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お墓の口コミ・比較サイト「みんなの終活」を売却する事にしました。

お墓の口コミ・比較サイト「みんなの終活」の売却について

株式会社モスティープレイス杉野です。

弊社では、複数メディアを運営しており、お墓の口コミ・比較サイト「みんなの終活」を運営しておりましたが、売却する事にしました。

事業自体は順調に伸びていましたし、変化率の高い魅力的な市場でしたが、複数事業を展開していく上で最適なリソース分配を考えた上での決断です。

現在は、メディア自体は公開している状況ですが、運営は止めております。

何社か手を挙げて頂いている状況ですが、もし興味のある方がおりましたら、ご連絡頂けると幸いです。

みんなの終活とは

みんなの終活は、全国約7,000件のお墓の価格や口コミ、アクセスなどの基本情報からユーザーの方にお墓を比較検討して頂くことができるメディアです。

月間20万PVほどの規模感です。

みんなの終活の立ち上げの経緯

- ライフエンディング領域への関心

お金と健康が人生のベースで、そのベースの上に結婚や出産、子育て、仕事、終活などのライフイベントがあると思っていて、数あるライフイベントの中でも死に関するライフエンディングの領域に関心があり、みんなの終活の立ち上げを検討しておりました。

また、下記の社内のインタビューを受けた時にも話した内容ですが、「インターネットの総合企業を作りたい」と創業時から考えており、様々なマーケットにメディア事業で参入しておりました。


その中の1つが「みんなの終活」です。

- エンディング市場の拡大とIT化の遅れが顕著な変化率の高い魅力的な市場

日本は世界でも類を見ないほどの超高齢化社会であり、2040年まで年間の死亡者数が増え続け、65歳以上の高齢化率も35%を超えます。

高齢者が増えていくことと死亡者数が増えることで、ライフエンディング市場の拡大は約束された未来です。

また、ライフエンディングに関する企業は地方密着の企業が多いことやユーザーの年齢層も高いことから、IT化が進んでいない市場で、これから当然IT化が進んでいきます。

この2つの大きな変化に加えて、ライフエンディングの多様化が進むと考えており、変化率の高い魅力的な市場だと捉えていました。

- 競合が少ないかつウィナーテイクスオールにならない

お墓のマーケットは、鎌倉新書社の「いいお墓」・エイチーム社の「ライフドット」、DMM社の「終活ねっと」以外に目立った競合はおらず、比較的早いタイミングで上位数社のポジションを取れると考えておりました。

3年前にマッチングアプリのメディア「balloon」を立ち上げた時に状況が似ていて、マッチングアプリ市場も3年前から市場が2倍に成長しており、変化率が高いかつ競合が少ない状況でした。
当時マッチングアプリのメディアも目立った競合は3社ほどしかなく、数ヶ月でトッププレイヤー群に入ることができました。

また、監修やインタビュー、動画コンテンツ、座談会、イラストをはじめ、コンテンツのクオリティーにこだわってバルーンの運営を行った上で掴み取った結果だったこともあり、会社として企画力やオペレーション力にも磨きがかかっており、バルーンでの成功体験が大きな後押しとなりました。

そういった市場環境や自社の強みに加えて、メディアはウィナーテイクスオールにならない事業であり、比較的低コストで運営していける事業なので、キャッシュフローを確保した状態で長い時間軸で運営していく方針でした。

事業の進捗はどうだったか

- 月間資料請求数も100件を超える水準に

立ち上げ半年ほどで月間20〜30万PVを越え、繁忙期である8月は50万PVを超えるなどメディア自体は順調に成長しておりました。

また、売上に直結する資料請求や電話問い合わせも月間50〜100件ほどあり、売上も毎月伸びている状況でした。

下記のような資料請求や電話問い合わせが発生するCVキーワードでもSEO上位を取っているキーワードが増えていました。


- 熱量を持って取り組めるチーム

事業責任者・SEO責任者・CS責任者・デザイナー・エンジニアに中核となるメンバーが揃っており、デザイナーやエンジニアもリソースが足りないときは自ら進んでCS対応を行うような熱量のある非常にいいチームだったと思います。

- クオリティーにこだわってユーザーの利便性を追求していた

コンテンツのクオリティーにもこだわりがあり、専門家監修やアンケート、動画、イラストなどユーザーの利便性を追求した下記のようなコンテンツ作りを行なっておりました。

↑記事内に埋め込まれている自社作成の動画
【動画解説】香典袋の中包・上包みの包み方!お札の入れ方や袱紗も


↑記事内に埋め込まれている自社作成のイラスト
【図解】新盆・初盆の服装を女性・男性・子どもで解説!家族だけの時も


↑記事内に記載している専門家監修のコメント
【専門家監修】永代供養墓とは?費用が安い?墓じまいからの永代供養墓への流れも解説

事業売却に至る背景

- 急拡大における歪み

弊社にとって「みんなの終活」は、6つ目のメディア事業でした。

既に運営を止めている女性メディア「noel」をはじめとするPV型メディア、アフィ型の「balloon」、そしてDB型の「みんなの終活」という事業ポートフォリオでした。

「みんなの終活」を立ち上げた当初は全事業右肩上がりに成長しており、比較的立ち上がりの早いPV型メディアやアフィ型のメディアの成長を見越しての判断でした。

その中で成長を見込んでいたメディアの鈍化やGoogleのアップデートの影響をPV型メディアを中心に受け、「みんなの終活」にコストを割くのが厳しい状況となりました。

- 複数事業を展開する中で様々な歪みがあった

複数事業を展開する中で、チーム運営とPL/BSの面で特に問題を抱えていたかと思います。

売上の変動が一定ある中で、日々どの事業にどれくらいのコストをかけるのかPL/BS面のコントロールが非常に難しかったです。

チーム運営における問題も大きかったと思います。
PV型メディアを中心にメディアの運営停止をするなどドラスティックな判断をしたことで、メンバーを不安にさせてしまい、コミュニケーションの頻度や取り方なども雑になり、退職者が出るなどの問題がありました。

今後のモスティープレイスについて

みんなの終活は、自分自身が興味関心を持って立ち上げを決意した事業ですし、市場のポテンシャルや変化率も大きいです。KPIの進捗としても順調でしたし、作ってきたメディアのクオリティーにも自信があります。

個人的な感情としては、これからも続けていきたいという想いや悔しさなど様々な感情がありますが、みんなの終活をさらに伸ばしていただける企業様に事業を引き続くことができると幸いです。

結果として、今回のエンディング市場への参入は失敗に終わりましたが、「インターネットの総合企業を作りたい」「世界で通用する会社を作りたい」という創業からの想いに関しては変わりません。

新しい取り組みをすれば、失敗はつきものですし、上手くいく事もあれば、上手くいかない事もあると思います。会社として良い時もあれば、悪い時もあると思います。
ただ、インターネットの総合企業を作る上で、様々な事業にチャレンジすることは欠かせませんし、失敗を許容し、チャレンジし続ける事をやめない会社であり続けたいと思っています。

改めてにはなりますが、ライフエンディング業界は、

市場の拡大が約束されている
IT化がいまだに参入してきていない
日本では極めて珍しい、ポテンシャルを秘めた業界だと考えています。

そういった市場環境や、みん終の取り組みに少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひ一度お話しさせていただければ幸いです。

Twitter経由でお声がけいただければ比較的早くお返事させていただきます。情報交換程度でも構わないので、ぜひお茶しましょう。

また、みんなの終活は、売却する形となりますが、現在は新たな事業が功を奏し、PL/BS共に健全な状態を取り戻すことができておりますので、好調な事業を中心に引き続き会社を成長させていきたいと思っています。

株式会社モスティープレイス
杉野 拓司

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