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CEOが語る、デンマークオフィスとデザイン思考の未来 ①

こんにちは、イノベーター・ジャパン人事の菊池です。

実は、IJはデンマークにオフィスがあるのをご存知でしたか?私も会社選びの時にはグローバルな事業展開を一つの軸にしていたので、入社前からデンマークオフィスの存在はとても気になっていました。特にIJのオフィスはデンマークのビジネスデザインスクールである、KAOSPILOT(カオスパイロット)のコワーキングスペース内にあるという個性的な立地。

なぜデンマークの学校内にオフィスがあるのか?IJの事業とどうつながっているのか?今後どんなコンセプトが発信されていくのか?いろいろな疑問をCEOの渡辺に直接聞いてみました!

KAOSPILOTとの出会い

そもそも、デンマークにオフィスを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

渡辺:デンマークにオフィスを作ったのは、いろいろな縁が繋がった結果で、当初からデンマーク市場を開拓する目的があったというわけではないんです。デンマークの著名なビジネスデザインスクールであるKAOSPILOTに留学していた知人の紹介で、現地を見学に行く機会があったのが最初のきっかけ。

そこでせっかく来たのだからと、自身の海外事業立ち上げ経験をもとに日本におけるアントレプレナーシップという講義をしたところ、結構関心を持ってくれて。やはりデンマークの学生にとっては、まだまだ日本は経済大国としての魅力があるようだね。

デンマークで「共創」と出会う

デンマーク訪問ではどのような成果がありましたか?

渡辺:三つ大きな気づきがあった。

一つは学校、さらにはコミュニティのあり方。後にも出てくるが、日本の教育は外部(教師や果ては欧米の概念)から与えられた答えが存在し、それを一方的に学ぶ場になっている。一方でデンマークの教育における教師は、学び合いのコミュニティを作るリーダーであり、皆コミュニティの当事者という意味ではフラットな関係性だった。場を共に作る「共創」感覚は学校だけではなく、地域社会をめぐる行政との関わり方についても同じことが言えると思ったね。

KAOSPILOTの校舎内は自然とデザインが融合し、オープンな空間を作り出していた。

北欧といえばデザインが有名ですが、その観点ではどうでしたか?

渡辺:それが第二のデザインのあり方。ビジネスとデザインについて、日本で感じていたもやもやが形になった気がした。日本ではどうしてもデザインは「意匠」として考えられることが多いけど、その弊害は「デザイン=納品物」としてしか捉えられないこと。
一方で、デンマークのデザイン会社は基本的にビジネスモデル立案や企画段階から関わることになる。ビジネスとデザインの共創感覚がここでも深く根付いているように感じた。

第三は、日本とデンマークのつながり。コペンハーゲンにあるデザイン美術館の常設展示を見に行ったけど、その中に「Design from Japan」というコーナーがある。デンマークのデザインは陶磁器をはじめとして日本の影響が大きく、これにバウハウスの影響が加わって今に至ると言われている。

現在ヨーロッパの陶磁器は世界的な成功を収めているけど、そのルーツの一つが日本にあったというのは面白いよね。それなのに、日本では陶磁器業界が成長しているとは言い難い。後継者問題に悩む窯元も多いしね。

なぜ世界で成功できるはずのポテンシャルを持ったジャンルで、日本は勝てなかったのだろうか?

デンマークにきて、創業以来のこの問題意識を改めて感じた。一方で有田焼の一部の窯元のように、現代の生活様式にあったリデザイン、リブランディングで顧客を開拓できている例もある。デザインがビジネスモデルともっと融合することが必要なのではないかと考えた。

ここでも共創がカギということですね!


デンマークで得られた気づきはどのように実際のビジネスにつながっていったのでしょうか。次回「CEOが語る、デンマークオフィスとデザイン思考の未来②」では、KAOSPILOTとのつながりや今後の展望についての話題が続きます!

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