなく、エンジニア+αでマーケティングを含めたビジネス作りや、多職種連携、組織づくりができるので、それらにも興味がある人はぜひ来てください。

自分も開発出身ですが、その後マーケティングもやりましたし、一番最初の社内デザイナーもマーケターからのジョブチェンジでした。このように、今の職種から多領域に渡って職能を広げられる人が増えたら良いなと思ってます。一定のスキルがついて、この先新しいことをやってきたいと思ってる人は、レバレジーズに来てもらったらお互いにとってWin-Winな関係になれる気がしています。ビジネスを理解していて、社会に対して責任を果たすことが職能に繋がると思っている人に来てほしいですね。

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