1
/
5

一度は地元を離れた彼女がなぜ、戻って公営塾に携わることになったのか?

中川 千絵美(Nakagawa Chiemi)

Education Div. Director / 北川村team
1996年1月生まれ。高知県南国市出身。あだ名はジェイミー。特技はグラフィックレコーディング。大学時代は国際人権NGO、途上国の教育支援NPOのe-Education、スタディツアーを作る株式会社リディラバ、トビタテ留学JAPAN事務局の4つのインターンを経験。どうしたら社会を良い方向へ動かせるのか、を考える大学時代を過ごす。卒業後は楽天株式会社(現楽天グループ株式会社)に入社。その後地元高知県に変化を起こせる人間になりたいと考え、2021年7月にFoundingBaseにジョイン。高知県北川村で村営塾エソラの塾長として奮闘中。

「違う」という感覚に戸惑った幼少期

高知県で生まれ育った私。小学校低学年の時には、なぜか担任の男の先生のズボンを脱がせようとするような、かなりいたずら好きでおてんばな小学生でした。

そんな私の周りは、田舎にしてはかなりダイバーシティな環境だったと思います。

詳しい話は書きませんが、私の小学校のクラスは、小学生にもわかるくらい「目に見えて」多様なバックグラウンドを持つ子供たちの集まりでした。特性だったり、障害だったり、国籍だったり、家庭状況だったり。

目に見えて「私と違う」「あなたと違う」という状況に、戸惑いながら小学生時代を過ごしました。「違う」に対する抵抗のような戸惑いは、クラス全体からも感じられ、そういう「違う」から距離をとっている子が多かったようにも思います。私もその一人でした。

それに対して私が具体的な違和感を持っていたかというと、はっきりとは持ってたわけではなく、目の前の生活があって、家族がいて、友達がいて、それ以上のことは考えられていませんでした。

「なんで、あんな感覚を持っていたのだろうか」「あの時、こうしてたらよかったんじゃないか」

こんな風に、当時の「違う」という感覚を客観的に見つめられるようになったのは、大学生になってからでした。小学校の時のこの経験が「社会における生きにくさって、どこから生じるのだろうか?」と考えるきっかけになりました。

高知が嫌いだった18歳、好きになった20歳。高知で何かしたいと思った今。

中学高校は器械体操と学問に熱中する6年間を過ごします。対外的にはいわゆる優等生な学生だったと思います。一方で内心「絶対高知を出て、関東にいく!!」という野望を燃やしていました。

▲器械体操部で学んだチームマネジメントは、今も誰かと一緒に働く時の私の哲学になっています。

元々、私は高知県のことがあんまり好きじゃありませんでした。

当時私はZipperという雑誌を読んでいましたが、Zipperに特集されるような原宿はもちろん高知にはないし、出歩くにはいつも車必須です。

なんだか「高知県ってだけでダサい気がする!」と思っていました。
そして当時漫画家になりたかった私は「漫画家になるためには人脈が必要らしい!だから、関東の大学にいく!」と宣言し、横浜市立大学に進学したのでした。

大学在学中には、4つのインターンシップ、留学etcなど、高校生だった自分の想像を遥かに超える経験をしました。上京というあの時の決心がなければ、絶対に今の自分は存在していないと思います。

▲インターン先のイベント直前のスタッフMTG。高校の時には、こんな仲間たちに出会えることは想像できませんでした。

そんな中、比較する対象ができたことで、高知県の良さも見えてきました。
大自然とか、人のあったかさとか、豪快さとか、美味しいご飯とか、お酒とか。

「あれ、私、高知好きかも。」と思った私は、「高知県民」であるというアイデンティティを持つ自分のことが好きになっていきました。

一方で、特に教育の部分においては、都会育ちの子たちと、高知育ちの自分との間に強くギャップを感じました。「高知にいたから〇〇ができていた、というよりも、高知にいたから〇〇ができなかった、の方が多いなあ。」そう感じるようになりました。

大好きな高知だけど、もやもやする部分も多く。なんとかできないか?と思い、高知の中高生向けのオンラインイベントを主催してみたりしましたが、あまり手応えはなく……。
もやもやが増していったときに声をかけてもらったのが、FoundingBaseでした。

地元高知で、ワクワクする大人たちとの出会い

FoundingBaseから「高知県北川村で新しく村営塾をたちあげます!ちょっと見てみませんか?」と声をかけられた私。

当時、私は楽天で働いていて、正直転職に対して迷う気持ちはすごくありました。
「大好きな楽天を辞めてまで、高知県で活動したいのか?」と考えつつも、見てみなきゃわからない!と高知県北川村&すでにFoundingBaseの公営塾がある四万十町へ。
そこで出会ったのは、高知のためにめちゃくちゃ熱量を持って動いている大人たちでした。
しかも、高知県出身じゃない人も、非常に熱量が高いことにとても驚きました。

高知で生まれ育ったけど、こんな大人たちにはほとんど出会えなかった……。この人たちと、何かやってみたい!!!

そう思った私は、北川村へのり込むことを決意したのでした。

北川村での、野望

高校生の時は、北川村で仕事をするとは夢にも思っていませんでした。
実は私が通っていた高校は、北川村の中学生たちも進学する高校です。村の中で中高の知り合いに再会するのは当たり前。地元だからこその仕事のしやすさと難しさ、両方を感じる日々です。

そんな私が塾長をつとめる、村営塾エソラは開塾してもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。

「エソラ」って本当に良い名前だなと思っています。詳しい由来はこちらから。

株式会社FoundingBase's job postings
14 Likes
14 Likes

Weekly ranking

Show other rankings