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人と牛にもっと"働きやすさ"を。ファームノート牧場の一工夫

こんにちは。ファームノート編集部の秋山です。今日は北海道標津郡中標津町にある私達の自社牧場、ファームノートデーリィプラットフォーム(FDP)についてです。酪農に縁遠い方向けに、僕らの取り組みをお伝えします。前々回と前回の記事が好評だったため第3弾をお送りします。



人・動物・自然の持続可能性向上を目指しているのが、FDP。今回は牛舎設計の一工夫についてご紹介します。

人と牛の働きやすさ向上を目指して

人と牛の持続可能性を上げていくには、働きやすさを向上させる必要があります。中でも労働効率UPは重要な要素。一般的に労働効率を上げていくための手段として有名なのは、搾乳ロボットです。

FDPでも導入している搾乳ロボット。2019年10月時点では、500を超える生産者に搾乳ロボットが導入されているとのこと。台数で見ると、その数はなんと1,000台。(注1)搾乳業務をロボットが代わりに行うため、高い労働効率が期待できると言われています。

自働化技術の導入以外にも必要なこと

しかしながら、牛舎設計の専門家4dBarn社は、搾乳ロボットを導入しただけでは、必ずしも労働効率が高まり目標達成ができるとは言えないのではないかと主張していらっしゃいます。(注2)


労働効率UPのためには、人と牛が働きやすい牛舎設計が鍵になると言います。(私達も4dBarn社の考え方に共感し導入しています。)さまざまな仕組みと仕掛けの中で、今回ご紹介するのはフェッチペンです。

フェッチペンが必要な理由

実は、搾乳ロボットで搾れなかった牛が出現する場合があります。その際には、人がその牛を捜索してロボットまで連れて行く必要があります。人にとっても牛にとっても、コストがかかってきます。

フェッチペンがあれば、該当の牛を見つけ次第フェッチペンに入れればOK。あとは、牛が自分で搾乳ロボットに入るのを待つだけです。

フェッチペンに入った牛は搾乳ロボットを通らないと出られないようになっています。(図内のオレンジの動線)
また、ゲートを使えばフェッチペンまでの動線を一方通行にできます。それにより牛をフェッチペンに簡単に連れて行くことが可能です。(図内の緑の動線)ゲートについてはまた後日ご紹介します。

期待できる効果

フェッチペンへの連れ込みが容易なため、牛を必要以上に追いかけなくてもいいのです。そのため、労働効率を向上させることが可能になります。また、人も牛も怪我をするリスクが減ります。

なお、FDP牧場統括の平さんによると、搾乳ロボット1台あたりフェッチカウは2頭までであれば、よく管理された牛群とのことです。

FDPでは、人・動物・自然に優しい牧場を目指しています。とりわけ人と動物に優しい取り組みとして、フェッチペンについて取り上げました。今後もFDPならではの取り組みについてご紹介していきます。

参考
注1)森田 茂,酪農ジャーナル電子版「酪農PLUS」,日本における搾乳ロボットの普及と地域による利用特性,1.搾乳ロボットの開発と普及,2020.10.27,(参照:2021.11.25)
注2)4dBarn,Introduction of 4dBarn® (11,5 min in Japanese), 2020.05.15,(参照:2021.11.25


企画・取材・編集:秋山ウテ
企画協力:平勇人

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