1
/
5

完璧主義だった私が他人の弱みを愛せるようになるまで【選考卒業生インタビュー #1 佐藤七海】

GCストーリーでは選考で出会って意気投合したものの別の道を歩むことになった学生を”選考卒業生”と呼び、ゆるい繋がりを続けています。これまで選考卒業生の会(飲み会)などを開催してきました。

この企画はGCストーリー人事、大嶋と松本の「あの子にまた会いたい!」という個人的な想いから発足しました。「あれからどうしてるかな?今なにしてるんだろう?」を訊いてみたい選考卒業生に大嶋と松本が会いに行きインタビューを実施します。

※本記事は2019年7月4日にGCストーリー公式noteにて公開した記事のバックナンバーです。掲載内容も2019年7月4日時点の情報を基にしています。

1人目は、2018年の宿坊インターンに参加してくれた佐藤 七海さん。松本曰く当時はとにかくアイセック命!アイセック大好き!で何事も一生懸命だった彼女。改めて話して知った意外な苦労や、あの後のとっても素敵な気づきや変化の話が聞けました。

目次

  1. 自分も周りも責めながら必死に頑張っていた大学生活
  2. 就職活動前に自信と実力をつけるために選択した「休学」
  3. 自分と他人のあたりまえの違いに気づかせてくれたストレングスファインダー
  4. 休学中の一番の気づきは「人の弱み」を愛せるようになったこと
  5. 自分の個性を受け入れ愛せたことで、就活の方向性も見えてきた

自分も周りも責めながら必死に頑張っていた大学生活

松本: 去年会った時は、とにかくアイセックの活動を頑張っていた印象が強かったよね。実際振り返ってみてどんな大学生活を過ごしてきたの?

佐藤: 大学に入ってから、海外インターンシップ事業を運営する学生団体*アイセックの活動にずっと関わってきました。私が入ったばかりの頃は周りにすごい人が多くて。自分が率先して何かをやるより資料探しをしたり自分でもできる仕事を探してこつこつやっていました。

松本: やってそう!

*NPO法人アイセック・ジャパン
オランダのロッテルダムに本部を置き、世界126以上の国と地域に7万人以上の会員を有する学生による国際的非営利組織。世界最大の学生団体。

佐藤: アイセックではいつも未来から逆算して考えることを求められました。でも私は未来のことはわからないし目の前のことをどう頑張るかが大事じゃんって考えていたのでとにかく目の前のことを頑張っていました。

大嶋: 自分の役割に徹していたんだね。

佐藤: 3年生になって副代表に任命してもらったのですが、自分の実力というよりは単なる偶然だなって感覚で。

私は与えられた仕事を進めることや役割をこなすことが1番大事で、進捗が悪いととにかく気になっちゃって。3年生になってからは、メンバー全体の人数は減ったのに集客目標は3倍になり、達成するために後輩の家に泊まりこみでガンガン進めたりしていました。

すると周りの人は疲弊するのですが、私は「なんでもっとで頑張らないの?」って思っちゃうし、そういった温度感の違いでメンバーと対立しちゃって、自分を責めてしまうことも多かったです。

大嶋: とにかくがむしゃらだったのかもね。

就職活動前に自信と実力をつけるために選択した「休学」

松本: 就活の時期はどんなことを考えていたの?

佐藤 やりたいことや自信と実力が足りないと感じていたので、力をつけてから就職活動をしたいと考えていた時にアイセックの事務局の方から「教育プログラムの責任者」に誘っていただき、休学をして取り組むことにしました。

大嶋: 休学を選択するのはけっこう悩んだ?

佐藤: あんまり悩みませんでしたね。休学している先輩が多かったし。アイセックの活動を半分くらいして、残り半分を自由な時間にするのも良いなって思いました。それまで忙しくひたすら目の前のことをやってきた大学生活だったので。

親には反対されませんでしたがむしろ大学の許可が厳しかったです。早稲田大学は海外に行く休学にはやさしいけど国内での休学は「遊ぶため」ってイメージが強いため書類審査が厳しくて。計画書を20枚枚書いた上で学科主任と面談が必要でした。周りのみんなは「書類1枚に判子するだけ!」って言ってたのに(笑)

大嶋: へー!そうなんだ!

佐藤: でも私は行き当たりばったりで行動しがちなので、今ふりかえると立ち止まって考えるいい機会だったと思います。

自分と他人のあたりまえの違いに気づかせてくれたストレングスファインダー

松本: 休学してからの日々はどうだった?

佐藤: 休学中の日々を通して「自分ではあたりまえだと思っているけど実は自分の個性だったこと」に気づけたことが大きかったです。*ストレングスファインダーの講習を受けたことは大きな転機になりました。

*ストレングスファインダー®
米国ギャラップ社の開発した「才能診断」ツール。Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン)が上から順に導き出される。

私はストレングスファインダーで活発性が1位なんです。他の人から「七海は実行力がすごい」って言われるけど、自分にとってはやるべきことをやるのはあたりまえの感覚で。今まであたりまえだと思っていたけど強みだったんだと気づくことができました。

あと意外だったのは自分のことをネガテイブだと思っていたけど、5位にポジティブってストレングスがあって「なんで?」って考えてみると、目の前のことをどううまくできるかをいつも考えていたなって。

それまではなんでも完璧にできなきゃいけないと思っていましたが、自分の強みに気づけたことで生きるのが大分楽になりました。

「なんでもっと頑張らないの?」と周りを責めてアイセックのチーム内で対立した時も、私は「ひたすら頑張ること」があたりまえだと思っていたけど、みんなにとっては違っていて「あたりまえ」の違いを知るきっかけでしたね。

大嶋: 行動を重ねる中でもちゃんと立ち止まって葛藤と向き合ってきたのがすごいと思う。多くの人は「負けちゃいけない」という気持ちでずっと走ってしまうから、なかなか立ち止まって考えれなかったり、きっかけが与えられず辛いまま過ごしてしまうことも多いから。

休学中の一番の気づきは「人の弱み」を愛せるようになったこと

松本: アイセックの活動でも変化はあった?

佐藤: メンバーとの対立が大変だった時に、自分を責める気持ちから自傷行為をしてしまったことがあったんです。後輩と一緒に銭湯に行ったときにそれがバレちゃったのですが、思いがけず普通に話を聞いてくれたことがとても印象に残っています。

「自分がダメだと思っていることを普通に受け入れてくれる人がいるんだ。」って思って嬉しくて。私は自分の中のあたりまえや、こうしないとだめだって考えが無意識に強いんだなってことに気づけました。

影響力が強いとあるメンバーといつもぶつかっていて、私が発言する度にいつも噛みつかれて、何か言われる度にすごく傷ついていました。最終的には焼肉屋でお互いにめちゃくちゃに言い合った末に和解をしたんですけど(笑)

私自身にも相手にもでこぼこの部分はあって、それを両方受け容れないと人といっしょにやっていくのはむずかしいんだなあって学びました。彼との関わりの中で、自分の弱みだけじゃなくて、人の弱みを愛せるようになったことが1番大きな気づきでした。

前より肩の力が抜けたのか、休学前とか前半の頃に会ったの知り合いに今久しぶりに会うと「えー?変わったね!」ってよく言われるんですよ。

大嶋: めっちゃいい言葉だね。「他人の弱みを愛せるようになった」って。

自分の個性を受け入れ愛せたことで、就活の方向性も見えてきた

松本: 休学を経て今就職活動中だと思うんだけど何か変わった?

佐藤: 今まで「生きていることが楽しいと思えるような人を増やす」っていう想いの部分が強かったので、職種にこだわりはなくて会社の理念と人柄だけを見てきました。でも自分がやりたいことと実際に入社してやることがズレる可能性があると気づいて、もっと幅を狭めようって思うようになりました。

抽象的なことを考えるのが好きなんだなって最近気づきました。マーケティングが合うかもしれないよって言ってもらったのがっこうピンと来たんですね。今まで物事をガツガツ進めるタイプだから好きだったから事業部が合うと思っていたけど、バックオフィスで活かした方が自分としては苦と思わないでできるなって。

大嶋: うんうん。いいね。

実はアイセックでマーケティングをやったことはあったんです。でも私は数字に強くないしマーケティングは理系の人がやるイメージが強かったんです。周りがそうだったし。

でも考えてみるとマーケティングって人の感情がどう動くか考える事だなって。例えばビスコがメッセージキャンペーンをやっているのを知って「企業活動を通して人の生活の中に喜びを届けることができるんだ!」ってすごく感動して。マーケティングは人に活力を与えられる可能性があるってことを知りました。

なので今はマーケティングの軸で会社を絞って就活をしています。また違うものが見つかるかもしれないけど、以前より大分方向性が見えてきたしこれからが楽しみです!

松本&大嶋: 本当にいい休学期間だったんだね!応援してるよ!!

しま子(大嶋)コメント
サマーインターン参加当時のななみん(七海さん)は、チャキチャキと何にでも果敢にトライする姿が印象的でした。久しぶりにあった姿は、見るからに肩の力が抜けていて雰囲気が変わった事にビックリ!その心の内を聞けて嬉しかったです。

立ち止まり、自分を知り、受け入れる時間を経て、相手の弱みも愛せるようになったと話してくれたななみんからは、どんな現実も自分にとってベストなものにするんだという真の強さを感じました。相手の心への共感力と寄り添い力により一層磨きをかけて、仕事を通じて多くの人の心を動かしていくんだろうなとイメージできました。これからも応援しています!
みつお(松本)コメント
以前はどこか行き急いでる感があった七海ちゃん。無尽蔵に頑張って周りを引っ張れてしまうから責任感を持って色々進めていた事が沢山あって、失っていた自分もいたんだと思う。

僕らと宿坊でインターンをしてから約1年半、受け入れてもらえる自分を感じて、自分も受け入れられて、他人も受け入れられていったプロセスが本当に素敵だなと思いました。
一生懸命やることはとっても大切。だけれども、自分のペースや自分を受け入れて進めることの素晴らしさを改めて感じさせてもらいました。七海ちゃんの人生をこれから応援しています。
佐藤 七海(さとう ななみ)
1997/1/24生まれ
幼少期をミャンマー、沖縄、東京、パキスタンで過ごす
早稲田大学 教育学部 生涯教育学専修にて地域教育について学んでいる

文・編集/長田和真 取材/大嶋かなえ・松本貢治 撮影/熊谷怜史・長田和真 デザイン/髙橋啓花

GCストーリー株式会社's job postings
2 Likes
2 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
If this story triggered your interest, go ahead and visit them to learn more