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Big Techの重鎮達が続々と集まるグローバルベンチャー、その魅力と課題とは

「Digital」「Global」をキーワードに拡大を続ける日本のアバナード。
創業当時から「業界有名人が集まる会社」と噂され、700名を超える規模になった現在も、日本全国から優秀な人材が集結しています。

今回フォーカスするのは、マイクロソフトのテクノロジーを日本で長年に渡り牽引してきた、3人の男たち。

マイクロソフト社歴25年の野村 一行さん、19年の荒井 省三さん、15年の日詰 廣造さんに、話を伺いました。

育ててきたテクノロジーを後進へ伝えるために

荒井 省三(以下、荒井):アバナードに入社が決まって、名簿を見てみてびっくりしましたよ。ここにいらっしゃる日詰さんの名前がリストにあって、翌月には野村さんも入社されたんですから。

――もしかして、みなさん全員面識があるんですか…?

荒井:もちろんですよ!3人で一緒に仕事をしたことがありますからね。

確か、Windows XPからVistaになる頃でしょうか。何度もアメリカ本社に足を運んで、一緒に必死に勉強しましたよね(笑)

荒井 省三(あらい しょうぞう)/ソフトウェアエンジニアリング グループマネジャー
日本マイクロソフト社で約19年に渡り.NET Frameworkを中心とした技術啓発の仕事に従事。「Lightweight Language」や「de:code」などへも多数登壇し、テクニカルエバンジェリストとして活躍。Microsoft Azureの発表以後は、クラウド移行支援を軸に活動し、2020年12月にアバナード入社。
自他ともに認める言語マニアで、著書は「The Root of .NET Framework」はじめ7冊。

――そうだったんですね。それでは荒井さんから、アバナード入社の経緯を教えてください。

荒井:私は2000年の.NET Frameworkの発表を受けて、その立ち上げに携わるためにマイクロソフトに入社しました。その後はソフトウェアアーキテクチャから、インフラストラクチャ領域まで、ほぼ全域にわたってテクニカルエバンジェリストとして活動してきました。

今回アバナードには縁があってジョインしたんですけれども、その一番大きな理由は、後進を育てるためです。

これまで書籍を出させていただいたり、さまざまな講演に何度も登壇してマイクロソフトテクノロジーをたくさんの方々に伝えてきましたが、それらをきちんと次世代に、余す所なく直接伝えていきたい。
いよいよ定年という節目を前に、そんな思いが高まっていたんです。

その一方で、マイクロソフトはエンジニアは「自分で育つ」という文化が強い会社だと私は感じており、私の「育てたい」という思いとは少しミスマッチがありました。

アバナードのケイパビリティリードを務める前田さんやビジネス全般をリードする鈴木さんと話をした際、「ぜひ後進を育てる役割を担って欲しい」というお話をいただき、アバナードにやってきました。

――現在はアバナードでどのような仕事をされているのですか?

荒井:つい先日まで、2021年入社の新入社員に対して2ヶ月間の研修の講師をしていました。まさに私がやりたいと思う仕事です。
並行して、いくつかのプロジェクトに参画し、お客様のプロジェクト支援もしています。


マイクロソフトと同じレベルでテクノロジーに向き合える会社へ

――野村さんは荒井さんよりも長くマイクロソフトにいらっしゃったんですよね。

野村 一行(以下、野村):私は、まだWindowsが95だった時代、OSを16ビットから32ビットへと移管していくタイミングから、テクニカルエバンジェリストとしてマイクロソフトにジョインしています。

それ以降は基本的に、新しいマイクロソフトテクノロジーが出てきたら、それに対応するアプリケーションに移行してもらえるよう、エバンジェリストあるいはプリセールスエンジニアの役割を担っていました。

野村 一行(のむら かずゆき)/エンタープライズ テクノロジー アーキテクチャ グループマネジャー
日本マイクロソフト社に25年ほど在籍し、長きにわたりテクニカルエバンジェリストとして開発者に向けてマイクロソフトプラットフォーム新技術を啓発。直近4年ほどはクラウドソリューションアーキテクトとして、ISVのアプリケーションにおけるAzure対応を支援。2021年1月にアバナード入社。監訳書として「プログラミング Windows Azure」「クラウドデザインパターン」などがある。

野村:Azureに関わり出したのは、まだコードネームだったころからです。
Red Dogというコードネームだったんですが、その頃から米国本社の開発者とやりとりをしながら、Azureの普及・啓発にも携わってきました。

書籍「プログラミング Windows Azure」監修にあたっては、ここにいらっしゃる荒井さんにも日詰さんにもご尽力いただきましたね。

――長年最前線でテクノロジーを牽引されてきた野村さんが、なぜ今アバナードにいらっしゃるのでしょうか?

野村:ちょうど組織編成が変わるタイミングで、次なる役割が見えてきたのですが、どうもそれにワクワクできなかったんです。でもマイクロソフトテクノロジーは好きですし、Azureも好きです。

今まで通りAzureにとことん向き合いながら、しかも同じレベルで向き合える環境を探した時、「最前線で推進している会社があったな」と。それがアバナードでした。

現在は、マイクロソフト技術の根本的な構成および設計「patterns & practices」の知識をもとに、アプリケーションアーキテクチャにおけるレビューやアドバイスを、プロジェクト横断的に実施しています。それとは別に、大企業や官公庁などの基幹情報システムに用いられるメインフレームのAzure移行やモダナイゼーションにも関わっています。


D365のビジネス展開を、広く深く追及できる唯一の場所へ

日詰 廣造(以下、日詰):荒井さんと野村さんは、マイクロソフトのなかでも特にコアなメンバーでいらしたお二人。お話を聞いていると、まさに「人にテクノロジーの歴史あり」ですね。

日詰 廣造(ひづめ こうぞう)/CRM グループマネジャー
日本マイクロソフト社では、西日本地区のビジネス立ち上げ、ビジネスプランニングマネージャー、開発テクノロジー推進本部長を歴任し、15年ほど在籍。その後、マイクロソフトテクノロジーを軸にハードメーカー、アプリケーションベンダーを渡り歩き、前職の日系SIerにおいては事業責任者として、Microsoft Dynamics 365の推進に従事。2020年12月にアバナード入社。

――その通りですね。日詰さんは、お二人よりも前にマイクロソフトを退職されていますが、その後アバナードに至るまでは、どのような道を歩んで来られたのですか?

日詰:私は1994年のマイクロソフト西日本地区のビジネス立ち上げで入社しました。当時はプラットフォームベンダーだったところからプラットフォームビジネスを展開していくというタイミングで、その推進を担っていました。

マイクロソフト退社後は、SIerなど複数社で事業推進及び責任者などをやってきましたが、いずれもマイクロソフトテクノロジーもしくはアプリケーションを軸に経験を積んできました。アバナードに入る前は日系のSIerで、業務用アプリケーションおよびプラットフォームのMicrosoft Dynamics 365(以下、D365)のビジネス展開をやっていたのですが、もっとこの領域を広く深くやっていきたいと考えアバナードに入社しました。

――広く深くとは、どういうことでしょうか?

CRM(顧客関係管理)とERP(企業資源計画)を統合したD365を扱う場合、一般的には、CRMに強い会社、もしくはERPに強い会社というように特化されてしまうんですね。全てをカバーするには企業の体力的な問題が関わってくる実情があります。実際に、前職で取り扱っていたのもCRM領域のみでした。

その一方で、D365はCRMやERPだけにとどまらない総合的なアプリケーションであることが魅力です。D365はどんどん領域を広げていて、財務・人材管理から販売・流通などの領域まで一元管理可能なビジネスアプリケーションに成長しています。今後もまだまだ可能性が拡がっていくD365をフル活用してDXを推し進めていきたい。

そう考えた時、それが可能な唯一の存在とも言えるのがアバナードでした。

現在は、CRMとERPを軸にビジネス推進しながら、かつて同僚だったマイクロソフトの方々ともまた一緒に仕事させてもらっています。

圧倒的な技術力、それを支えるカルチャー

ーーお三方はみなさん入社されて7ヶ月ほど。アバナードへの新鮮な印象を聞かせてください。

野村:アバナードは業界の中でも、知る人ぞ知る技術力の高い会社という外からの印象がありました。中に入ってみた今は、それを日々体感しているところです。

単純な知識だけではなく、実践経験に裏打ちされた深い技術力というのは目を見張るものがありますよ。

ーーマイクロソフトテクノロジーの最前線にいらした方がそうおっしゃるのは、説得力がありますね。

野村:たとえば、お客様のシステムに何か問題があった場合、仮説を立てて矢継ぎ早に検証して、その原因を突き止める。そのスピードが、圧倒的です。
これこそ、お客様とフェイシングし続けて、実践的に手を動かしているからこその賜物。正直、前職では経験したことのないスピード感です。

日詰:やはり、マイクロソフトテクノロジーおよびソリューション専業であるからこそですよね。それが他社との違いであり、圧倒的な強みだと思います。

マイクロソフトとの強いパートナーシップの上に、技術側の人間も、営業側の人間も密なコミュニケーションを取りながら連携できています。だからこそ、そのスピード感を持った技術提供ができるんだと、さまざまな会社を見てきたからこそ感じますね。

野村:プロジェクト進行や問題解決の場面では、そのコミュニケーションとともに、社員同士が助け合う文化と姿勢が隅々まで浸透しているのを感じますよね。

荒井:その文化の素晴らしさには、私もアバナードに入社して驚かされました。

ある日、社内SNSであるYammerを使って、日本のメンバー同士が日本語で質問のやりとりをしていたんです。その様子を見かけたグローバル社員が、わざわざ翻訳ツールを使って何について困っているのかを調べ、助言していたんです。それを見た時は本当にそれを実感しました。

一般的なグローバル企業の場合、「本国の言語に合わせて当然、英語は喋れて当然」というスタンスなので、わざわざ言語をまたいだサポートはしないですよね。言語が違うから「自分には関係ないこと」ではなく、言語が違っても「困ってる人を見かけたら助けたい」という姿勢そのものでした。
グローバル全体で助け合う文化が浸透している証拠だと思います。

臨機応変かつ、組織を横断して動けるのは非常に魅力的で、強さにつながっていると感じます。

次のステージを見据えて、アバナードに必要なもの

ーーグローバルレベルで助け合い、共に成長する環境がある一方で、アバナードが成長していくために改善すべき点はどこにあると感じますか?

野村:圧倒的な技術力や知見をもっと効率的にシェアできるようになると、より良くなると思いますね。

アバナードは数多くの実案件を通して、現場で使える貴重な知見を本当に多く持っているんですね。これはマイクロソフトにはないものです。
もちろんその知見を直接得た個人やプロジェクトメンバーはそれを蓄積して次に生かせるんですが、私みたいにアバナードに後からやってきた人間や別の部門からは、その情報にアクセスしにくい。せっかく持っているものを、生かし切れていないように感じます。

それを形式知化していくことは、これから必要ではないかと考えます。
実際に、そういった知見を部門横断的にシェアするための取り組みが始まっていて、私と荒井さんはそこにも参加しています。マイクロソフトのナレッジマネジメントの知見を生かしながら、スタディ共有の促進に貢献したいと思っています。

荒井:その形式知化が未熟な要因のひとつに、総合的な技術力を持つ人とそうでない人に二極化している側面もありそうです。

アバナードの仕事はお客様のプロジェクトありき、なところがあり、社員が目標達成できたと感じるのは、プロジェクトを完遂してお客さまがハッピーになった時なんですよね。

ところが、お客様をハッピーにさせるには、もうITの知識だけでは足りません。

例えば、お客様がやりたいことが法律的に適合するか判断できないといけないですし、その上でお客様の働き方自体も変えていかなければならない。非常に高度なスキルが求められます。それが本当の意味でのエンジニアです。

アバナードにはそういうエンジニアがたくさんいらっしゃいますが、若手の方はまだまだこれからだと感じます。

一つのプロジェクト完遂することで何かしらの学びがあり、学びがあると次に達成したい技術のゴールが一段上がります。プロジェクトを経るごとに変化するそのゴール設定を、細かくサポートしてあげれば、成長スピードが早まるのではないかと思います。そういった面でも何か貢献していきたいと思っているところです。

日詰:技術以外の側面からお話しすると、アバナードはまだまだ知名度が低いことが課題ではないでしょうか。
自分たちが持つ素晴らしい技術力を信じて、マイクロソフトをもっと活用して、アバナードだからできる仕事を独自に進めていきたいですよね。

それには、私たちのようなマイクロソフトテクノロジーを信じている人をどんどんリクルートして、自分たちのやりたいことを実現させてしていくしかない。その土俵が今のアバナードには、ある。ビジネスサイドにいる私としても、そこに貢献していきたいですね。

有り難いことに、荒井さんや野村さんのような方々がいらしてくれるので、技術的に心配するようなことは何もありません。前進するのみです。

来たれ、マイクロソフトギーク達よ

ーー最後に、今後の展望とともに、アバナードに興味を持ってくれている方々にメッセージをお願いします。

野村:テクノロジーに関わる面白さというのは、自分のアドバイスやアイデアが反映されたアーキテクチャが、巡り巡ってサービスに反映され、お客様の先進事例に貢献できるということにあります。私自身、やはりそこに非常にやりがいを感じていましたので、長年マイクロソフトにいました。
アバナードは新たなテクノロジーを積極的にお客様のビジネスのために提案する会社なので、マイクロソフトでの経験をここで、もっと生かしたい、生かせると思います。

今後も積極的にお客様のビジネス支援をしながら、技術者として同じ思いを持つ者同士、テクノロジー活用をどんどんシェアしていけたらいいですね。

日詰:DXが盛んに叫ばれる中で、ビジネスへのITの可能性は計り知れません。

野村さんがおっしゃるように、クライアント企業の未来に貢献できることは、エンジニアの醍醐味です。

ほとんどの企業が何かしらのITをすでに活用している時代ですから、その中で将来をどう見据え、どうテクノロジーを活用し、ビジネスをつくっていくかが求められてきます。

マイクロソフトテクノロジーを基盤に活動する企業が日本には非常に多いですから、貢献できる幅は圧倒的に広い。マイクロソフトテクノロジーを追求したい人、それを活用してやりたいことを追求したい人は、ビジネスを作っていきたい人は、ぜひともアバナードに集まっていただきたいですね。

荒井:アバナードは技術に特化した場所ですから、技術が好きな人。そして技術を使って誰かを幸せにしたいと考える人。この2つを持っている方はきっとアバナードで活躍できます。

今回新入社員研修をしていて感じたのが、その素養のある方が数多く入社しています。そういう方にはより高みを目指して欲しいですし、彼らの成長は日本のIT業界全体から見ても確実にプラスになるんです。

私としては着実に成長できる土台とそのサポート体制を整えていきたいですし、これまでの経験を余すところなく後進に伝えていきたいので、安心してアバナードにいらしていただきたいですね。

▲オンラインインタビューの一コマ[ 左:日詰、中央:野村、右:荒井 ]

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