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「医療という希望を創る。」をミッションに掲げている私たちCUCは、ミッションの実現のために社員が共通して持つべき行動指針として7つのスピリットを大切にしています。実際にCUC社員は日々の仕事の中で、どのようにスピリットを体現しているのでしょうか。今回ご紹介するスピリットは、「変差値にこだわる。」。入社2年目の伊佐山裕紀さんのエピソードを通してご紹介します。
●今回ご紹介するSPIRIT
「変差値にこだわる。」
●社員プロフィール
伊佐山 裕紀
東北福祉大学を卒業。大手健康保険組合や総合会計事務所での勤務を経て、2018年5月にCUCに入社。人事労務、病院の立ち上げ業務の支援など新規事業に携わり、2020年4月からは新型コロナウイルス感染症の対策に取り組む「チャレンジ・コロナプロジェクト」のメンバーとして活躍。
目先のことに捉われず、未来志向で考える
___伊佐山さんのお仕事の内容を教えてください。
CUCがご支援する病院の立ち上げ業務を担当したほか、東海地方にある複数の病院で事務局をつくり、人事や採用部門を共有することで業務の効率化を図る、シェアドサービスの取り組みを進めました。
2020年4月からは「チャレンジ・コロナプロジェクト」というプロジェクトチームで、PCR検査センターの開設支援や国内プロスポーツリーグのコロナ検査センターの運営支援など、コロナ対策に関わる仕事をしています。
___伊佐山さんは「変差値にこだわる。」のスピリットを、どのように捉えていらっしゃいますか?
「日本の医療のためになることは何か」「未来のために必要なものは何か」を考えながら、自分の目標を設定するのが、私にとっての「変差値」です。日本の医療全体について、物事を大きく捉えて、常に先の先を見るようにしています。
そして、それに対して自分が何をするのか。高めの目標を設定します。例えば人事評価などで「次はここを目指していこう」という基準があれば、それよりも2ステップ、3ステップ高い位置に設定します。
もちろん現実とのギャップはありますが、それを埋めるために日々の業務に力を入れて取り組んでいきます。それが成果に結びついたのが、今回のチャレンジ・コロナプロジェクトだったと思います。
___チャレンジ・コロナプロジェクトについて教えてください。
まず2020年4月にプロジェクトが動き出したときの目標は、PCR検査センターの開設支援です。当時はなかなか検査を受けられない時期でしたので、大きな意義があると感じました。助成金を出してもらえるように行政と交渉を重ね、それと同時に検査体制づくりも進めていきました。
___PCR検査センターの開設。スタートまでは大変だったのでは?
しっかり合意形成を取りながら進めなければならなかったので、そこが一番難しかったです。様々なリスクがあるなかで、「なぜPCR検査センターを作らなければならないのか」思いを伝え続けました。
CUCが掲げるミッションに「医療という希望を創る。」という言葉があります。PCR検査センターの開設支援は、「地域の皆さんにとって絶対に希望になる。だからやるべきだ」と考えたのです。その思いは揺らぎませんでした。そしてみなさんのご理解をいただき、ドライブスルー方式での検査をスタートさせたのです。
同じ目標に向かって、心を一つに
___さらに国内プロスポーツリーグのコロナ検査センターの運営支援にも取り組まれたそうですね。
はい。公式戦が行えるようにセンターの運営支援をしています。検査業務の企画や設計はもちろんオペレーションも含めて行いましたが、関係各所のスタッフの協力によりスピーディーに進めることができました。
さまざまな場面を想定して、いざというときの対策を考えながらオペレーション設計をする。PCR検査センター開設支援の経験が、ここで発揮できたと思います。
___心がけたことなどはありますか?
やはり合意形成ですね。置かれた環境や状況によって、できることとできないことがあります。しかし、「公式戦を行いたい」という気持ちはみなさん同じ。そこで大事にしたのは、本音で話すことです。関係者のみなさんがしっかり手を取り合える関係性をつくるのが一番大変でしたし、それが実現できたことが一番嬉しかったですね。
___苦労をされた分、達成感も大きかったのでは?
公式戦が始まるのを見た時の感動は今でも覚えています。「いよいよ始まるんだ」という責任も実感しました。
日本の医療を変えていく仕事を
___伊佐山さんがCUCに転職しようと思われたのはなぜですか?
私は子どもの頃から野球をやってきて、大学にもスポーツ推薦で入学しました。20代前半に2回肘の手術をして、その時にかなり医療費がかかったのですが、一方で3割負担という日本の医療保険制度のありがたさも痛感。そこで社会保険に興味を持ったのをきっかけに、大学卒業後は健康保険組合に入社しました。
健康保険組合の目的の一つは、医療費を削減することですが、個々に対して的確なアプローチを得意としていませんでした。また、医療費削減の課題は、日本全体の問題だと気づきました。
日本の医療を変えられる仕事は何だろうか、それができる会社はどこだろう。そう思ってさまざまな企業を調べるうちにたどり着いたのが、CUCでした。
___「変差値にこだわる。」の実現のために、大切にされていることは?
仕事で関わるすべての人たちと力を合わせることを大切にしています。高校時代に野球部の監督がよく言っていた言葉に、「1人の100歩よりも100人の1歩」があります。1人でがむしゃらに100歩進むよりも、100人で肩を組んで1歩だけ進む方が強いと。チームスポーツをやってきたからこそ、その言葉の重みが分かります。今回のチャレンジ・コロナプロジェクトでも、その言葉は強く意識していました。
___これからチャレンジしたいテーマがあれば教えてください。
これまでいくつもの新規事業に携わってきたことで、新規事業のスタートアップはできるようになってきました。今後はさらにテクノロジーなどを使って、しっかりと利益を出せる仕組みをつくっていきたいと考えています。
利益を上げることは、事業を継続させる上では欠かせません。単純な掛け算ではなく、テクノロジーで何倍にもしていく。そのためにオペレーションの中でどれだけシステム設計ができるかが、次の課題だと思っています。