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Eテレ制作からIT企業に来たガチ演劇人 前編

遠藤: 今日はClipLineグラフィック部で活躍している早坂さんのインタビューです。

早坂さん、こんにちは。前職のことから聞きましょうか。ClipLineの前は、どんなお仕事をしていましたか?

早坂: 大学院を卒業して、映像制作会社に就職しました。主にEテレの某工作番組と某実験番組を担当していました。あとは、アイドルのPVやバラエティ、車の衝突実験、製品のPV、映画のスポットなどをちょこちょこと。

このなかでも、科学番組がなかなかインパクトのある番組で、科学原理をひたすらスケールの大きくして試してみるという番組でして。いろいろな場所でロケして、実験していました。

遠藤: 例えば、どんな実験をしていたんですか?

早坂: 「空気でダンベルを飛ばす」とか「トラックでやじろべえする」とか。

遠藤: ハードボイルドだね!

早坂: 気合いと根性があれば、ダンベルも飛ぶんだなって。で、ダンベル飛ばしてました。

まったく白紙の状態から、どんな科学原理を扱うか決め、その原理をどう楽しく大きく見せるかを考えます。いかに描くかは、ほんとうにディレクターの頭脳次第で。夢みたいな、ほんとうにそんなことできるの?というようなアイディアをどうしたら実現できるか、試行錯誤の日々でした。

実際に手を動かして実験したり、実験器具をリサーチして発注したりしていました。

番組のキャッチフレーズが「やってみなくちゃわからない」だったんですが、実験番組という特性もあって、実験がどう転ぶかは撮影当日にならないとわからないんですね。一応、絵コンテや香盤はあるわけなんですが、実験の状況にあわせてその場で撮影予定も変化していく。番組のうまみとしては、実験をしている私たちのドキュメンタリー的な要素もあって・・・気合いと根性の日々でした。

↑ある日の撮影後

遠藤: テレビならではだと思ったことはありますか?

早坂: 1年間に10本以上の実験が走っていたのですが、様々なディレクターの腕で、ある意味力技で番組が作られていっていました。普段は、4.5人を中心に、プロジェクトルームで準備していたのですが、撮影に50人前後集まるのもザラなことで。プロの現場に身を置きながら、番組制作には多くの人の本気が詰まっているなあ、と感じて過ごしていましたね。

あとは「かっこいい映像を撮る」ということに、すさまじい情熱を傾けていた会社だったので、画への感性は、非常に研ぎ澄まされたと思います。

また、Eテレという公共放送で番組に携わって、尖りつつも、世間に受け入れられるにはどんな表現ができるのか、学ぶことができました。

遠藤: もともと、演劇をやってらしたんですよね?

早坂: そうですね。前段に述べた映像制作会社にいた期間を除くと、大学に入学してからは、一年中、ほとんど稽古場か劇場にいるのじゃないかというくらい、演劇人らしい生活をしていました。

遠藤: どんなことをしていたんですか?

早坂: 演出家になりたかったので、企画を立てるところからスタートして、出演者・スタッフを集めて作品を演出していました。ミュージカルフェスティバルに呼んでもらって、演出・脚本・作詞をしたこともあったし、富山県の大自然のなかで演劇コンクールにでたこともありました。

あとは、演出助手としてもお仕事をしていて、スウェーデン人の演出家との共同制作についたり、新国立劇場の演劇研修所公演のお仕事をしたりしていました。

↑当時の稽古の様子

遠藤: 大学院の専攻も演劇だったとか?

早坂: 大学・大学院では、演劇映像学科で現代西洋演劇を研究し、「現代ドキュメンタリー演劇論」という題目で修士論文を書きました。

遠藤: とにかくガチ演劇系だったということですね?

早坂: そうですね。高円寺に友達が15人以上います。

遠藤: あー

(後編に続く)

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