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【Interview】仕事や組織への愛着は「ストーリー」の量に比例する。人事とプロデューサーの枠を超えた新しい環境づくり。

ずっと働きたい会社って、どういう会社でしょうか?仕事内容、人間関係、労働環境、労働条件……要素はいろいろありますが、いずれにしても楽しく働きたいもの。そんな「働く人にとっての良い環境づくり」を考え実行するのが、HR(人事)チームの仕事です。今回の話し手は、HRマネージャーとプロデューサーを兼任している加田木智也です。
FICCに入るまで転職を繰り返していた彼は、「転職したらその先にもっと『良い環境』があるんじゃないか」と、いつも考えていたそうです。
しかし、FICCに入ったときに初めてそれを「諦めることができた」のだと言います。ここ以外の「もっと『良い環境』」を探すことを諦めた彼は、今FICCでどんな活動をしているのでしょうか。
プロデューサーとして現在も活躍中の彼が考える「良い環境づくり」について、話を聞きました。
(インタビュー・文:土門蘭、写真:永田優介)

プロフィール:
加田木智也
1987年東京生まれ。早稲田大学社会科学部卒。文房具店、セールスプロモーション代理店、マネキンメーカー、雑貨メーカーで主に営業として勤務した経験を持つ。2015年FICCにプロデューサーとして入社。現在はプロデューサー業務とHR部門のマネージャーを兼任しながら、広報・採用・内部人事を統括している。

5度目の転職で出会ったFICC

20代のころは転職を繰り返していて、4社の企業を転々としていました。主にメーカーの営業をやっていて、今とは異業種の仕事だったんですが、仕事の内容というよりは組織面で納得のいかないことが多くて。「何のために働いているんだろう?」というのがわからなくなることが多々あったんです。
それで5度目の転職を考え始めたときに、改めて「自分は何をしたら楽しいかな?」と考えました。これまでの人生を振り返ってみたら、中学生の頃に自分でHTMLを書いてウェブサイトを作ったことが楽しかったのを思い出して。「それを仕事にするのも良いかなあ」と、すごく軽いノリでウェブ制作会社で転職先を探し始めたんです。それで、たまたま見つけたのがFICCでした。ディレクターとプロデューサーの違いもわからないくらい知識がなかったんですけど、サイトの写真がイケてるなって理由だけで応募しました(笑)。

だけど面接に行ってみたら、すごくいい感じの会社だなって思ったんです。僕の発言や提出課題に対するフィードバックや質問がとても的確で、「ここの人たちはちゃんと見てくれているんだな」「ここで働いたら楽しそうだな」と思って、すぐに入社を決めました。
もともとはプロデューサーで入社したのですが、今はHR(人事)チームのマネージャーも兼任しています。現状は1:9で、HRの仕事の方が多いですね。プロデューサー業務では、プロジェクトの全体像を把握して、戦略を考えリードしていく、監修のようなことをしています。一方でHRでは、広報・採用・内部人事、3つの領域を統括しています。 優秀な人を採用して、入社後に最大のパフォーマンスを出せる環境と組織を整える。FICCの「人」に関わる全ての部分を良くすることがミッションです。
現在はこのふたつの業務を兼任していますが、そもそものきっかけは、僕の社内での“個人プロジェクト”でした。

「離職率を下げよう!」とひとりで始めたプロジェクト

実は僕が入ったころのFICCって、すごく離職率が高かったんですよ。数か月にひとりは誰かが辞めていく、まさに「暗黒期」みたいな感じで。だけど、僕がこれまでに経験した中ではとても良い会社だと思っていたので、すごくもったいないなって感じていたんです。それで、「離職率を下げよう!」というのを勝手に自分のミッションに掲げて、できることを考え始めました。

僕が見たところ、FICCの離職率が高い原因は「コミュニケーション不足」でした。当時は、同じ会社のメンバー同士で全然交流がなかったんですよ。個人同士ではつながっていても、会社全体でのコミュニケーションがうまくとれていない。それがチーム・事業部間、役員・社員間、東京・京都間の相互理解を阻めていて、単純に僕は「もっと仲良くすれば楽しいのにな」って思っていたんです。

それで始めたのが、社内イベントの企画でした。全社合同で忘年会や歓送迎会を行ったり、メンバーをランダムに入れ替えるシャッフルランチを開催したり。平行して、社員の現状を知るためのアンケートもとりました。みんなが何にストレスを感じているのかを知って、課題を整理して潰していく、みたいな。そんなことを続けるうちに、社員同士のつながりを作ることの大切さ・おもしろさに気づいていったんです。

それから人事のことを勉強していく中で、「エンゲージメント」という概念を知りました。「エンゲージメント」っていうのは、社員と会社の結びつきのことなんですが、これには3つの構成要素があるんですね。
ひとつが、「会社の方向性に対する理解」。会社のミッション・ビジョンを、社員が共有できているか。そしてふたつ目が 「帰属意識」。社員が会社に対して、誇りや愛着を持っているか。みっつ目が「行動意欲」。会社の目指していることに対して、社員が主体的に動けているか……でもこれだけだと、みんな疲れてしまうんですよね。
なので、さらにプラスすべきなのが、「生産的な職場環境」「健全な就労状態」です。無駄なプロセスがなく、やるべきことに集中できているか。仕事量や働き方が個人にフィットしていているか。フィジカル面、メンタル面、どちらにも適度なプレッシャーと達成感があるか……。

これらが揃っていると、エンゲージメントが高く、社員が仕事を快く続けていける環境が整っている、ということになります。それで、「会社全体の取り組みとして、この5つを満たせる組織にしていきましょう」というのが、個人プロジェクトを経た上で、僕が会社に提案したことでした。
それから3年ほど社内プロジェクトとして取り組んでいたんですが、今年の4月、正式に僕がHRのマネージャーとなって、より集中してこの取り組みに携わることになったんです。

「枠を壊す」ことで、新しい価値を得ていきたい

専任ではなく、プロデューサーと兼任したひとつの理由は、「現場のことがわかっていたかった」からです。現場のみんながどういう仕事をして、どういうことで悩んでいるのか。それを把握するために、現場とのつながりをキープしています。
もうひとつの理由が、「HRにもマーケティングの考え方を活用したい」ということでした。これまでのプロデューサーとしての経験を、HRにも活かしたかったんです。だから、プロデューサーとして最新のマーケティング知識を吸収しながら、それをHRに応用していくっていうのがいいんじゃないかなと思いました。

FICCが大事にしているもののひとつに、「リベラルアーツに基づく“価値創造”」というのがあります。ざっくり言うと、みんなそれぞれ得意なもの・知識や学問を持っていて、それらを掛け合わせることで新しい視点を得られて、新しい価値が創造できるよねっていうことなんです。つまり、「正解がない」ということなんですが、僕はこれこそがFICCの良いところだと思うんですね。
そのさまざまな解釈を受け入れられる土壌、掛け合わせていける強さや柔軟さが、FICCのユニークなところ、FICCの文化なのではないかなと思っています。

そのカルチャーをHRとして伝えていくためにも、「枠を壊す」ということが大事だとずっと感じています。たとえば僕は、プロデューサーとHRを兼任していますが、あくまでも、マーケティングをしてきた自分だからこそできることをHRでもしているだけ、という感じなんですね。
「HRなんだから、プロデューサーなんだからこうすべきだ」という枠に押し込むんじゃなく、自由な発想で、その中間の心地よい部分を育てていきたい。だけどそういうのって言葉で言ってもなかなか通じないから、自分の仕事を通して体現することで、「枠にとらわなくていいんだ」「もっと自由でいいんだ」っていうのを感じ取ってもらえたらいいなと思っています。

もっと楽しく働くために、会社をおもちゃにしよう

僕はよく「会社をおもちゃにしよう」ということを言っています。僕自身はまさにその感覚で働いていて、常に「もっと楽しくできるはずだ」「関わる人みんな楽しくしたい」って気持ちがあるんですね。
転職を繰り返しているときは、青い鳥症候群っていうか、もっと良い環境があるんじゃないかなってずっと思っていました。その「良い環境」が、転職したら見つかるような気がしていて。でも、FICCに入ったときに、ある程度そこを諦められたんです。だって「良い」と思って入ったFICCですら、そのときにはカオスだったので。

だけど僕がその諦めを良い意味でとれたのは、入社時から役員と気軽に話をできたり、周りにサポートをしてくれるスタッフがいたからでした。ぽろっと僕が発言したことに的確なアドバイスをくれたり、やろうとしていることを手伝ってくれる仲間がいる。そういう信頼関係があったので、ここだったら自分で「良い環境」へ変えられるんじゃないかっていう自信を与えてもらった気がします。

「愛着」や「誇り」を作るのは、その場所での「ストーリー」

今後チャレンジしていきたいことは、社員ひとりひとりのストーリーをもっと作っていくことです。おかげさまで離職率はずいぶん下がったので、今度はエンゲージメントの質を高めていきたいなと思っています。
エンゲージメントの要素である「愛着」や「誇り」って、いかにその場での「ストーリー」を多く濃く作れるかではないかなって、最近思うんですよ。たとえば、僕は高校時代、全然学校生活が楽しくなかったんですね(笑)。それは思い出が少なかったからだと思うんです。逆に「楽しかった」と言える人には、いろんな思い出があるんじゃないでしょうか。夏休みにどこ行った、文化祭で何をした、部活で優勝した……自分主体で動いた出来事が、きっといっぱいある人なのではないかなと。

それは多分、会社でも一緒ですよね。その環境でどれだけのストーリーを作れたかが、組織と個人の結びつきを強くしていく。そしてそのストーリーが多様であればあるほど、組織は強くなっていくと思っています。
だから今後は、社員ひとりひとりが自分の仕事を振り返って、言葉として残せる機会を作っていきたいです。このインタビューがまさにそうですよね(笑)。これまでどんな仕事をして、どんなことを考えたか……ひとりひとりのストーリーを可視化して、FICCでの思い出を作り出していきたいですね。


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