This page is intended for users in Hong Kong. Go to the page for users in United States.

[創業者対談]クラウドエース×株式会社FFRI(3/3)


Part3: 上場を決意した瞬間

前回の記事はこちら


吉積:(防衛関連企業に対する標的型攻撃問題のあった)2011年から潮目が変わって、事業としてはいい流れになったと。

鵜飼さん: そうですね。多くの会社で「うちの会社は大丈夫か?」みたいな話になって、大丈夫じゃなかったっていう状況になって。日本でも、国としても相当気にし始めて、2014年にはサイバーセキュリティー基本法も整備されて。

吉積: 上場を決意したタイミングというのはいつなんですか?

鵜飼さん: 創業当初からです。なんでかっていうと、こういったセキュリティ技術ってお客さんがどうしてもエンタープライズとか、政府、各府省ですので、どこの馬の骨かわからない会社に自分のところのセキュリティー、または安全保障を預けていいのかって議論になると思うんですよね。

なので、上場することによって一定の信頼を得るっていうのは当初から必要だと思っていて。そうしないと、お客さんがせっかく製品が良いってなっても、なかなか説明ができないっていうのもありますから。

吉積: それでVC入れて、加速したって感じなんですね。内部監査的なものを強くしようとかそういう思いはなかったんですか?

鵜飼さん: サイバーセキュリティ企業として信頼を得るのが一番重要なので、いわゆるガバナンスとかコンプライアンスは、上場するしない関わらず、やるべきことはしっかりやっていこうってことで10年前くらいに今のCFOがきて整備していった感じですね。

吉積: 上場は創業時から決意されているということですが、なにか上場に向けて困った事とかはありますか?

鵜飼さん: 当然実際の形式を満たしていかなきゃならないっていうのはありますが、上場準備をしていく段階で、色んな意味で会社は強くなっていくので、実際上場できるできないに関わらず、そういうことをちゃんとやっていくっていうのは会社の成長を支えるのにすごく重要だなっていうのはやり始めてすごく実感しましたね。

吉積: やり始めて?

鵜飼さん: やる前はあまり深いイメージはなくて。ガバナンスをちゃんと強化するってどういうことなんだろう、っていうのを実際のプロセスで体現していくっていうのは、貴重な経験になりました。

吉積: 数字を追うみたいなのは、COOとかがいらっしゃるんですか?

鵜飼さん: 数字は、最終的には経営者である私がみているのですが、当然数字って積み上がっていくものなので、営業担当が管理をしていくってことになります。

吉積: 僕の場合、数字は僕では無理だなって思って、今はCEOの青木っていうのが管理しているんですよ。それで上場に向けて今やっています。

鵜飼さん: 当然売上利益は会社にとって重要なものの1つなので、そこは必達していくんだっていうのはしっかりやっています。それが結果的にうまくいくかどうかっていうのはありますけど、もしうまく行かないということがあるなら、なるべく早くその予兆を察知して、戦略を変更していくっていうのは必要だと思います。



吉積: ちょっと意地悪な質問かもしれないですけど、セキュリティって悪さをする人がいると、ばっと売り上げが上がるんじゃないですか?

鵜飼さん: いや、実はないんですよ。よくそれ聞かれるんですけど、お客様がエンタープライズだったり官公庁だったりするので、なにか対策を考えないといけない、それで対策をしようかなって思いついてから対策をするまで何年もかかるんですよ。リードタイムがエンタープライズだと2年くらいかかるっていうのがあって。なのでバーっと盛り上がってガッと入る、とかはないですね。

吉積: それだけ遅れがあるんですね。

鵜飼さん: ありますよ。コンシューマーとか、SMEビジネスだと内的要因で変化するとかはありますけど。なので、ある意味ビジネスも既存のお客さんはちゃんとFFRI yaraiをアップデートしていれば、使い続けられるので、サブスクリプションみたいなビジネスモデルになっています。

吉積: FFRI yaraiの継続率ってどのくらいなんですか?

鵜飼さん: 95%くらいですね。ほぼ全てのお客様が更新されています。

吉積: なるほど。その他、人とか組織面で何か、上場してよかったことなどありますか?

鵜飼さん:採用とかですかね。エンジニアは集まってきたんですが、それ以外は苦戦をしていて。とんがってるし、面白いなって感じできてくれる人はいたんですが。上場して状況がよくなって、途中から新卒に切り替えました。上場前も後もそうですけど、会社って1年前のことは大昔のことみたいになるわけで。そうすると、何かをやる人がいなくなったり、足りなくなったりするので、常に新しいことができる人が必要になっているっていう状況ですね。どっちかっていうと常に困っているというか(笑)


改めて感謝する事

吉積: 最後に、改めて一番感謝することなどありますか?

鵜飼さん: そうですね、、、まぁ、エンジニアが起業して今に至るわけですけど、普通だったら潰れてますよねっていうのはあると思うんですよね(笑)

正直、エンジニアリングしかわからない人間がここまで色んな事業ができるようになったのは、色んな人たちが助けてくれたからであって。取引先やお客様もそうだし、よくこんな数人で立ち上げた会社に優秀な人が入ってきてくれたな、っていうのもありますし。人は大事だとなと思うところはありますね。

吉積:日本の安全保障をやってるんだ、っていうのはすごいなと思っていて。そういうところに共感して来てくれてる感じなんでしょうか?

鵜飼さん:日本を守っていくんだっていう風に共感してくれる人もいますし、日本で地に足をつけて研究開発をやるんだ!って共感して来てくれてる人もいます。今まで日本でこういう会社がなかったので、サイバーセキュリティ業界でも「遂にこんな会社が!」っていう風に盛り上がっていただいて、そこでかなり応援もいただきました。

吉積: VCもそんな感じで共感していただいたんですか?

鵜飼さん: VCは、最初は皆さんよくわからないけど研究開発してる会社、くらいな(笑)でも、途中で色々共感していただいて、出資していただきました。

吉積: そうなんですね。上場だけじゃなく、セキュリティも含めとても勉強になりました。ありがとうございました!




編集後記

サイバーセキュリティ技術を知る人が日本にほぼいない時代から研究し、日本でゼロからマーケットを広げていった鵜飼さん。サイバーセキュリティを軸に、起業や上場についてお話ししていただきました。

元エンジニアならではの情熱が伝わる対談になったのではないでしょうか。

対談はまだまだ続きます。次回もお楽しみに!


編集・撮影:杉山、織田(クラウドエース株式会社 事業企画部)

クラウドエース株式会社's job postings
Anonymous
A586e734 fafc 4010 8aa6 0506a16cffbb?1547726835
905d2df1 9093 43dc b760 2eb963cf423e?1565662850
4c5e21c3 19cb 4125 835a 8799fa821ac2?1552098985
3 Likes
Anonymous
A586e734 fafc 4010 8aa6 0506a16cffbb?1547726835
905d2df1 9093 43dc b760 2eb963cf423e?1565662850
4c5e21c3 19cb 4125 835a 8799fa821ac2?1552098985
3 Likes

Weekly ranking

Show other rankings

Page top icon