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社会をより早く、より大きく変えるために。 一つひとつの意思決定にかける思い。

林田 智樹(はやしだ・ともき)早稲田大学表現工学科にてCG・VFX等の映像技術、画像処理、認知心理学やメディア論などをつまみ食い的に学ぶ。2015年にリクルートにUXデザイナーとして入社。就活生のエクスペリエンス向上に尽力。atama plusのプロダクトの持つ確かな価値と無限の可能性に魅力を感じて2017年10月にジョイン。夢は、子どもたちが「atama+ばっかりやってないでさっさと寝なさい!!」って怒られるくらい夢中で学習している未来を作ること。

笑っちゃうくらい壮大な夢を、一緒に実現しようと決めた

atama plusに興味を持ったきっかけは、新卒で入社したリクルート同期のエンジニアが創業直後のatama plusという会社に転職したらしい、と聞いたことでした。開発スキルはもちろん、優秀で面白いなと思って尊敬していたんです。本人も見ると思うと恥ずかしいですね(笑)。

だからちょっと話を聞いてみようかなと。最初はそのくらいの気持ちでした。教育にも興味はあったんですが、僕の一番の関心は「テクノロジーを使って世の中に大きなインパクトを出すこと」で、それと教育が自分の中であまり結びついていなかったんです。

最初にプロダクトを見た時に「これは面白い!」と感じました。「わかる子は、おどろくほど先へ。わからない子は、つまずいた根本の理由から。」というatama+のコンセプトは、単に黒板で行う授業や紙の教材を置きかえるということではなく、学びのあり方を変えていける可能性を感じたんです。

さらにワクワクしたのは代表の稲田さんと話したとき。
「この150年間で馬車は自動車になり、黒電話はスマートフォンになった。でも黒板を前に生徒に語りかける教育の姿は150年前からほとんど変わっていない。僕はその景色をガラッと変えてしまいたい。そうして世界中の子どもたちが自分に合った教育を受けられ、その先に自分の人生を楽しむための、社会でいきる力を身に付けられるようにしたいんだ。」

壮大過ぎて思わず笑っちゃいそうになりました。今でこそ、少しずつ現実味を帯びてきていますが、当時は歩くスペースも無いほどぎゅうぎゅう詰めのオフィスに、両手で数えられるだけのメンバーしかいない会社です。

でも、そんなことを真剣に話す稲田さんと当時のメンバーを見て、どういうわけか信じてしまったんです。この人たちだったら本当にやってのけてしまうんじゃないかって。それで、僕もその壮大な夢を一緒に実現しようと決めました。

UXデザイナーからプロダクトオーナーへ、新しいチャレンジ

UXデザイナーからプロダクトオーナーへ、新しいチャレンジ

入社時はUXデザイナーという役割でした。といっても、創業間もないスタートアップで肩書なんてあってないようなもの。とにかく自分にできることは何でもやりました。

生徒の気持ちに寄り添うこと、塾の教室で何が起きていのかを知ること。そこから課題を見出し、必要とされる機能を検討し、デザインに落とし込んでいくこと。実装以外のことはだいたいやっていました。
「生徒の気持ち」といえば、生まれて初めてセンター試験を受けてみたりもしました。実は僕、推薦で大学に入ったので大学受験を経験していなかったんです。受験生の気持ちを知るために、半年くらい結構真面目に勉強してみました。結果は言えません(笑)。

転機が訪れたのは入社して2年ちょっと経った頃。社員数も気づけば50名を超え、開発組織も大きくなっていました。また、当時プロダクトオーナーだったメンバーがスクラムマスターになり、新たに3人のプロダクトオーナーが必要だという状況でした。そんな中で、僕もその3人のうちの1人として名前が上がったというわけです。2020年1月のことでした。

塾と協働してサービスを提供することのやりがいと難しさ

atama plusのサービスはプロダクト単体で生徒に提供するのではなく、塾の授業や先生のサポートとセットで生徒に価値を届けています。このような形を取っているのは、大きく2つの理由があります。

一つはプロダクトだけでは実現できない価値を提供するため。例えば、生徒の学習に対するモチベーションはプロダクトだけで向上させることは難しいですが、塾の先生が支援することで多くの生徒が前向きに取り組めるようになります。もう一つは、早くたくさんの生徒に届けるためです。塾に通っている中高生は全体の50%。塾さんと協働することで、この50%に早くサービスを届けることができます。

このように、塾と協働してサービスを提供することで、社会をより早く、より大きく変えていけると考えています。一方で、プロダクトオーナーとしては難しい点もあります。

プロダクトオーナーは、生徒の学習体験上の課題はもちろん、塾の事業課題、教室での運用上の課題までを理解。そして、プロダクトが貢献できる部分を見極めた上で、課題を抽出し、優先度を決め、開発チームと一緒に課題解決に取り組みます。一つひとつの意思決定で、塾で利用されるか、生徒の学習体験がどう変わるか、が決まる。影響範囲が大きく、やりがいとともに責任の重みを感じます。

例えば、現在取り組んでいる、中学生向けの英単語機能の改善。英語力の基礎を担うのは主に文法と単語で、特に英語を学び始めて間もない中学生にとって、英単語を学ぶことは重要です。atama+では英単語プロダクトも提供していますが、「英単語を覚える」学習は生徒の自己管理に頼っていて、塾と一緒に生徒を支援できるサービスになっていませんでした。


こうした課題を解決する開発方針を決めるにあたっても、プロダクトオーナーは、あらゆる観点をもって意思決定しなければなりません。例えば、「塾」の授業運営を支援する機能から作るのか、それとも「生徒」の学習体験を向上させる機能を作るのか。それを、いつまでにリリースするのか。アジャイルに開発したいというのはあるものの、塾が新しいサービスを始めるタイミングは、基本的に新学期前の3月か、夏休み明けの9月なので、いずれかに合わせて実装する必要があるんです。

当初は4月に検討を始めて、9月に塾・生徒向けの機能をリリースできると見込んでいました。しかし、課題を整理していくと、やりたいこと全てを9月までに実装するには間に合わなそうだとみえてきて。優先度を決めて、まず9月までは塾向けの機能開発に特化するという意思決定をしたんです。

日々のこのような意思決定は、ビジネスチーム、コンテンツチーム、アルゴリズム開発チームなど、多くのチームや事業進捗への影響がとても大きい。難易度の高いことにチャレンジしているなという実感がありますね。

「生徒が本当の学力をつけること」から逃げない覚悟

「わからない子は、つまずいた根本の理由から。」というatama+のコンセプトは、生徒にとっては、できないまま放置していた課題に向き合わないといけない瞬間があり、苦しい経験を伴うこともあります。そこで挫折してしまう生徒もいる。そんな生徒をサポートする先生の負担も大きいため、「根本原因が解決してなくても、先に進めるようにしてほしい。」という声が出ることもありました。

それはプロダクトのコンセプトに反すること。でも、根本的に問題を解決する方法は今はまだ見えておらず、実現には多くのリソースと長い時間がかかります。塾の先生の負担が大きすぎると、atama+が使われなくなる可能性もある。真剣に悩みましたね。

そんな時、ビジネスチームと議論をしている中で、「生徒が本当の学力をつけること」から逃げない覚悟を感じたんです。難しいからといって諦めることは少しも考えず、塾さんと協働して負担を下げるオペレーション設計に全力で取り組んでいたんです。

プロダクトチームがやるべきことは、この課題を解決する改善を早く生み出し続けることだ、と心を決めました。一般的には、ビジネスチームから「塾の困りごとを解決するためにプロダクトコンセプトを変えてほしい」という声が出てもおかしくないと思うんです。それが、逆に背中を押されるなんて、本当に心強い組織だなって思いました。プロダクトチームとして絶対に課題を解決するプロダクトを生み出そうって思いますよね。

「世界中の子どもたちが自分に合った教育を受けられ、その先に自分の人生を楽しむための、社会でいきる力を身に付けられる」というのはまだまだ壮大な”夢”ですが、その実現にむけ、これからも一歩ずつ進んでいこうと思います。


◆ atama plusについてもっと知りたい方はこちら! atama plusのすべてがわかる11のイベント

その4:転職直後のエンジニアが、初めて機能リリースするまでの話

その5 :13,000件以上の現場フィードバック?!新しい学習体験を探求し続けるUXデザイナーの仕事

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