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【from WARC AGENT vol.3】トリビュー 管理部長 平塚さん

ハイクラス人材紹介事業を行う「WARC AGENT」メンバーが、過去に転職のご支援をさせていただいた、「ベンチャー企業で活躍するコーポレート人材」にインタビューをし、ベンチャーへ転職をした理由・実際に働く上でのやり甲斐などの「ベンチャー企業で働くリアル」に迫っていく連載です。今回は、美容医療の口コミ・予約アプリ「トリビュー」を運営する株式会社トリビューにて管理部長として活躍されている平塚寛彰さんにお話を伺いました。

■プロフィール
<話し手>
株式会社トリビュー 管理部長
平塚 寛彰

大学卒業後、東海銀行子会社のリース会社にて3年間営業を経験。
㈱リサ・パートナーズへ転職し、銀行が保有する不良債権のプライシングや企業投資を担当。その後、㈱ジェイ・ウィル・パートナーズのプロダクツチームに転職し、対象企業のバリュエーション・ストラクチャリングやドキュメンテーション等を行う。
前職の㈱シーユーシーでは経営管理部長として、コーポレート部門の採用強化や予算作成・予実管理や、日本政策投資銀行との資本業務提携をクローズ。2021年2月に㈱トリビューに入社。コーポレート責任者としてゼロからの組織の立ち上げを行いつつ、IPO準備に注力。

<聞き手>
WARC AGENT キャリアアドバイザー
小林 カンナ
2012年、総合人材会社に入社。その後、映像配信サービス会社のカスタマー部門を経て、エス・エム・エス、ペット領域のスタートアップ TYLにて、人材紹介事業に従事。2019年に当社入社。WARC AGENT事業部にて、ハイクラス人材、特にCFO・経営管理部長・経営企画ポジションのキャリア支援に従事。

▼目次
金融業界で経験を積み、40歳でベンチャーのコーポレート部門へ
事業を身近に感じられること、社会に与えられるインパクトの大きさがベンチャー企業で働くことの醍醐味
良いコーポレート組織を作る鍵は、事業と真摯に向き合うこと
経験を積むことでキャリアは自ずと切り拓かれる。自分のキャリアは自分で創る

金融業界で経験を積み、40歳でベンチャーのコーポレート部門へ

小林:本日はどうぞよろしくお願いいたします!まず自己紹介とこれまでの経歴を教えてください。

平塚さん:大学を卒業し東海銀行の子会社のリース会社で飛び込み営業や顧客の財務分析などを行っていました。社会人3年目が終わる頃に、投資会社のリサ・パートナーズに転職をし、不良債権の投資部門に入り、不良債権のデューデリジェンスやプライシングを行いました。その後、企業買収の業務にシフトしていき、ジェイ・ウィル・パートナーズという PEファンドを経て、事業会社へ管理部長としてジョインし、経理や経営企画、人事や法務などコーポレート全般を管掌しました。
前職は、株式会社シーユーシーにて経営管理部長として予実管理、事業計画の策定や日本政策投資銀行の資金調達を完遂した後、2021年2月からトリビューにジョインしました。

事業を身近に感じられること、社会に与えられるインパクトの大きさがベンチャー企業で働くことの醍醐味

小林:トリビューでのメインミッションを教えてください。

平塚さん:トリビューではIPO準備と、それに伴うコーポレート組織を構築することがメインミッションです。

小林:これまで各社で経験を積みステップを踏まれてきたイメージがありますが、キャリアの中でベンチャーへのチャレンジを考えたきっかけを教えてください。

平塚さん:元々、ベンチャーに行こうと明確に考えていたわけではないんですよね。前職のシーユーシーは上場企業であるエムスリーの子会社なのですが、2014年の設立なので中身はまさにベンチャーで、事業も含めて作っていく感覚がありました。仕事に対する手触り感や事業を身近に感じられるところが面白いと感じました。既存のビジネスや慣習などを壊したり再定義し、自分たちの生きる道を自分たちで切り開く側面が強いので、ベンチャー企業の環境は自分に合っていると思いました。
トリビューはこれまでの経験企業と異なり、BtoC事業であり且つ新しい価値を提供しているため、自社サービスによって誰かの生活や行動を変える影響があることに面白みを感じています。また、新しいサービスであるが故に、マーケティング施策Aをしたらユーザーの行動に変化が生じた、施策Bでは思ったよりも効果が出ない、など新たな発見を日々ダイレクトに感じられるのは面白いですね。また、トリビューが目指している「ありたい自分でいられる世界をつくる」という世界観に共感したことも転職を決意した理由の一つです。自分たちのサービスによって周囲の人たちの幸福度が上がり、それによってサービスが成長し、幸せにできる範囲が広がっていくという好循環ができればいいなと思ってます。また、いつになるかはまだわかりませんが、「ありたい自分でいられる世界をつくる」という観点でさらにサービスの領域を拡大させていければと考えてます。

小林:楽しく働かれているのが伝わってきます。入社前後のイメージの違いやギャップはありますか?

平塚さん:ポジティブなギャップなのですが、入社前に想像していた以上に、様々なデータが過去も含めてしっかりと取れている点ですね。比較的過去のデータも残っているため、今どのような状況か、何が起こっているのかなども過去データと比較して分析可能で、課題に対する打ち手やそもそもの原因やその理由についても、見えてくることが多いです。経営管理としての腕の見せ所という感じです。
あと、これまでは損益分岐点を超えるまでは短期的にトップラインを伸ばしにいっていましたが、ようやく損益分岐点も超え、前向きな投資に資金を振り向けることができる状態になったので、今後は、中長期的な視点を持ってマーケットを伸ばしていきながら自分たちのポジションをいかに確立していくかという視点で事業全体(及びマーケット全体)を成長させていきたいですね。

小林:そもそもの話になってしまいますが、現職に入る際に懸念点や躊躇した点はありましたか?
前職はベンチャーといっても親会社が上場企業だったことを思うと、トリビューがいわゆるスタートアップへの初めての挑戦でしたよね。踏み込むのに勇気が必要だったと思いますがいかがですか?

平塚さん:私の場合、入った後に何ができるかを一番気にしていました。ジョインする段階でどこまでの領域に踏み込めるかが制限されていると、入社後に領域が限定されてしまいやりたいことができないと思っていたため、正直に言うと管理部長でお願いしますと言われた時に、自分の領域が限定されるのではと思い、そこが懸念に感じました。しかし、最終的にはCEOの毛さんとCTOの小尾さんと話してクリアになったかなと思います。管理部長に求めるものを直接具体的に説明いただき、そこが自分の中でも腹落ちしたため決断できました。

良いコーポレート組織を作る鍵は、事業と真摯に向き合うこと

小林:良いベンチャー、コーポレート組織とは何だと思いますか?

平塚さん当事者意識が重要だと思っています。一人が色々な領域をカバーしなければいけないので、自分自身や所属しているチームが何を目的としているのか、自分が何をしなければいけないのかということを常に考えることが重要です。それに加えて、広い視野を持っていることも大事です。管理部門はセクショナリズムが働くところだとは思いますが、「自分はこれしかやらない」という風にしてしまうとやることが多岐に渡るベンチャー企業は回らないですし、機動性も失われてしまいます。適切な人数で確実に目的を達成していくためには、一人一人が広い視野を持って柔軟性高く動くというのが重要だと思います。

小林:私もご紹介をしていて気づいたことですが、コーポレート部門は自分の専門領域だけをやるというイメージが先行しがちでした。しかし貴社の場合現実は違い、一つのことだけでなくむしろ色々なことに手を広げていきたいという方が求められていて、そうでないと貴社の中でバリューを発揮できないということを平塚さんのお話を聞いて再認識できました。

平塚さん:ガバナンスの観点からも自身の領域を定めることは重要ではあるので、その趣旨を満たしながら、ビジネスとして勝ち抜くための柔軟性・機動性や効率性は常に意識しておきたいと思ってます。例えば、各個人の業務においても、経理と人事が一緒に仕事をする時でも相手がどう思うかは相手のことを知っていれば仕事もスムーズにいきますし、お互いが何を仕事としてやっているかわかっていると効率的にいくので、一緒に働く人には自分の仕事を超えた興味と視野を持つことが大事だと思います。
また、コーポレート部門にいると抜けがちな視点ですが、事業を中心に考える発想は持つべきです。例えば、経理という仕事はルールにしたがってやることが重要で、ルールに従うことを一番に考えることは大事なことですが、その一方でルールの中でいかに器用に立ち回るかといった発想を持っていれば、事業に負担をかけないこともできるのではないかと思っています。その視点は常に持っていたいと思います。
今後、ジョインしていただく方にもそういった意識を持ってもらいたいと考えていて、一緒に柔軟性のある組織を作って行きたいです。

小林:採用や組織創りにおける課題はありますか?

平塚さん:自社の事業規模や成長スピードにおける最適なコーポレート組織とは何か、というのが現状の課題です。大企業や教科書を模倣することは必ずしも正解ではないと思いますし、それは自分たちにとってはtoo muchになってしまうので、トリビューにとっての最適なコーポレート組織を見つけたいと思ってます。また、これまでのフェーズで必要のなかった機能に対して新たに投資するということになるので、社内でどう理解してもらうかに苦労するだろうと思ってます。他社も含めて、私みたいな立場の人は同じ苦労をしているのかなとも想像できますが、ゼロからの立ち上げには付き物だと考えて、地道に向き合っていこうと思います。実際にIPOをする際にコーポレート組織が出来ておらず上場できませんという事態を避けるためにも、事業のドライブと管理という観点を意識しながら組織を作っていきたいと思っています。

小林:平塚さんの仰ることなので、言葉の重みがありますね。
今までのやり方を踏襲しつつも、違うところはアンラーニングをしようとしている姿が、すごく素敵だなと思います。

経験を積むことでキャリアは自ずと切り拓かれる。自分のキャリアは自分で創る

小林:改めて今後はどんなチャレンジをしていきたいですか?

平塚さん事業をいかに大きくすることに貢献するかです。
美容医療のマーケットは今追い風なので、順当にいけば事業も伸びていくと思いますが、もう少し段階を上げて急角度の成長に持っていけるかどうかというのは、私個人としてのチャレンジです。そこは経営陣とも何度も話をしているところです。

小林:良い組織、コーポレート組織を作るという観点で言うと、「同じ視点を持ったメンバーと事業を大きくしていくこと」ですか?

平塚さん:そうですね。先程の話とも被りますが、事業を第一に色々なことを考えられる方と一緒に働きたいです。
何か起こった時に教科書通りのことをしていても問題を解決できないことは往々にしてあるので、本質的なところまで考えて「どう乗り越えていくか、他に方法はないか」等、色々なことを考えていける組織を作りたいと思っています。

小林:これだけやりたいですと限定的な方はマッチしないだろうと思います。会社の成長を加速させていくためには複合的に考えられる方や、同じ方向に向かっていける方にジョインいただけると良いですね。

ご自身のキャリアは今後どう築いていこうと考えていますか?

平塚さん:結果を出すことがすごく重要だと思っています。
今だったらIPOさせることと、事業をドライブさせるということで、これを達成すれば自分の幅がさらに広がり、結果的にキャリアは後からついてくるものだと思っています。

小林:平塚さんらしいです。

平塚さん:キャリア形成という意味では、自分に力をつけることがすごく重要です。力をつけるために経験をし、それに説得力をつけるものが実績です。それがあれば最悪一人でも生きていけると思っています。そう思うに至ったからこそ自分がやりたいことをやろうと思ってます。今は、toCビジネスや、その中でも一人の人の行動を変えられるようなことに興味があるので、今後はそういうことをやってみたいなと思っています。この事実は現職に入ったからこそ得られた気づきだなと思ってます。転職する前までは全然そこまで考えていませんでした。

小林:現職に入ったからこその気付きがあり、それがやりたいことに結びついているのがいいですね。
最後に、ベンチャーにチャレンジをしていきたいという方に向けて一言お願いします。

平塚さん:ベンチャーで色々なことをできるのはすごく良い経験になり、今後の選択肢が広がると思います。大企業に入り規模の大きな仕事をするのも面白いと思いますが、ベンチャーでは短期間のうちに色々なものを広く深く(かつ少人数で)経験出来るので結果的にそれは自分のキャリア選択肢を拡げることに繋がるのが魅力です。ベンチャーは会社の安定性に懸念があるというのは一般的には思われるところではありますが、仮に会社が無くなっても自分自身に生きる力があれば、やりたいことを続けることはできるのではと思ってます。また、短期的にサラリーが落ちるケースがありますが、数百万ダウンしたとしても、そこで培った経験で独立や起業といった可能性にも広げられる方に舵を切った方がありなんじゃないかと最近実感しています。その経験を得られることに比べれば、短期的なサラリーの減少は大したことではないと思っています。

小林:最前線で活躍されている平塚さんのお話は説得力があります。漠然とベンチャーが良いなと考えながらも年収がネックになってしまっている方の価値観が変わるかも知れません。
個人的に聞きたいことがあります。まだ本格的にジョインして数ヶ月ですが、上場準備や事業にコミットしていてとても忙しいと思います。週末は休めていますか?

平塚さん:まだタスクを分担できるほど人数がいないので一人でいろんな仕事を持って忙しくしてますが、週末はゴルフばかりしています(笑)ゴルフも密かに限界に挑戦してます(笑)また、自分が学生時代に選手として取り組んでいたスカッシュが一部で流行っていると聞いているので、久々にスカッシュも復活したいなと考えてます。こんな感じで公私共に充実してますね。

小林:やりがいを持って働かれているようで嬉しく思います。色々とお話しいただきありがとうございました!

ご一読ありがとうございました!

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