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TANOMUという会社のおはなし(前編)

こんにちは!株式会社タノム代表の川野と申します。

当社は2018年末まではChefyというサービス名のミールキット事業を運営する会社でしたが、事業の撤退を決め、現在は卸業者向けのスマホ受発注サービス「TANOMU(タノム)」の開発・提供をしています。

このnoteについて

スタートアップが一発目の事業でムーンショットを決めることは非常にレアなケースですが、当社も御多分に洩れず、第一号の事業は失敗に終わってしまいました。

このnoteは前後編に分けて書きます。

前編は、私にとって最初の挑戦であったChefyのお話し。熱い想いを込めて世に送り出したサービスを閉じるに至った背景を、なるべくリアルにお伝えしたいなと。

後編では、今私たちが開発しているTANOMUというサービスについて。Chefyの運営を通じて学んだこと、Chefyで得たことを最大限に活かして、一歩ずつ前に進んでいます。

私たちのこれまでの軌跡を辿りつつ、TANOMUという会社を知っていただければと思っています。

こんな人たちに、このnoteが届くとすごく嬉しいです。

・スタートアップの経営者や事業開発に取り組む方
・「食」をテーマに、世の中の課題を解決したいと志す方
・将来、チームTANOMUに参加してくれる方

ミールキットと出会った2016年

幼い頃から「食をテーマに自分で事業をしたい」という想いを抱いていました。ただまずは自分に力をつけたいという想いから、大学を卒業したあとは大手総合商社のアパレル部門や上場準備中の外食チェーンなどで、わりと長い間、サラリーマンをしました。

そこで営業のノウハウや海外店舗の出店、店舗オペレーションの構築など多くのことを学ばせてもらい、株式会社CHEFYという会社を設立。2017年にミールキットサービス「Chefy」をリリースしました。


これはサービスリリースの直後くらいに撮影した、創業メンバーの写真です。この3人でChefyのリリース、撤退から今のTANOMUに至るまで走り続けています。

私たちがサービスをリリースする2017年頃には以下のようなトピックがあり、まさに世界中で「ミールキット」というサービスが盛り上がり始めていた時代でもありました。

・米国ではBlueApronがユニコーンとして注目を集める(2017年上場)
・ドイツ生まれのHello Freshが欧州で急成長(2017年に上場)
・米国/欧州を中心に数十億円単位で調達を集めるミールキット事業が勃興
・RTC(Ready to Cook)食材を扱うコストコの世界進出加速
・AmazonやOisixなどの大手企業がミールキット事業進出

満を持してリリースしたChefy

Chefyは、高級路線のミールキット。いわゆる「ご馳走系」として、2017年6月に正式リリースしました。


(引用元:https://howtochoose-shokutaku.com/cookkit-hikaku/

まさにこの図にあるように「特別な日にご馳走を食べたい」という方をターゲットに、1食あたりおよそ1700円くらいで、食材キットを提供していました。

アメリカでは類似サービスのブルーエプロンが上場を目前にしていましたが、当時 日本ではまだミールキットは走り出しの時期。競合のTasty Tableがほぼ同時期にサービスインしたような時期でした。メディアなどで取り上げていただき、最初の数ヶ月は順調にユーザー数を伸ばしていました。

当時、特に印象的だったのが「料理教室に通うのを躊躇していたが、Chefyのおかげで新しい趣味ができた!」というコメントをいただいた30代の男性です。サービスインの前には見えていなかったこうしたニーズも取り込むことができ、私自身も確かな手応えを感じていました。

創業メンバーや株主と悩み抜いた末、1年での事業撤退

順調な滑り出しであったにもかかわらず、サービスを続けていく上で以下のようなハードルが見えてきました。

・大手/ベンチャーの参入により競争が激化
・配送費や原材料の価格が高騰
・梱包や加工といったオペレーションコストが増加
・ユーザーのフリークエンシー/リピート率が低迷

こうした背景から、当初描いていたユニットエコノミクスを成立させることがなかなかできない。結果的にサービス開始から約1年で事業撤退することになりました。

熱い想いを持って始めた事業ということもあり、株主や共同創業者とは何度も議論しました。私自身にとって苦渋の決断でしたが、当時の社内の雰囲気もまた、決して良いものとは言えませんでした。

ミールキット事業をやりたくて入ってきたはずが、入社数ヶ月で撤退が決まったのです。業務用の冷蔵庫をメルカリで売ってもらったり、仕入先へ足を運んで撤退の説明をしてもらったり、社員にはとにかく後ろ向きな仕事ばかりをしてもらうしかありません。

「川野さんが何をやろうとしているかわからない」と言われて去っていくメンバーもいて、私自身も本当にしんどい時期でした。

ユーザーに寄り添ったプロダクトを作る

Chefyの撤退と並行して、次の事業の検討を密かに進めていました。

Chefyから学んだ一番大切なことは、
自分の想いや個人的な課題感を起点にプロダクトを作ってはいけないこと。とことんユーザーの声を聞き、寄り添ったモノづくりを目指すことです。

どんなサービスをやるかも決まっていなかったのですが、Chefyでお付き合いしていた卸売の業者さんに「困っていること、私たちにお手伝いできることはないですか」というヒアリングをさせてもらいました。

その中から生まれたのが今の当社サービス「TANOMU」の構想です。


https://lp.tano.mu/

TANOMUのサービスづくりの裏側は、後編でご紹介させていただきます!お楽しみに!

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