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AI(人工知能)は次元を超え「愛」を支える🌠

AIは「衣食住」の概念と同様に、生活に必須なシステムとなる

AIと聞いて、何となくイメージするのは、人間と同じ能力を持ち、進化をしていく無機物、ということが多いと思います。私たち日本人にとって馴染み深い例でいえば、ネコ型ロボットの彼かもしれませんね。人の望みをかなえるサポーターとして、時に主人を励まし、叱咤し、喜びを共にする、そんな夢のような存在。

しかし、実際には、AIは人の望みをかなえてくれる魔法のツールではもちろんありません、少なくとも現段階では。

AIとは、あくまで膨大な人間のデータを分析し、人間が行う処理を、人間が行う以上の正確さで実行できるよう訓練されたシステムなのです。

AIは人から仕事を奪うのか?

ある意味で、奪うともいえるでしょう。例えば「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」はホワイトカラーのデスクワークを代行処理してくれるシステムですが、これを導入したメガバンクでは約2万人の人員削減計画が発表されました。もちろん、RPAだけが理由ではないにせよ、大きくかかわっていることは間違いないでしょう。

人工知能がルーチンワークをこなす。それでは、人間は?

このように、「人の価値」が、人工知能にはできない「クリエイティブな発想・働き方」が問われる時代にすでに突入しているのです。

しかし、逆にいえば、これまで膨大な時間が費やされてきた「ただの作業」がなくなり、より一人ひとりが本当に挑戦したいこと、実現したいことを考え、行動をとることが出来るようになるのです。それは社会発展への貢献にも自ずと繋がっていくでしょう。

世界を豊かにするのは、あくまで「人」。

AIの分野で重要なのは、AIによるシステムの発展というよりも、AIにより分析されたデータをどのように扱うのかにあります。つまり、やはり必要なのは「人の能力」なのです。

弊社Freewillには昨年発足されたばかりの「AIチーム」があります。現在3名の社員がAI技術者として日々機械学習の研究をし、AI技術の提供をしています。今回は彼らのインタビューを通じ、これからAIがどうなっていくのかの一つの仮説が見えてきたため、ここで紹介させていただきたいと思います。

分からないことを分析し、解明したいと思った

AIチームが発足したのは、昨年の夏から秋にかけてのこと。もともとAI技術に関するプロジェクト自体は様々にありましたが、正式にチームとして発足することとなりました。

チームのリーダーを務める社員は、もともとIT未経験者として約4年前にFreewillへ入社。システムの運用・監視から始まり、セキュリティ・インフラ周りなどをメインに活動してきました。入社前にはプロボクサーとしての活躍などもあり、ユニークな社員の集まるFreewillでも5本指に入る変わった人物です。

そんな彼を筆頭に、集まってきたのがIoTの研究をしてきた中国籍の社員や、資格取得を趣味とするピアニスト。なかなかパンチのきいたメンツが揃っています。

「やりたいことを説明し、努力を証明した。その結果、AIチームの発足に繋がった」

「Freewill(自由意志)」に従い、発想豊かに生きることをテーマにする私たちは、組織が社員のために一から十まで何かを用意してあげることはありません。やりたいことがあればプレゼンなどを通じ、欲しいポジションを勝ち取ってもらっています。

このAIチームも同様です。各メンバーがそれぞれで努力をし、AIの知識を養う傍ら、社内セミナーで自然言語処理・画像認識などに関するPanel Techを開催するなど、精力的に活動をし、アプローチをしてきました。その結果、CEOのToshiさんから「やってみなよ!」と声が掛かり、プロジェクトが始動したのです。

「考える能力」の重要性を痛感

AI=万能というようなイメージが先行していますが、それを支えているのは、人間による我慢強い分析能力、判断能力なのです。

「一般ユーザー的には何でもできる夢のツールのようなイメージがあるけど、実際には人の手がなければ動かない」

そうAIチームのリーダーが語るのは、「人間の思考能力の重要性」です。前段階として、AIにあらかじめ読み込ませるデータが正規化されているのかを分析しなければならず、この時点で正しいデータを読み込ませなければなりません。

チームとして最初に携ったプロジェクトは、人の会話から感情を解析するという内容でした。AIに読み取らせる前処理の段階から、膨大なデータの取捨選択や、精査をしなければならない。突き詰めれば突き詰めるほど、「人間の能力」を問われる想いになる。実際、彼らが行っているのは、「人間というものを知る行為」に他ならず、だからこそ、正解がありません。正解がないなかで、正しいものを見極めなければならないのです。

考えるということは、多くのことを学ぶことであり、常に新しいこと、専門分野外のものも含め、吸収し続けることを意味します。途方もない話かもしれませんが、逆にいえば、それだけの可能性を人間が秘めていることの解に他ならないと感じざるを得ません。

AIは、「愛」を支える手段として進化していく

フィリップ・K・ディックの有名な小説に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』というものがあります。人間と、人工知能の違いをめぐる、最高のSF小説ですが、こうした「人間らしさを模倣した何か」には、たいてい「感情」というものがついて回ります。

そして、感情というもののなかでも、とりわけ特別なものは「愛」。なんて、なんだかこっぱずかしい気持ちになってしまいますが、「時間や空間を超越する“五次元の世界”は、きっと「愛」が支配する世界だよね」と、CEOのToshiさんもよく私たち社員に話してくれます。

私たちはコアバリューとして“Take Action with Love――すべての行動に、愛を込めよ――”というものを掲げているのですが、あらゆる課題を解決する可能性を持つIT技術は、それを為すことの出来る手段の一つとなっています。そして、まさにAIを始めとする最先端技術は、良くも悪くも人の生活を変えていくのです。

だからこそ、そうした技術にこれから求められるのは、「愛」を支える、「愛」を表現する手法の一つとして、さらなる進化を遂げていくことだと、AIチームのメンバーたちは語ってくれました。

「例えば、ものすごく次元の低い失敗を繰り返し、成長できない人間がいるとします。もしその失敗をAIがカバーできれば、人間はよりクリエイティブに、他のことを達成できる。「愛」というものの実現のための、人間にしか成し得ないことに挑戦していくことができる。私たちは、そうしたものを達成させるためのものを作っていきたい」

もちろん、クリエイティブなことをやるためには、自分で物事を考え、情熱をもってチャレンジをし続けることが問われますが、それは人間だからこそ出来得ることであり、人間に課せられた使命なのかもしれません。

「感じるな、考えろ」

流れ作業的に業務をこなす / SNSやテレビで流れる情報をそのまま受け取る / コピペの濫用 etc、何かしら当てはまる人は多いと思います。特に、膨大な情報が絶え間なく流れ続ける現代では、自分で情報の一つひとつを精査せず、ただ受け取るがままになってしまいがちですよね。

ここでちょっと、一日のことを振り返ってみてほしいのですが、言われたことや、流れてきた情報などに対し、一度でも疑問は抱きましたか?

「なぜ」は、一日に何回出てきましたか?

これから、人の生き方は少しずつ、しかし確実に変化していきます。だからこそ、ただ感じ取るのではなく、考え続けることが必要となるのです。それは、高い分析能力が求められるAI技術者だけではなく、あらゆる人に必要とされる能力であるといえます。

そして、それは誰もが平等に持っている能力であり、その人らしさを表すための能力なのです。


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現在、株式会社Freewillでは、AIチームの一員となってくれる方を募集しています。最先端技術に、「人間」に、世界に興味のある方、よかったら気軽に遊びに来てください🎵

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