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価値ある事業を未来につなげる。ビズリーチ・サクシードの今とこれから

こんにちは。

2017年11月にリリースした事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」。おかげさまで2年が経ち、M&Aのプラットフォームとして日本最大級の案件数を取り扱うサービスへと成長することができました。

今回は、ビズリーチ・サクシード立ち上げの責任者であり、事業承継M&A事業部で事業開発部とプロダクト開発部の部長を兼務している前田に、サービスが生まれた背景や今後の展望について話を聞きました。前田自身も父の経営する事務所の事業承継の現場に立ち会った経験があり、それが今の事業作りに生きていると言います。


前田 洋平 / Yohei Maeda
ニューヨーク州立大学卒業。新卒で大手IT企業へ入社し、エンジニアとして基幹システムの開発に従事。2011年、まだ社員が十数名だったビズリーチへ入社。「ビズリーチ」や、新規事業、海外事業の立ち上げを担当。現在は、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」のサービス設計やビジネス開発を行う。事業承継M&A事業部 部長。

日本の大きな問題となっている後継者不足を解決したい

ー早速ですが、ビズリーチ・サクシードはどのようなサービスなのか、教えてください。

ビズリーチ・サクシードは、事業承継を検討している企業(以下、譲渡企業)様と、譲り受けを検討している企業(以下、譲り受け企業)様を結びつける、事業承継M&Aのプラットフォームです。譲渡企業様は匿名で事業の概要を登録でき、譲り受け企業様はその情報を検索・閲覧し、興味をもった譲渡企業様へ直接アプローチができます。

これまで中小企業がM&Aを検討する際の選択肢は、地元の金融機関などが持っている情報に限られていました。しかし、ビズリーチ・サクシードをご利用いただくことで、候補となる譲り受け企業様の数が劇的に増えます。承継案件の情報をオンラインで可視化することによって、経営者の方々の選択肢と可能性を広げるお手伝いをさせていただいています。

また、すべての登録企業様についてビズリーチが事前に審査を行い、審査を通過した法人のみが事業承継の情報を閲覧できます。そのため秘匿性が高い情報のやりとりに関して安心してご利用いただけるのが、ビズリーチ・サクシードの大きな特徴の一つになっています。

ー前田さんは立ち上げから関わっていますが、ビズリーチ・サクシードを立ち上げることになったのは、どのような背景からですか?

「ビズリーチ」が都市部のみならず全国の中小企業様の採用支援を行うなかで、後継者が不足している現実に触れる機会が多くありました。 経済産業省の発表でも、2025年には約245万人の中小企業経営者が70歳以上になり、その半数にあたる127万社が後継者不在による「廃業予備軍になっている」ことが報じられるほど、後継者不足は社会が抱える大きな問題です。すでに毎年、黒字経営にもかかわらず後継者不在で廃業している企業が多くあります。

その問題をサービスや事業を通じて解決したいという想いから、ビズリーチ・サクシードはスタートしました。

ー株式会社ビズリーチ内で新規事業として始めたことによるメリットはありましたか?

ビズリーチはもともと採用支援の事業を通して、事業承継M&Aについての情報に詳しい地域の銀行などといくつもつながりがあったので、リレーションをとり情報を得やすかったという明確なメリットがありました。またビズリーチが提供している採用、転職のためのプラットフォーム作りの経験が、企業と企業のマッチングで生かせることも、大きな優位性だと思っています。


市場が求めていたサービスだと実感

ービズリーチ・サクシードの立ち上げ当初は、どのようなことを意識されていたのですか?

当初はとにかくプラットフォームとして機能することを第一の目標にしました。必死に譲渡企業様と譲り受け企業様の数を増やし、M&Aのきっかけとなる場づくりを意識してプロダクトを作りました。

ーやはり、登録してくださる企業様を探すのは苦労しましたか?

それが、思っていたよりスムーズだったんですよ。リリース当初から多くのメディアに取りあげていただくなど、想定していたよりも大きな反響がありました。譲渡したい企業様だけではなく、譲り受けたいという企業様も想像以上に多くいらっしゃって事業案件を可視化することは市場が求めていたサービスだったのだと、当初からビズリーチ・サクシードのポテンシャルの高さを肌で感じました。

ー市場からの追い風があったんですね! 実際にサービスを利用したM&Aの成約は生まれたのでしょうか?

はい。リリースして半年後に数件のM&Aが成約し、その後もコンスタントに毎月成約いただいています。初めて成約したときは、正直ホッとしました。 立ちあげ当初から反響が良かったものの、やはり実際にM&Aが決まるまでは、このサービスが社会から必要とされているのか仮説の域を抜けていませんでしたから。実際にご成約があったことで、このサービスが実現可能なビジネスモデルだと立証できて、本当に嬉しかったです。

ーその後は、どのようなことを目標に掲げて成長していったのですか?

次のフェーズとして、企業様同士の出会いを最大化させることに振り切りました。 ご成約の手前の、経営者様同士の面談の数を増やしていければ、おのずと成約する事例も増えていくはずなので、その面談の数を増やすことを目標としました。

そのためには、全国のできるだけ多くの企業様にご登録いただかなければならないので、部の人数も増やす必要がでてきます。創業時から「事業創りは仲間探し」という考えを大切にしているビズリーチなので、自分たちで一緒に働く新しい仲間を探しながら、ビズリーチ・サクシードを成長させていきました。6名からスタートした事業部が、現在は30名ほどになっています。


プラットフォーム上でM&Aを実施していただくための工夫

ー現在、サクシードが抱えている課題はどのようなものですか?

リリースから2年経ち、出会いを増やすだけではなく、その後の成約までの取引をスムーズに行うための手助けができるサービスへの進化が求められていると感じています。

今までは経営者同士の面談が決まった後に、ビズリーチが関わることはあまりありませんでしたが、現在は面談後のやりとりが円滑になるためのツールを開発しています。成約までのプロセスを可視化することで、私たちも経営者同士の面談の後に生じる課題についてより深く理解し、どのようなお手伝いができるのかを探っていきたいと思っています。

経営者の方々に寄り添っていきたい

ー将来的に、事業承継M&Aについて実現していきたいビジョンはありますか?

M&Aと聞くと「会社を乗っ取られる」といったマイナスなイメージをもっている方も多いかもしれませんが、そのような敵対的なM&Aは実は非常に少なく、友好的なお互いが満足した条件でのM&Aが多いんです。M&Aは、多くの方が考えているほど難しいものではありません。

とはいえ、法務、財務、税務などの専門的な知識は当然必要なので、ハードルがないわけではありません。そこに関してのフォローができる体制を作っていかなければいけないと思っています。

また、現状のM&Aは着手金や中間金、成功報酬などの費用がかかるケースが一般的です。大手企業ならば問題ないかもしれませんが、事業承継を考えている中小企業にとっては負担が大きく、M&Aを難しくしているケースもあります。

現在ビズリーチ・サクシードでは、譲渡企業様は完全に無料でご利用できるシステムになっていますが、ビズリーチがもっているテクノロジーを生かした機能の提供など、会社のリソースを最大限に生かし、ビズリーチにしかできないアプローチでより簡便でハードルの低い事業M&Aの新しいスタイル、世界観を作りあげていきたいと思います。

ー前田さんの事業承継M&Aへのとても強い想いを感じます。

実は私の父も会社を経営していて、最近事業承継を行いました。小さな事務所で机一つからスタートし、徐々に事務所が大きくなっていく様子を近くで見ていて、子ども心にその様がかっこ良いと思ったんです。自分も将来は事務所を継ぐか、起業をして会社をもちたいと思うようになりました。結局父の会社を継ぐことはありませんでしたが、起業して経営者になりたいという気持ちのベースはそこにあるんです。

ー今も起業を目指しているのですか?

そうですね。経営者になるという思いは持ち続けています。今は事業をリードする立場でビズリーチ・サクシードを経営しているので、今の役割が自分の未来に繋がっていると信じていますし、想像していた自分を超える存在になりえる機会だとポジティブに捉えてます。さらに、ビズリーチ・サクシードを通して、経営者の方々をサポートできていることに、とてもやりがいを感じているんです。

経営者だった父が事業承継するまでを見てきたので、人一倍「経営者」の方に思い入れがあります。だからこそ、ビズリーチ・サクシードをもっと進化させて、経営者の方々の悩みをより解決できるサービスにしていきたいという強い想いをもっています。

ー本日はどうもありがとうございました!

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